パリッコさんとスズキナオさんによる酒飲みユニット「酒の穴」。彼らの関連本3冊の発売を記念し、今野亜美さん、マリアンヌ東雲さん(キノコホテル)、ラズウェル細木さんといった豪華ゲストを迎えてのトークイベント&大宴会「めばえ」が5月22日LOFT9 Shibuyaにて開催された。

パリッコ&酒の穴 関連本三冊発売記念 大宴会「めばえ」が豪華ゲストを迎え開催された

まずはパリッコさんとスズキナオさんが登壇、左右に分かれてセンターにゲストを迎える趣向。この日は亀甲宮焼酎、通称〈キンミヤ焼酎〉にサポートしていただけることとなり、キンミヤ焼酎をベースにしたドリンクメニューも交え、大宴会の様相を呈してきた。壇上の二人も含め、控え室ではすでにキンミヤのボトルが振る舞われ、1本を空けてしまったかも──というところで、イベントはスタート。


写真左よりパリッコ、ススキナオ

パリッコ(以下パリ):じゃあまず乾杯をして本番を始めましょう、カンパイ!
スズキナオ(以下ナオ):カンパ〜イ。
パリ:じゃあ最初のゲストです。〈飲んべえアイドル〉今野亜美さん!(場内大拍手)。よろしくお願いします。
今野亜美(以下亜美):こんばんは──といっても1時間以上裏で飲んでました(笑)。大阪の天満では朝9時から飲めるという情報をラズウェル(細木)先生が話されていて。
パリ:天満で一番早く飲めるのが「但馬屋」で、そこで出しているのがこの「キムチ天」です(但馬屋レシピに準拠して作られたツマミ)。
亜美:おいしそう、後でいただきます。

今野亜美

パリ:今野さんは「晩酌百景」に登場していただいて。
亜美:「しょうちゅうざんまい」さんで取材。近くで学生さんがコンパか何かしてましたね。
パリ:珍しかったですね。「しょうちゅうざんまい」は池袋の美久仁小路にある昔ながらの建物を改装した焼酎飲み放題の店で、結構自由度が高いんですよ。
亜美:いろいろ持ち込んで飲めるし。
パリ:そこを知ってる学生たちがコンパしてて。
亜美:結構上級者な感じしましたよね(笑)。あの対談のときも自分の〈飲み情報〉を聞いていただきました。元々〈居酒屋1000円の旅〉──散歩して直感で店に入って飲んで帰る──というのをブログで書き始めたんです。そうしたら、あまりネットに載ってない居酒屋さんが多くて、好きな人には喜んで貰えるけど、名店とかとはちょっと違うジャンルなので、これはあまり仕事向きではないなと(笑)。
パリ:アイドルの仕事としては。
亜美:だから、初めて喜んで聞いてもらえたのがパリッコさんだったんです。
ナオ:パリッコさんは知らない店の話とか、そういうことに興味を持つ人で。
亜美:そこで話した、〈酒場で知らないおばちゃんが、酔っぱらった勢いで私の手に乳液を塗りたくってきた話〉──それが私の酒場デビュー、酒場にハマったきっかけの出来事なんです。
パリ:手に乳液を塗りたくられて酒場巡りが始まった。
亜美:酒場ってこういう刺激的なスポットなんだと教えてもらったのがその大井町にある店、でも久々に行ったらママさんが変わって奇麗になっていて。前は一見さんが入るにはきつかったんですけど。でも、ママさんは“ふだんはもっと変な人がいっぱい来ててね”って。
パリ:必死だ(笑)。
ナオ:どっちなの(笑)。“ゴメンね今日は普通で”って。
亜美:久々に行くと、そういうのもエモい……変わっちゃたんだ……って。人に会いに行くのが居酒屋的な意味で私の中では大きいので。通うことによって面白いことに出会うんだなと。
パリ:「酒場っ子」に書いたんですけど、練馬に肉料理が美味しい居酒屋さんがあってずっと通ってて、これが去年か一昨年に急に店主が変わってしまって……スゴい信用してた店だったのに。聞いた話だと、今、焼き場は高校生が担当してるらしいです。
亜美:エモい(笑)。
ナオ:でも、焼き場をいきなり担当なんて、エリート高校生ですね。すごい人材に育つかも。
パリ:そう、そうかもしれない。年配の店主だと、あと何回行けるのかな、とか思って。
亜美:1回でも行った店のママさんがお年だと、身内感が生まれるというか人ごとじゃなくなっちゃう。浅草地下商店街っていうちょっと古い商店街で…。
パリ:浅草焼きそば「福ちゃん」!
亜美:そうそう、そのお店もあるノスタルジックな商店街で、個人的にツボなポイントです。そこに「たんぼ」さんっていう古い居酒屋があって、女将さんが80歳で、昔行ったときは元気にやってらしたんですけど、先日久しぶりに行ったら、もう机に座っちゃってて……。お元気だったんですけど、大丈夫かなあと思ったり。

