発売日 | 2016/05/30 |
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著者 | 竹内一弘 |
サイズ | B5変型判 |
ページ数 | 144ページ |
ISBN | 978-4-401-64304-2 |
オプション | CD付 |
構想3年! エレクトロニカ・レーベルを主宰する著者が前著「Ableton Liveでエレクトロニック・ミュージックを作るプロのアイデアとテクニック」を補完するエレクトロニック・ミュージック・クリエイター向けの作曲本を遂に完成!
ロックやポップスの作曲とはひと味違うテクノ/エレクトロニカならではの特異なソング・ライティングの手法を解説します。キーワードはジャズの世界でも多用される「モード」理論。エイフェックス・ツイン、リカルド・ヴィラロボス、スクエアプッシャー、ブリアル、フライング・ロータスなど希代のトラックメイカーたちも曲作りに活用している「モード」の考え方をわかりやすく解説します。
前著と併せて読破すれば、世界中のフロアを大いに沸かせるキラー・トラックの制作も夢じゃない!
【CONTENTS】
[CHAPTER_0]テクノ・ミュージックとモードの可能性
古代ギリシャ時代から存在するモードの概念は、最新のエレクトロニック・ミュージックとも見事に親和する
01 テクノ・ミュージックとモードの関係
02 テクノ・ミュージックでのモードの使い方
モードで作られたテクノ・ミュージックの楽曲分析
モードの更なる可能性を示唆するクリエイターのサウンドを追随
[CHAPTER_1]モードのシステムとその概要
調性音楽から抜け出すための最初の扉を開こう。 モードがあなたの作品の新たな世界を切り開く
01 モードというシステムは新たな引き出し
02 モードを理解するために調性音楽を知る
03 モードの特徴を理解する
04 モードの歴史
[CHAPTER_2]モードを使って作曲するためのベーシック理論
エレクトロニック・ミュージックは勿論、全ジャンル共通のモード理論をマスターしよう
01 モードはキーの概念を拡張する
02 スケールの転回によってモードが生まれる
03 モードが持つ色彩とイメージ
04 モードの世界へと導く特性音
LESSON 1 モードを使った作曲トレーニング
05 モードでのベース・ライン
06 モードに於けるハーモニーの考え方
07 モードから知るコードの本当の意味
08 モードの響きをコードで表現する
09 モーダルなコード進行
LESSON 2 モード作曲法の手順とそのアイデア
[CHAPTER_3]モードを自在に操るためのアドバンスド理論
エレクトロニック・ミュージックに新たな可能性を切り拓く一歩進んだモード理論を習得しよう
01 アシンメトリック・スケールとシンメトリック・スケール
02 モードを行弦する音型「グリップ」
03 ペアレント・スケールから生じるモード
04 メジャー・スケールのモード
05 ジャズ・メロディック・マイナー・スケールのモード
06 ハーモニック・マイナー・スケールのモード
07 ハーモニック・メジャー・スケールのモード
08 シンメトリック・スケールのモード
09 ペンタトニック・スケールのモード
[CHAPTER_4]モードで作るテクノ・ミュージック
サンプル曲を題材に、エレクトロニック・ミュージックでのモードの使い方を解説
01 ハーモニーを重ねてメイン・リフを作る
02 MIDIエフェクトによるコードの自動演奏
03 コード進行を意識してモードにポップさを忍ばすメロディ作り
04 特性音を意識したベース・ラインの作り方
05 モーダル・ハーモニーでカラーをコントロール
06 ペンタトニックが醸し出すエスニック・テイスト
07 複数のモードを同時進行させる=ポリモード
08 ポリリズムを使ったビートの仕掛け
09 強度のあるドラムにモード・カラーを添える
10 ポップなアレンジをテクノ・ミュージックに応用する
11 無機質なノイズ・ビートとモードを組み合わせる
12 リディアン・モードによる爽やかエレクトロニカ
13 最小限の音数でも確実にモードは表現できる
14 モーダル・インターチェンジで転調感を与える
15 モードで表現するローファイ・ミニマル・テクノ
16 インプロヴァイズして作るアンビエント・ジャズ
17 モードで作るアンビエント/ドローン
APPENDIX:モード・スケール一覧
¥ 2,530 (本体 2,300+税)