- トップページ >
- 書籍 >
- 評論/エッセイ/その他 >
発売日 | 2016/4/11 |
---|---|
著者 | ポール・ウィリアムズ(著)、五十嵐 正(訳) |
サイズ | A5判 |
ページ数 | 344ページ |
ISBN | 978-4-401-64298-4 |
ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』に続く新作として発売が予告されながら、制作途中で放棄された未完のアルバム『スマイル』。
その録音が続いていた1966年、ブライアン・ウィルソンの自宅に足を踏み入れ、試作段階の『スマイル』を耳にした18歳の幸運な青年が、本書の著者=故ポール・ウィリアムズ。本書はウィリアムズが10代で創刊した伝説のロック雑誌『クロウダディ!』をはじめ、ブライアンとビーチ・ボーイズについてのテキストを集約、ブライアンの貴重な対面インタビューも加えてまとめたもの(日本でも2000年に『ブライアン・ウィルスン、そしてビーチ・ボーイズ』として刊行)。今回新たに2004年の原稿を追加し、約40年にも及ぶ“幻の名盤”との長い旅を総括します。
【CONTENTS】
序文 デイヴィッド・リーフ
1章 ブライアン宅訪問
2章 1966~1967年の『クロウダディ!』のニュース・コラムから
3章 アウトロウ・ブルーズ(『ビーチ・ボーイズ・パーティー!』)
4章 『ワイルド・ハニー』を褒め称える
5章 いかにして『スマイル』は失われたか
6章 世界の大規模な消費
7章 『フレンズ』
8章 新しいパッケージ(『エンドレス・サマー』、『ワイルド・ハニー&20/20』)
9章 ニューヨークでのライヴ、1974年9月と11月
10章 『フレンズ&スマイリー・スマイル』(再発盤)
11章 『ブライアン・ウィルソン』
12章 〈ファン、ファン、ファン〉
13章 〈アイ・ゲット・アラウンド〉/〈ドント・ウォリー・ベイビー〉
14章 〈グッド・ヴァイブレーション〉
15章 〈英雄と悪漢〉
16章 とにかく君を信じるよ(『グッド・ヴァイヴレーションズ、30イヤーズ・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ』)
17章 「そのなかには愛がたくさんある」(ブライアン・ウィルソンとの会話、95年12月)
18章 海はどのくらい深い? 名匠からの新しい測深(『アイ・ジャスト・ワズント・メイド・フォー・ディーズ・タイムズ』、『オレンジ・クレイト・アート』)
19章 『スマイル』はできあがった(デイヴィッド・アンダールとの会話第4部、97年3月)
20章 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ラヴ・ユー』と『スプリング』
21章 幸せな日々が再びここに[日本版特別寄稿](ブライアン・ウィルソン『イマジネーション』)
22章 円柱がドミノ倒しの廃墟[日本版特別寄稿](ブライアン・ウィルソン『スマイル』)
¥ 2,530 (本体 2,300+税)