パリッコ

パリ:今野さんはなんで、そんなに酒場へ行くんですか?
ナオ:難関そうな店にガンガン行ってらっしゃるし。
パリ:この若さで。
亜美:学生の頃はチェーンの「金の蔵」とかに行ってたんですけどね。入りづらいお店に初めて行ったのは、ブログを書き始めた頃です。大井町で乳液を塗られたり(笑)とか、普通には出会えない人とフラットに出会える非現実的な感じが面白くて、飲み屋さんに行きます。私は野毛という場所が好きで。そこにある「福田フライ」さん、通称FF(笑)によく行くんです。
パリ:え、そんな呼ばれ方してるの? 知らなかった。
ナオ:ファイナル・ファンタジーとはスゴいギャップですね。
亜美:揚げ物のお店なんですけど、そこで私のブログを見ているという方が話しかけてくださって。その方は私のイベント『スナック亜美』にはいらっしゃったことがなかったそうなんですけど、なんと、先日阿佐ヶ谷でやった『スナック亜美』に来てくださって。
パリ:草の根活動(笑)。知らない人と出会うのが酒場の醍醐味です。
亜美:学校や会社以外で、そういうつながりを作りたいとき、酒場は結構いいかなと思います。
ナオ:面倒──って思うことはないですか?
亜美:う〜〜ん、基本はないですね。逆に、“女が一人で来て”って方は面倒って思うかも。
パリ:店がざわつかないですか? 奢るよ、とかナンパされたり?
ナオ:初めての店に入ったとき、常連さんがジロっと一斉にこっち向いたり。
パリ:うちらだったら〈ジロッ……な〜んだ〉って元に戻るけど、おじさんたちは、亜美さんは神々し過ぎて直視できない。
亜美:東京とかで飲み屋巡りをするときは、お客さんの方から声をかけてくるってことはあまりないんですけど、大阪に行ったときには感動しました。大阪はコミュ力高過ぎで最高なんです。東京だとブログ用とかに写真を撮るときも、周りを写さないように気をつけるんですけど、大阪だと、むしろ“写してくれ”と。“自撮りするんだったらオレが写してやるよ”って。
パリ:みんな協力してくれる。
亜美:その方の顔越しに私が写る──みたいな。
パリ:しつこくなくて、撮り終わったら、“じゃ、楽しんでな”っていうのはいいですよね。
ナオ:ガーンって来るけど、面倒なことはない。
亜美:飲み慣れていらっしゃる、粋な感じでカッコいいなと思いました。
ナオ:大阪はどこら辺で飲まれたんですか?
亜美:天満で。
ナオ:僕は今、大阪に住んでて、天満の隣駅です。
亜美:サイコーじゃないですか。いいですね、羨ましい。
パリ:でっかい商店街、飲み屋街があって、昼間から開いてる名酒場がたくさんあって。
亜美:駅を出た瞬間に赤ちょうちん──みたいなところで、朝酒も飲める。
ナオ:さっきの但馬屋さんは9時からやってますし、10時、11時と徐々に開いていきます。

スズキナオ

亜美:このあいだ「銀座屋」さんに行きました。
パリ:「銀座屋」って結構ハードコアで、写真撮れないですよね。
亜美:去年一度目に行ったときは、おじちゃんが撮ってくださって。
ナオ:みんながいいのなら、いいのかも。
パリ:うちらはダメなんだよ(笑)。
亜美:あとは新世界の方にある「酒の穴」に、大阪のおじちゃんに薦められて行きました。新世界って結構観光客の方が多いんですけど、ここは裏道の方にあって、全体的に100円〜200円台のツマミで1,000円以内でべろべろになれる居酒屋さん。入った瞬間によく関係性のわからないおじちゃんとおばちゃんが、入り口付近でイチャイチャしながら飲んでたりして、私もあやうく巻き込まれそうになりましたけど(笑)。
ナオ:「酒の穴」はちょっと入りづらさもあるじゃないですか。
パリ:入りづらいっていえば、野毛に「魂屋(そーるや)」って店があって、そこの外観がスゴくてカオスってるんです。マネキンとかぐちゃぐちゃに飾ってあって。
亜美:趣味丸出しの。
パリ:そこに亜美さんが行ったとブログに書いてあって。オレも行ったんですけど5分くらい入り口で躊躇してました。
亜美:初めはたしかにそうでした。でも今はスゴいお世話になってます。店主の方がももいろクローバーZさんのファンなんです。私が元々、清 竜人25というアイドル・グループで活動してたので、そのライヴ映像とかを録画して店でかけてくれて。
ナオ:もう、すごい馴染みというか。
パリ:普通、誰も入らなさそうな店なんですけど、そういう付き合いをされてる──ヤバイですね、ヤバい酒飲みですね。
亜美:今、これでちょっとお仕事とかさせてもらえるようになったので、むしろ皆が知ってるようなお店をちゃんと知っておかないとな、と思って。ずっと行きたいって言ってて行けてないのが、稲田堤にある「たぬきや」さん。
パリ:「たぬきや」、行っといた方がいいっすよね。
ナオ:この前、「たぬきや」がもうすぐ閉まっちゃうっていうデマが飛び交って。結果ウソだったんですけど。
パリ:「たぬきや」って稲田堤の多摩川の側にある掘っ立て小屋みたいな茶屋なんですけど、ネットにそういう話が載ったんです。
亜美:ええ〜、なんでだろ。
パリ:ちょうどそのときに「たぬきや」で飲んでる人がいて、女将さんに聞いてもらったら、“ウソだよ”ってことで。
亜美:お二人が〈チェアリング〉って言って、どこでも飲めるように椅子を持ち歩くっていうのをやってらっしゃるじゃないですか。あれ、いいなと思って。
パリ:キャンプで使う椅子を持ち歩いて、気に入った公園とかに置いて酒を飲む。
ナオ:「たぬきや」なんかも店の外に椅子があって、店のアウトラインがわからないんです。
パリ:だから〈チェアリング〉で、どこまで「たぬきや」かなって、すこしづつ椅子を遠くに置いて(笑)
亜美:それ、いいですね、どこまで認められるか(笑)。

