発売日 | 2025/06/26 |
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サイズ | A4判 |
ページ数 | 128ページ |
ISBN | 978-4-401-65598-4 |
音楽・ENTERTAINMENT専門誌『Depth EDITION 08』
音楽誌初巻頭特集は!
●表紙・巻頭特集 藤原丈一郎(なにわ男子)
2004年2月21日に、当時、関西ジュニアとしては最年少であった8歳(小学2年生)で現事務所に入所し、2018年に関西ジュニア内で結成されたグループ“なにわ男子”のメンバーに選ばれた藤原丈一郎。その後、なにわ男子は3年後の2021年11月12日にシングル『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビューを果たした。最も長い時間をジュニアとして過ごしてきた彼は、誰よりもたくさんの先輩の背中を見続け、共に切磋琢磨した仲間が夢を諦めて去って行った姿も多く見届けて来た人物ともいえる。
デビューから丸3年が過ぎた今、7月2日にリリースされる通算4枚目となる最新オリジナル・アルバム『BON BON VOYAGE』に込めた想いと共に、藤原丈一郎という生き方を訊いてみることにした。音楽誌初の単独表紙・18,000字インタビュー!
●裏表紙・巻末特集 椎名林檎×AYA SATO
デビューから27年目を迎え、アーティストとして日本の音楽界の中で絶対的な個性を放ち続け、作詞家・作曲家としても、演出家としても奇才を放つ椎名林檎と、世界で活躍するダンサー、コレオグラファー、モデル、アートディレクターであるAYA SATO。
両者の出逢いは今から約10年ほど前になる。2人を引き寄せた1本のCMから、彼らは深く惹かれあい、数々の作品を世に残してきた。途中、AYAが全ての事柄に蓋をした空白の時期にも、椎名はそっとAYAの心に寄り添い、AYAの無事を祈り続けていたという。
椎名が2019年5月27日にリリースしたオリジナル・アルバム『三毒史』の舞台設定を紹介するべく書き下ろされたオープニングトラック「鶏と蛇と豚」で、椎名はAYAに声をかけ、AYAをフィーチャーした映像作品を作成した。AYAはこの作品の中で“鶏と蛇と豚”の全ての化身を見事に演じ、待望の復活を果たしたのだ。数年ぶりの共演となる今回。アーティスト・椎名林檎とAYA SATOが考えるエンタテイメントと、“人間の業”“性別を超えた人間愛”“人間の愚かさと儚さ”“心を蝕む葛藤との闘い方”をテーマに、“人間・椎名林檎、人間・AYA SATO”に話を訊いてみることにした。
椎名林檎とAYA SATOの関係性に迫る巻末特集17,000字インタビュー!
そのほか、
東方神起、正門良規(Aぇ! group)、TREASURE、MA55IVE THE RAMPAGE、THE OFFSPRING、EARTH, WIND & FIRE、安田章大(SUPER EIGHT)、20th Centuryも掲載!
インタビューは全て超濃密なロングインタビュー。
ライヴレポートは音楽雑誌ならではの視点からの詳細なライティング。
アーティストが目指すエンタテイメントへのこだわりと人間性の実像に迫ります!
“受け継がれていくべき、上質なエンタテイメント”を裏テーマに置いた特別号!
安田章大(SUPER EIGHT)の連載も掲載!
東方神起
“東方の神が起きる”という意味を宿した東方神起の結成の歴史は、今から約20年前に遡る。彼らは、自らが掲げた目標を手にできる日と奇跡を起こすことを夢見て、右も左も分からず、言語も通じない日本で必死にもがき続けた。そんな彼らは確実に最初に願った想いを現実のものとし、その手に掴み取った。
真っ赤に染められた客席は、大きく時代を動かし、確実に歴史を変えた。
政治でもなく、言葉でもなく、人と人の繋がりと、優しさと、絆と、そして音楽が、動かなかった歴史を変えていくものなのだと教えてくれたのは、紛れもなく彼ら東方神起だった。ユンホとチャンミンとの出逢いと、Cassiopeia(カシオペア=韓国の東方神起ファンの名称)とBigeast(ビゲスト=日本の東方神起ファンの名称)と彼らの絆と、彼らが歴史を動かした瞬間の景色を今、振り返っていこうと思う。
結成の背景から、東方の神が起こした、偉大なる奇跡と、2025年4月27日。20回目の日本デビュー記念日に行われた『東方神起 20th Anniversary LIVE TOUR ~ZONE~』東京ドーム追加公演をレポート。
正門良規(Aぇ! group)
本誌の撮影とインタビューの為に、ライティングが整った白いホリゾントの中に私物のギターを持って佇んだ正門良規。中学2年生の頃から弾き始めたというギター歴と、彼が今身を置く事務所への入所歴はほぼ同じだという。大好きなギターと、彼にとって居心地の良い大好きな場所であることが伝わってくるAぇ! groupについて訊いてみることに。6月18日にリリースされた最新シングル「Chameleon」についても、詳しく語ってもらった。正門良規という人間の実直さとストイックさが真っ直ぐに伝わる13,000字インタビュー。
TREASURE
