- トップページ >
- 書籍 >
- アーティスト/タレントブック >
- 海外アーティスト >
発売日 | 2016/06/29 |
---|---|
著者 | 柳樂光隆(監修) |
サイズ | B5判 |
ページ数 | 160ページ |
ISBN | 978-4-401-64317-2 |
生誕90年/没後25年となる今年、ドン・チードルが主演・脚本・監督を務めた伝記的な劇映画『マイルス・アヘッド』が公開(日本公開は12月予定)。そのサウンドトラック盤と、残された音源を素材にロバート・グラスパーがリイマジンド(再考)を試みた企画盤『エヴリシング・イズ・ビューティフル』がリリースされ、ふたたび脚光を浴びているマイルス・デイヴィス。彼の残した膨大な作品群を現在の視点で多角的に読み解く、“マイルスを聴き継ぐためのガイドブック”が登場!!
『エヴリシング・イズ・ビューティフル』に参加したロバート・グラスパーやハイエイタス・カイヨーテ、キングなどへの取材はもちろん、マイルスの元担当ディレクターやエンジニア、同じ時代を生きた我が国のパイオニア=渡辺貞夫のインタビューも掲載。また、挾間美帆によるギル・エヴァンス参加作の再検証など、論客たちによる時期/アプローチごとの解説を盛り込み、“神話”の奥にあるマイルスの魅力を浮き彫りにしていきます。
【CONTENTS】
フォト・ギャラリー
はじめに
PART 1 2016
ドン・チードル、映画『マイルス・アヘッド』を語る
人種差別とマイルス・デイヴィス(小林雅明)
インタビュー:ロバート・グラスパー
インタビュー:ハイエイタス・カイヨーテ/キング
スペシャル対談:ロバート・グラスパー×ハイエイタス・カイヨーテ
PART 2 1949-1950
クールが誕生した後に(吉田隆一)
アルバム・レヴュー①
PART 3 1950’s
『Kind Of Blues』の構造(坪口昌恭)
アルバム・レビュー②
PART 4 MILES & GIL
挾間美帆が語るギル・エヴァンスの編曲術
アルバム・レヴュー③
PART 5 1964-1968
1965年の「アンチ・ミュージック」(大谷能生)
アルバム・レヴュー④
PART 6 1969-1975
2016年に聴くマイルスのエレクトリック期(原雅明×柳樂光隆)
アルバム・レヴュー⑤
インタビュー:類家心平──トランペットを電化すること
インタビュー:黒田卓也──バンド・マスターとしてのマイルス
特別取材:渡辺貞夫が語るマイルスがいた時代
元担当ディレクター・インタビュー①:伊藤潔
元担当ディレクター・インタビュー②:中村慶一
エンジニア・インタビュー:鈴木智雄
テオ・マセロのテープ編集術(高橋健太郎)
マイルスとアイルト・モレイラ(ケペル木村)
PART 7 1980-1991
貧欲さを増した“復帰後”の作品が訴えるもの(原雅明)
アルバム・レヴュー⑥
再考:ジャズ/マイルスとヒップホップ(柳樂光隆)
クラブ・ミュージックとマイルス・デイヴィス(廣瀬大輔)
「ブートレグ・シリーズ」を聴く(村井康司)
ドラマー対談:石若駿×横山和明
小川慶太が語るマイルスと打楽器奏者たち
ディスク・セレクション:マイルスの遺伝子
お詫びと訂正
¥ 1,760 (本体 1,600+税)