この後、〈地酒の産地の土を食いながら、その地酒を飲むというペアリング〉の話になり、亜美さんは“もしそういう機会があれば、絶対に参加したい”と宣言。さらに亜美さんが個人的にハマっている「横浜橋商店街」や贔屓の野毛エリアの「60Hz」や桜木町「ぴおシティ 地下2階」、行ってみたい西川口エリアなどの飲み屋話に花が咲いた。パリッコさん曰く〈天性の酒場運〉を持っている亜美さん、“困ったら酒場に行けば、なんとかなります。入りづらいところに入った方が得るものは大きいかも”の名言を残して担当コーナーを終了。亜美さんはそのまま居残る形で、マリアンヌ東雲さん(キノコホテル)の登場となった。

マリアンヌ東雲

亜美:ご一緒させていただきます。
マリアンヌ東雲(キノコホテル:以下マリアンヌ):とんでもない、よろしくお願いいたします。これ、ゲストがどんどん増えていく形がいいんじゃないかなと思うんですが。
パリ:最終的に楽屋と同じになって。
マリアンヌ:開演前に、打ち上げならぬ討ち入りが始まっておりましたからね、なんと頼もしいのだと(笑)。
ナオ:わりと飲まれてます?
マリアンヌ:まあ、それなりに(笑)。ラズウェル先生と、酒飲みから見た日本の未来についてお話しさせていただいて頂いて居ました(笑)。でね、パリッコさんとナオさんって、私が思うに〈中学校の、決して女子からは注目されない、教室の隅っこで趣味の話だけで盛り上がってる、モテとか一切気にしないマニアックな男子グループ〉の雰囲気で、なんだかノスタルジーを感じるんです。「飲み部」と言った感じで。だいたい男性で酒好きな方って、個人的にはやたら熱量が高くて暑苦しいイメージなんですけど、このお二人はただ淡々と、酒場でいい女に出会いたいなんていうチャラくさい欲求なんて微塵も抱かずに粛々と飲んでいる──(笑)、硬派な大人のクラブ活動みたいな感じで、私、すごくシンパシーを覚えるんです。ナオさんとは初対面なんですけどね、お二人の本を拝読してそう感じたの。
パリ:光栄です、評価していただいて……っていうのも変ですが(笑)。で、ここでマリアンヌさんに一杯ご馳走しましょうよ(場内から手が挙がる)。じゃ、あらためて皆さんでカンパイしましょう。
マリアンヌ:本日はありがとうございます、じゃ。
全員:カンパ〜イ。
ナオ:マリアンヌさんとパリッコさんは『晩酌百景』の対談のときが初めてなんですか?
パリ:いや、そうじゃなくて、あの…。
マリアンヌ:あら、聞かせてちょうだい。
パリ:恐縮です。僕はキノコホテルのファンで、今野さんもそうだって話で。
亜美:昔、キノコホテルさんが出演されるオールナイト・ライヴを見に行ったんです。だからステージの上にいらっしゃった方とこうやってお酒の場で一緒になれるなんて光栄過ぎて、さっきそのことをお話しさせていただきました。
パリ:“すいません、わたし、エモくなっちゃってるんですけど……”って。
マリアンヌ:しかも彼女が来てくれたのが、渋谷のマウントレーニアホールで行われている『真夜中のヘヴィロック・パーティ』っていう、本当にヒマで物好きなロックキ●ガイの親父が大音量を浴びながら寝る──という趣きのイベントで、灰野敬二さんとか非常階段が常連なので、とにかくノイジーなわけです。そこにまさかの今野さんが来てたっていうのが──だってこんな可愛い子がいたら浮きますもん。でもそれを知って驚愕してしまい、楽屋でウレシ飲みに興じていたらかなり(酒が)進んでしまいまして。マネージャーには、“良い出来事もイヤな出来事も、すべて酒を飲むための理由にして正当化しすぎ”と言われるんだけど、何が悪いのよ、と。お酒がなかったら、今、生きてると思いますか?(全員爆笑)。そう思うんですけどね。で、結果〈自己責任〉を問われるピリピリ感がいいんですよね、自分の本質を問われる部分、自分を試されているような……私としてはそこからが好きなんです。お酒っていうのは私にとってそういう鏡のような存在なんですよ。
ナオ:で、話は戻ってお二人の出会いの話なんですけど。