日本出身メンバーを含む10人組グループとして活躍するアーティストTREASUREは、まさしくそんなZ世代ど真ん中で育った次世代アーティストである。BIGBANGや2NE1、BLACKPINKなどのヒップホップアーティストを輩出したYG ENTERTAINMENTを象徴する、YGの遺伝子を受け継いだTREASUREは、間違いなくこの先の音楽シーンに名を刻む存在となる。今号では、そんなTREASUREの中で作詞作曲を手掛けるメンバーに取材を試みた。一際目を引く存在感の持ち主であり、グループ内の長男でラップを担当するCHOI HYUN SUK、柔らかな印象を放ちながらもしっかり者のリーダーであるボーカルのJUNKYU、努力家で最後までやり抜く強い意志を持つラップ担当のYOSHI、包み込むような歌声と作曲能力に優れたボーカル担当のASAHI、マンネライン(末っ子ライン)でありながらも、重厚感のある低音ボイスラップで楽曲を支えるHARUTOの5人に、TREASUREの音楽についてじっくりと語ってもらった。音楽誌初となる記念すべきドキュメント。TREASUREの楽曲制作とエンタテイメントについて語ってくれた18,000字インタビュー。
MA55IVE THE RAMPAGE
ボーカルの川村壱馬、RIKU、吉野北人、パフォーマーのLIKIYA、陣、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、岩谷翔吾、浦川翔平、藤原樹、武知海青、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨という16人編成で、EXILE TRIBEの中でも唯一無二の存在感を放つTHE RAMPAGE。今回は、THE RAMPAGEからの初の派生ユニットであるMA55IVE THE RAMPAGEのエンタテイメントに迫ってみることにした。パフォーマーのLIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀の5人全員がマイクを握るヒップホップユニットであるMA55IVE THE RAMPAGEとは? 彼らは今、THE RAMPAGEという場所ではなく、MA55IVE THE RAMPAGEという居場所から何を届けようとしているのだろう? ゲストアーティストを迎え、異なる才能やエネルギーを融合させ、既存の枠組みにとらわれず突き進む、彼らの今を訊いた15,000字インタビュー。
THE OFFSPRING
THE OFFSPRINGが、最新アルバム『Supercharged』を引っ提げ、日本に帰ってきた! ヘッドライン・ツアーとしては約6年ぶりとなった今回は、スペシャル・ゲストにSIMPLE PLANを迎えた最強のライヴとなった。東京、愛知、兵庫の3カ所4公演で行われた待望のライヴの東京公演をレポートする(東京ガーデンシアターで4月26、27日に行われた東京公演の最終日を取材)。手放しで彼らの音を全身に浴び、自分自身の青春と再会したオーディエンス達。最高のノリと笑顔を魅せてくれていたオーディエンス越しに観たTHE OFFSPRINGのライヴは、“最高”という言葉の上をいく、最上級な景色だった。
EARTH, WIND & FIRE
2025年4月。アース・ウィンド&ファイアーの来日ツアーが、東京・大阪・愛知にて開催された。前回からおよそ8年ぶりとなった今回の来日公演には、ナイル・ロジャース&シックを特別ゲストとして迎え、極上のファンクステージを各地で繰り広げた。結成から56年というアース・ウィンド&ファイアー。現在オリジナルメンバーはフィリップ・ベイリーとラルフ・ジョンソンとヴァーディン・ホワイトの3人(今回はヴァーディンが医療処置が必要なためとの理由で今ツアーへの参加をキャンセルし、代役をレイモンド・マッキンリーが務めた為、フィリップとラルフの2人だけでの来日公演となった)となったが、紛れもなくアース・ウィンド&ファイアーであった最高の時間となった2025年4月19日(土)神奈川・横浜 ぴあアリーナMMでのライヴをレポート。
安田章大(SUPER EIGHT)
好評連載
連載第一弾となる今回、安田は2025年4月19日(土)神奈川・横浜 ぴあアリーナMMで行われたアース・ウィンド&ファイアーの来日ツアーに訪れ、数日後に行われたインタビューで改めて人間と音楽の関係性の深さを知ったと語った。終演後に対面して直接会話した同バンドのメンバーであるフィリップ・ベイリーに触れ、安田は改めて自身の音楽との関わりについても真っ直ぐに語ってくれた。自分が歌う為に作る曲のこと。「Kicyu」と「cHoco レート」と「オニギシ」のこと。安田にとって音楽は、松葉杖みたいな感覚なのだという。心が折れそうになったとき、しんどいとき、音楽が僕の松葉杖になってくれてたのだという。骨折してなければ松葉杖はいらない。でも、 “あってくれたら助かるな”ってものでもあるのだと。安田は受け取り手が必要としてくれたときに、“そこにある音楽”を作りたいのだという。どこまでも安田章大な16,000字インタビュー。
20th Century
1995年に結成しCDデビューを果たし、アーティストとしてはもちろん、バラエティやドラマ、映画、舞台、ミュージカルなどで活躍してきたV6。アーティストとしても、お茶の間のアイドルとしても愛されてきた彼らは、2021年11月1日をもって惜しまれながらもグループを解散させ、26年の歴史に幕を下ろしたが、20th Centuryとしては精力的に活動を続けており、デビュー28年を迎える(1997年にCDデビュー)。坂本、長野、井ノ原の出逢いは、グループ結成前からであるという。2025年6月25日、17年ぶりのCDパッケージのリリースとなった「ネバギバ ~Never Give Up!~」は、昭和の時代のポップスを匂わせながらも、新しく、彼らが引き継いできた伝統を重んじたエンタテイメント性の高い楽曲とパフォーマンスで届けられる。彼らが歩んできたネバギバ人生と共に、20th Centuryという生き方への誇りを語ってもらった10,000字インタビュー。
¥ 1,430 (本体 1,300+税)