発売日 | 2023/11/25 |
---|---|
著者 | 小川隆夫 |
サイズ | A5判 |
ページ数 | 704ページ |
ISBN | 978-4-401-65424-6 |
大御所からニューカマーまで、多士済々のミュージシャンたちが自由に大らかに交流したあの時代──
医師としてニューヨークに留学し、ジャズと勉学と子育てに打ち込んだ日々の奇跡の記録!
80年代初頭のNY。クラブでは、ジャズの歴史を築いてきた大ヴェテランから脂の乗ったトップ・スター、そしてこれから最前線に飛び出すべく新たな才能たちが、まだビジネス化されていない「ゆるさ」の中で活発に共演やセッションを行ない、独自のジャズを模索していた。その中で医学の勉強をしながらジャズの「現場」に触れ続けた著者が600本以上におよぶライヴの克明なメモから紡ぎ上げた、リアルで鮮やかなドキュメンタリー。W・マルサリスら多くのミュージシャンとの交友関係もまぶしい。当時の広告やチケットなど激レア資料も多数掲載。
【CONTENTS】
少し長いまえがき 〜ニューヨーク留学まで
New York Map グリニッチ・ヴィレッジ周辺地図 1981-1983
Part 1
AUGUST – DECEMBER 1981
8月 東京からニューヨークへ
9月 1ドル=235.80円
10月「ブルーノート」が新規オープン
11月「マディソン・スクエア・ガーデン」でストーンズを観る
12月 マイルス・デイヴィスでカウントダウン
Part 2
JANUARY – JUNE 1982
1月 ジャコ・パストリアスのビッグバンドが旗揚げ公演!
2月 セロニアス・モンク死す。葬儀に参列
3月 自己紹介の上達でたくさんの交流が始まった
4月「伝説」のアート・ペッパーを目撃する
5月 ついにギル・エヴァンスと遭遇!
6月 ギル、そしてプーさんのリハーサルとコンサートを観る
Part 3
JULY – DECEMBER 1982
7月 ジャコ、 プーさんと大げんか
8月「ヴィレッジ・ヴァンガード」「ラッシュ・ライフ」が顔パスに!
9月 となりにウィントンが住んでいた!
10月 酔いつぶれたふたりのゴードンを家まで送る
11月「55グランド」はジャコのワンマン・ショー
12月 今年も大晦日はマイルスで
Part 4
JANUARY – JULY 1983
1月 ウィントンにジャケットのアイデアが採用された!
2月 ブレイキーのローディーまでやってしまった
3月 ウィントンの「ヴァンガード」ライヴは大盛況
4月 ギル・エヴァンス「マンデイ・ナイト・オーケストラ」始動!
5月 アダムス、シェップ、シムズ、ミンツァー…… NYはテナーの宝庫
6月 謎の新人 “OZONE” のデビューを目撃
7月 さよならニューヨーク。ラスト・ライヴはギル・エヴァンス
あとがき 〜ジャズ・クラブの黄金時代がそこにあった
Live List
Venue List
Musician List
人名索引
¥ 3,740 (本体 3,400+税)