パリ:『晩酌百景』のインタビューでお会いしたときに、マリアンヌさんからいきなり“パリッコさんって音楽やってるよね?”って言われて、遥か昔に僕が作ったCD-RみたいなCDを持ってたって言うんです。
マリアンヌ:そうです。〈渡る世間は鬼ばかり〉のテーマソングをサンプリングしたり好き放題やり放題なCDを出されていたのよね、あれ、ディスクユニオンで再発して頂きたいと個人的に思っていて。で、そのCDを私が若かりし頃に吉祥寺のトチ狂ったお店で手に入れたわけなんですが、その後長い年月の中で紛失してしまって。数年前にパリッコさんをネットで調べてメール・アドレスを突き止めて、あのCDをもう一度聴きたいので是非再発して下さいっていうメールをお送りしたんです。でもシカトされたの!(笑)。
パリ:……それってすごいうれしいメールなんですけど、たぶん迷惑メールに振り分けられて……。
マリアンヌ:イヤな世の中になったわよね〜、ファンの声が迷惑メールに入るなんて。
パリ:その後4〜5年して、マリアンヌさんには普段の仕事でインタビューしてるんです、“どうも、小林です”って。
マリアンヌ:小林さんじゃ分からない! そこで正体を明かして下さったら、私ももっと早く飲み部の存在を知れたのに(笑)。
パリ:(笑)で、昨年末『晩酌百景』の取材でお会いしたらマリアンヌさんがそうおっしゃられて。だから、すごく長い歴史なんですよ。
ナオ:ちなみにそのCDは何年くらい前に?
パリ:10年くらい……。
マリアンヌ:10年じゃきかないですよ、20年くらい。
パリ:17年くらい前。で、そういう紆余曲折があり、その後「晩酌百景」のデザイナーさんが紹介してくださったということです。本が出てからプチ打ち上げで飲みに行ったときに、そのCD『羅刹トラックス』の話になって、後で盤を焼き直してジャケットをコピーしてお渡ししました。
ナオ:いい話ですね、お酒が縁で巡ってきた話。
マリアンヌ:パリッコさんの音楽は青春の1ページでしたから。
パリ:そのCD、全然よくないんですよ、変わった音楽で。
マリアンヌ:私はよかったと思っております。

ここでマリアンヌさんが持ち込んだ南アフリカ土産のインパラのパテの缶詰をつまみながら、ゲテ物系の話題に移行。

マリアンヌ:やたら海外に行ってる方から戴いた物なので──臆することなかれ! 美味しいと思います、インパラだもの。
亜美:不思議、コンビーフより濃厚で。オツマミとして最高ですね。
ナオ:美味しいです、メチャメチャ。
パリ:インパラを軍艦巻きにしたのが、急にはま寿司で流れてきたりして(笑)。
ナオ:こういう珍味は臆することなく食べられるんですか、マリアンヌさんは。
マリアンヌ:普通の人はこれ嫌がるんだけど、なんて言われるとむしろ果敢に挑戦するタイプです。イナゴでもコウモリでも食べますよ、ここではこれを食べるのがルールなんです、と言われたら逆らう理由もないですし。
亜美:沖縄でヤギのタマを食べさせるところがあって。
マリアンヌ:ヤギのキ●タマ美味しいわよねえ。その店は私も行ったんですけど、その日仕入れたヤギがオスかメスかでメニューが変わるんです。オスが入ったらキ●タマも出すと。
パリ:ナオさんと一緒に行ったときはオスが入ってなくて食べられなかったんですけど、キ●タマってどんな味がするんですか?
マリアンヌ:キ●タマはキ●タマの味ですね。牛の睾丸になると少し食感が違ったりしますけど──上手く言えないんですけど、独特のキ●タマの味がして。でも食べるとわかると思うんです。
パリ:牛のもヤギのもキ●タマは一緒の味がする。
マリアンヌ:口に広がる若干の苦みといいますか──睾丸共通の味ってあると思います。ヒトのも同じなんじゃないかと思いますね。1回食べると味がインプットされるから。じゃ、今度睾丸食べに行きましょう。タマ飲み。食べたらそこで──これは一生食することはないと思うけど──ヒトの睾丸に思いを馳せて。
亜美:いらない、いらない(笑)。
パリ:なんか、スゴい流れになってますね……。
マリアンヌ:だって、ヤギや牛のキ●タマって、もうシメられた後の物なので、食べてあげないと可哀想じゃない。でもそういう同情心抜きにして、〈知らない味を知りたい〉っていう欲求はありますよね。

このあとも睾丸の話題は続き、『マリアンヌ ゲテモノ世界紀行』といったテレビ番組企画などの話題も含め、マリアンヌさんと亜美さん意気投合、ハイテンションな盛り上がりの中で一旦休憩に。休憩明けはラズウェル細木さんが登場。スクリーンに映し出されたツマミや居酒屋の写真を見ながらのトークとなった。

パリ:みなさんもうグチャグチャに盛り上がってて、ラズ先生も楽屋で一人で寂しかったのではないかと。
ナオ:そろそろお呼びして。
パリ:実は、僕、今日は全然読めてなくて。ゲストの方それぞれが初対面だったので、もし嫌い合ってたらどうしようかと思ったんですけど、メチャメチャ意気投合してるので全員呼んじゃいましょうか、皆様〜〜〜。

ラズウェル細木

拍手の中、誰も出て来ず、ようやくラズウェル細木さんが登場。“二人は後で来てくれると思います“というパリッコさんの判断で、まずはラズウェルさんを交えてのトークがスタート。

パリ:マリアンヌさんと亜美さんはスッゲー仲良くなってますね。
ラズウェル細木(以下ラズウェル:どうもこんにちは(場内拍手)。コーガンの話は聞いてると、痛くなってきます(笑)。
パリ:いやぁ、こちらがあの「酒のほそ道」のラズウェル細木先生。
ラズウェル:いえいえ。期待に応えられない外見ですみません(笑)。最近多少テレビとかに出させていただいてるので、皆さんわかってらっしゃると思いますが、昔は「美味しんぼ」の海原雄山みたいなイメージを抱かれてまして(場内爆笑)。以前、元柔道金メダリストの石井(慧)選手と大塚の「串駒」で初めてお会いすることになったとき。当時、串駒のマスターが総髪で羽織を着てもの凄い雰囲気のある方だったので、石井選手は“この人がラズウェル先生に違いない“と土産に持ってきたお酒を、どうぞと渡してしまったんです。その後こんな風体のヤツが、“ラズウェル細木です〜“って現れたもんだから、すごいがっかりさせてしまって。
パリ:いや、我々はありがたいことに一緒に飲ませていただく機会があって、酒飲みとしてはこれ以上ない幸せですね。
ラズウェル:光栄なことに一緒に飲みたいって言われるんですけど、そういうときに言うんですよ、“一緒に飲んでも面白くないよ“って。
パリ:いやいや、今日はもう聞きたいことがたくさんあるんですけど、まず京王デパートで毎年1月頃2週間に渡って開催される「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」。それに関するトークイベントに僕もラズ先生も出てたんですけど、楽屋で僕や他のライターさんが飲みながら待ってたらラズ先生がすっごい怖い顔で現れたんです。あ、こんなに機嫌が悪いのは仕事で何かトラブルがあったのかな、珍しいなぁ……って思って。そうしたら少しずつウーロンハイを飲み始めて、15分くらい経ってから“やっと調子出てきた──今日のために駅弁食べ過ぎた”って(場内爆笑)。
ラズウェル:始まった頃はうれしくって食べるんだけど、だんだん辛くなってくるんだよね。前の日に買ったのを朝食べて、出かけて行ってお昼に食べて夜食べて──。
ナオ:全部駅弁じゃないですか。
ラズウェル:駅弁の特徴として、温かくないんですよ、だから温かいものが食べたくなる。
パリ:レンジでチンはしない?
ラズウェル:物によってはちょっと。でも駅弁は元々列車の中で食べるもので、冷たくても美味しくないとダメなんですよ。でも、新宿の大ガードで生活してるホームレスのおじさんが温かい牛丼を食べてるのを見たときは、本当に美味しそうで……。だから駅弁大会が終わると喜んでカレーやラーメンを食べるんです。それくらい苦行で(笑)、駅弁、弁当というものが嫌いになる。
パリ:その1週間目くらいのときにイベントがあって、一番嫌ってた時期でした。
ナオ:出席された方に、晩に何個か駅弁を食べるって聞きました。
パリ:あの世界はスゴいですよ、付いていけない。
ラズウェル:でも、ツマミとして駅弁はいいんですよ。
パリ:お酒も進むし。
ラズウェル:駅弁のご飯はみんなツマミになるんです、シュウマイ弁当のご飯がいい見本だし、駅弁は結構酢飯も多いのでツマミにいいんです。で、今日は駅弁の話じゃなくて。
パリ:ラズ先生には『晩酌百景』に登場してもらいましたが、今日はいっぱい写真が送られてきました。
ラズウェル:最近のブームで、これはナルトです。ナルトって薄く切ったのがラーメンに入ってますが、我々バカな食いしん坊の仲間でナルトだけを貪り食べたいという人がいて。これは僕が考案した「ナルトの串焼き」です。ナルトを分厚く切って串刺しにして、魚焼きグリルでコンガリ焼くんです。美味しいんですよ、これが。ラーメンに乗ってるように、あんなに薄く切っちゃナルトの真価はわかりません!
パリ:味はついてるんですか?
ラズウェル:ちょっと塩が入ってて、かまぼこの親戚なんで、醤油をかけてもいいですけど、このまま食べられます。で、(次の写真を見ながら)ナルトをプッシュしてくれたヒトたちの中で、僕が〈ナルト先輩〉って呼んでる女性のお薦めの一品「ナルト・バター焼き」です。フライパンで軽く焼き目がつくまで焼いて、焼き上がったところにバターを落として、黒胡椒を挽いたのを振るんですけど、これが無茶苦茶美味しくて。〈ナルト先輩〉はナルトについて聞くと、色んなことを教えてくれます。
 (次の写真を見ながら)これはまたジャンルが変わりまして、「シューマイの卵とじ」です。晩酌をしてて冷蔵庫に余ってるもので何か作るときって、卵でとじるとちょっとリッチな一品になるんです。これは普通のシューマイをザクザク切って麺つゆを薄めたもので軽く煮て、タマネギかネギがあれば入れて卵を溶いたものをザッとかけ回してとじたものです。
ナオ:美味しそうですね。
ラズウェル:美味しいです、卵でとじるとたいていの物は美味しくなる(笑)。カキフライとかも美味しいです。居酒屋で有名なのは「カツ煮卵とじ」で、それを定番として、カツの代わりに色んな物をとじてみると非常にお手軽に美味しいツマミができます。
ナオ:『晩酌百景』の中でもスーパーで買ったものでオツマミ作ってましたね。
ラズウェル:そのときに作った「木須肉」(ムースーロー:キクラゲ&卵&豚肉炒め)が、今日のこの場で食べられるというので、さっき出していただいたんですけど、“さすが、自分が考えたレシピだ!”と(笑)。っていうか、普通は中華風の味付けをするんですけど、面倒くさいからポン酢しょうゆで。
パリ:そう、今日の「木須肉」はオイスター・ソースとかごま油とか一切使わず。
ラズウェル:キクラゲと卵と豚肉を炒めてポン酢しょうゆをかけたんです。
ナオ:さっぱりして、これがいいですね。
ラズウェル:中華というより日本のオツマミになっていますんで、是非。まぁ冷蔵庫整理を兼ねて、今日は残ってる食材で何か作ろうってときに知恵を働かせるんです。それが上手くいくと本当に嬉しいんです。冷蔵庫は空くし、やめられないですね(笑)。
パリ:『晩酌百景』のラズ先生の項は、本当に晩酌の真理が詰まってるなと思いました。
ナオ:スーパーに1日2回行くこともあるとか。
ラズウェル:そうです、午前中に行って夕方に行くと、午前中に華々しく出て来た物が夕方には……。スーパーに足しげく通うと、その店の事情がわかって面白い。
ナオ:何時くらいに行くと割り引きされる──とか。
ラズウェル:ナオさんちょっと前に〈半額セールの企画〉やってましたよね。
パリ:あれはね〜、やられた!って思いました。
ラズウェル:やっぱり、あれは非常に魅力的ですよね。
パリ:夜に行くと割り引き品があるので、それをディグりに行くんだ──というところで、肉コーナーはわりと鮮度が落ちてないぞっていうのがあるんですね。
ナオ:魚はちょっとアレですけど。
パリ:その発展型で、ナオさんは〈スーパーで半額になってる肉しか買わずに焼き肉をやる〉という企画をやったんです。
ラズウェル:半額になってても、肉はガクッと鮮度は落ちてないのでお得なんですよ。
パリ:焼けば何の問題もない。

ここからラズウェル先生の〈スーパーでの割り引き品を買うときの心得「一瞬の躊躇が敗北につながる」〉に話が及び、他のおばちゃんとの争奪合戦の際の心模様やレジの列選びなど様々なスーパーの話題が長くなったため、本来中心になるはずの居酒屋巡り写真を見ながら話す時間がなくなってしまった。

ラズウェル:今日は、酒場を紹介するライターをやってらっしゃるパリッコさん、ナオさんと話そうと思った企画があったんです。マスコミとかで紹介された店や町(例えば立石や赤羽)に、もの凄く人がやって来て行列ができちゃうのは──僕も紹介してるので心苦しいんですけど、居酒屋に行列して飲むのは──すぐ飲みたいのにっていうのがあるじゃないですか。でもいい町、いい店は紹介したくなる。紹介したい、でもしたくない、でもしたい──その辺り、お二人はどういう認識なのかなぁと。
パリ:それは常にジレンマで。
ナオ:常連さんもいたりしますから。僕はまだ影響力がないので、取材した店にしばらくしてから挨拶がてら行ったんですけど、“いっこも客けぇへん”って(場内爆笑)、すいません、これは倍飲まないと(笑)。
パリ:人気店、例えば稲田堤の「たぬきや」とかは。
ラズウェル:「たぬきや」にはこの二人のブログを見て、我々仲間は行き出したんですけど、その後『dancyu』に載ったのが大きかったですよね。ツマミを買うのにも店の中で行列しなくちゃいけなくて。
パリ:おばちゃんが一人でいっぱいいっぱいだったのに、紹介するのは申し訳ないなあ……って思ったし。
ラズウェル:常にそういうジレンマはつきまとうんですけど、やっぱり機会は平等であって欲しいと思うので、知る人ぞ知る、だけじゃなくて、いい店であればあるほど色んな人に行っていい思いをして欲しい──という気持ちはあるんです。
ナオ:自分、そうやって行くことが多いです。
ラズウェル:そうなんです、全く自分が開拓した店もありますけど、そうじゃなくて人に教わったり、何かで知ったりして行くことありますから。
ナオ:難しいですね……お店が忙しくなって困るっていうのも。
ラズウェル:今はもうネットで出まくっちゃって、外国人のネットワークで居酒屋が紹介されたり。
ナオ:観光ガイドに載ったり。
ラズウェル:もうライターがどうのって世界でもなくて、この時代にたまたま脚光を浴びるとそうなっちゃうっていうのはしょうがないのかな、と思うんですけどね。
ナオ:でも、全く知らない所に入る──というあの感じはなくなってます。
ラズウェル:だから、「食べログ」で様子を把握して入るのと、本当にわからないで入るのとでは感動が違いますよね。僕は大阪に関しては、ほとんどナオさんに教えてもらったところにばかり行ってるんですけど、今度勇気を持って自分一人で……でもちょっと怖すぎるな(笑)。
パリ:怖すぎる(笑)、そんなことないですよ。
ラズウェル:そう、大阪は、何軒か行った結論としては──全く怖くないんですよね。角打とか行っても、おっちゃんみんな寄ってきて話しかけてきて、“おっちゃん、な、人見知りやねんけどな──“って。どこが人見知りやねん!って(笑)。いいんですよ、だからそれを考えると逆に怖いのは、実は東京の下町の名店じゃないかって思うんですよ。“ここは常連の◎◎さんの席”みたいなことがあったりするような気がするんです(笑)。
ナオ:京都の角打で、松川酒店っていうのがあって、ここはまだ全容が掴めないんですよ。土間みたいなところで飲んでる人がいれば、家に上がって座敷で飲んでる人がいたり。
ラズウェル:勝手に酒を出してきて飲んで、最後に申告するとそろばんで計算してもらえる。
ナオ:一人1枚銀のお盆があって、そこに載ってるもので計算。
ラズウェル:でも、あの作法は最初はわからないですよ。
ナオ:聞いたら教えてくれました。
ラズウェル:その辺は優しいんですよ、みなさん。だから様子がわからないと本当に怖いのは東京の下町ですよ。
パリ:今日はそんな導入から、酒場を紹介する難しさ、そして紹介したいのにしたくない──中井、秋津、大阪のお店の話をしたかったんですけど、時間がなくなりました(場内爆笑)。
ラズウェル:あんまり紹介しないように、釘刺しとこうかなって(笑)。
パリ:ホントにそう思ってるんですけど、調子に乗って(笑)、そこはもういいだろうってとこも書いたり(笑)、申し訳ない。じゃあ楽屋のお二人にも参加していただいて、最後の挨拶をしてギリギリまでみんなで飲みましょう。

最後に今野亜美さん、マリアンヌ東雲さんも登壇、ラズウェル細木さん、ナオさん、パリッコさんとの揃い踏みとなった。

亜美:裏で滅茶苦茶楽しかったんです。
マリアンヌ:もう本当に幸せなひとときでした。
パリ:じゃあ一人ずつ挨拶をしていただいて。
ラズウェル:「酒のほそ道」43巻が6月に出るんですけど、まだ作業が終っておりません、頑張ります(笑)。
亜美:久しぶりに戻ってきたら酔っぱらいがスゴいですね(笑)。じゃ、最後に乾杯を、マリアンヌさんお願いします。
マリアンヌ:では、形ばかりの「最後」という事で。止め方は人それぞれで、じゃあカンパ〜イ!(全員・カンパ〜イ・大拍手)。
ナオ:いい具合に時間が埋まりましたね。
パリ:皆さん本当にありがとうございます、感謝しております。至らぬ点が多かったと存じておりますが、この4人のお力によって満足感は得ていただいたのではないかと私は思っております。長々とおつきあいありがとうございました。では一本締めで終りたいと思いますが、一本締めはラズ先生に。
ラズウェル:パン!って1回だけ叩くのは一丁締めといって、なぎら健壱先生によると、一本締めは、パパパン パパパン パパパンパン!であると。
パリ:では、みなさん本当にありがとうございました。

写真左よりパリッコ、今野亜美、ラズウェル細木、マリアンヌ東雲、スズキナオ

ラズウェル:お手を拝借、一本締めで(全員手拍子)。
全員:ありがとうございました!(大拍手)。

 

☆お知らせ

■パリッコ
◎大宴会「わかば」大阪編 
    ゲスト:スズキナオ、ラズウェル細木、谷口奈津子、スケラッコ
    6月17日(日)Loft PlusOne West
    http://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/89021
◎3冊の本の公開打ち上げ
    7月8日(日)石神井公園商店街ふれあい広場

■ラズウェル細木
◎「酒のほそ道」43巻 
    6月19日(火)発売 日本文芸社

■マリアンヌ東雲(キノコホテル)
◎キノコホテル単独実演会
    6月22日(金)〜24日(日)Mt. RAINER HALL SHIBUYA    PLEASURE PLEASURE
         http://kinocohotel.org/schedule/live.html
◎スナック東雲
    7月10日(火)19時開演 新宿ネイキッドロフト
    ゲスト:浅川悠(声優)
         http://www.loft-prj.co.jp/schedule/naked/89842

■今野亜美
◎『スナック亜美 vol.13』
[日程]2018年06月22日(金曜日)
[時間]開場18:30/開演19:30
[会場]沖縄output
[料金]前売2,500円/当日3,000円(共に飲食代別・1オーダー500円以上必要となります)
[チケット]プレイガイド(ローソン(L:82206) / eplus) / Outputメール予約:outputop@gmail.com にて発売中!
[お問合せ]沖縄output(098-943-7031)

◎『スナック亜美 vol.14』
[日程]2018年7月15日(日)
[時間]1部 開場12:00/開演13:00
    2部 開場17:00/開演18:00
[会場]C’est la vie.(セ・ラ・ヴィ)http://www.cest-la-vie.yokohama/about/
[出演]今野 亜美(ex.清 竜人25)
[料金]前売2,500円/当日3,000円(共に飲食代別・1オーダー500円以上必要となります)
[チケット]Thank you SOLD OUT!
[お問合せ]C’est la vie.(045-654-7306)

■スズキナオ
◎チミドロ
    7月1日(日)CD発売目標

 

 

 

 

「酒の穴」シカク出版
http://uguilab.com/publish/2018sakenoana/

 


「酒場っ子」スタンド・ブックス
http://stand-books.com/978-4-909048-03-5/

晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみ のご案内

  • 晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみ
    購入する
  • 晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみ

    四六判 / 200ページ / ¥ 1,620

    一日の終わりをゆったり過ごす晩酌の時間──
    そんな晩酌の話から人柄や人生も見えてくる、ほっこりインタビュー集

    多くの酒飲みが、一日の終わりを晩酌によってホッと締めくくっている。そんな、食事でありつつある意味で儀式でもある晩酌をとっかかりに、お酒や食事について話すうちに、人生哲学や普段は見せない素顔までが浮かび上がってくる──。
    「酒場ライター」として人気のパリッコが、11人のお相手たちと差しつ差されつ語り合った夜の記録と記憶は、すべての酒好きはもちろん、下戸な方にも染み入る「ちょっといい話」が満載。気軽に楽しく読める、けれど味わい深い一冊です。

    【CONTENTS】
    第1夜 向井秀徳
    「きょうの料理」のベスト版を録画して、DVDに焼いたりして。

    第2夜 今野亜美
    飲み終わったホッピーの瓶を酒屋さんに返しにいくまでが私の晩酌。

    第3夜 ピーター・バラカン
    時々「俺、アル中かな?」って思う時はある。

    第4夜 林 雄司
    自分の人生って「劇中劇」みたいだなって思うことはよくあります。

    第5夜 河相我聞
    息子をキャバクラに誘ったりするんですけど、全然来てくれない。

    第6夜 久保ミツロウ
    「家でひとりビールを飲むのもありだな」みたいにやっと思えたの、去年ですよ。

    第7夜 大谷能生
    自分でものを買って、自分で作って、自分で食べていれば、そんなにアホにはならないんじゃないかと思う。

    第8夜 かとうちあき
    私は半日とか一晩とか、そのくらいの気持ちでだらだら飲みたいんです。

    第9夜 二村ヒトシ
    最後の一滴まで楽しみつくすために、あれこれ知恵を絞って考える。

    第10夜 マリアンヌ東雲
    その場にいる中で一番のクズでありたい。一番なら何でもいいの。

    第11夜 ラズウェル細木
    スーパー通い、やめられませんよ、本当に(笑)。

    あとがき対談
    スズキナオ×パリッコ

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