発売日 | 2009/2/23 |
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サイズ | A5変型判 |
ページ数 | 96ページ |
ISBN | 978-4-401-63289-3 |
表紙特集インタビュー=宮﨑あおい『少年メリケンサック』(大特集)
振り返れば2008年は大躍進の年だった。テレビをつければCMで彼女を観ない日はほとんどなかったし、映画では『陰日向に咲く』『ハブと拳骨』『闇の子供たち』という3本の多彩な作品に出演した。そして何と言ってもヒロインを務め国民的人気を不動のものとしたNHK大河ドラマ『篤姫』──。表現者としての力を振り絞った一年だった。日本全国から注目を浴びる女優となった宮崎あおい。その「次なる一手」が、宮藤官九郎監督・脚本の話題作『少年メリケンサック』だ。本作は、4人組中年パンク・バンド「少年メリケンサック」の再結成全国ツアーを追いかけるコメディ。宮崎は、自らの契約更新をかけてバンドをサポートするレコード会社勤務のOL・栗田かんなを演じている。
インタビュー
■岡田将生『重力ピエロ』(10ページ特集)
彼は数ある伊坂作品の中でも、博識なアーティスト肌のキャラクターを、もっとも的確に体現した俳優ではないだろうか。2009年は『重力ピエロ』のほかにも『ハルフウェイ』、『ホノカアボーイ』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』など話題の出演作が連続する。
■長瀬智也『ヘブンズ・ドア』(10ページ特集)
長瀬智也にとって『ヘブンズ・ドア』は、『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005)以来、4年ぶりの実写映画への出演となる。原作で主演したドイツの人気俳優ティル・シュヴァイカーに劣らぬタフな存在感を放ち、さらにマイケル・アリアス監督が「長瀬君はムードメーカーだった」と話すように、先頭に立って現場を力強く引っ張った長瀬。本作への出演をきっかけに、「生きること」について、どんな考えを持ったのか。
■成宮寛貴『ララピポ』(8ページ特集)
奥田英朗の同名小説を、『嫌われ松子の一生』(2006)でメガホンをとった中島哲也の脚本で映画化した『ララピポ』。渋谷を舞台に、人生の底辺でもがき苦しむ人々が、負け犬人生から抜け出すために社会をサバイブするサクセス・コメディだ。本作で、風俗専門スカウトマン・栗野健治に扮したのが成宮寛貴。彼のひとつひとつの柔らかな仕草が、栗野という男を“悪役然”とさせない。観る者に凝り固まったイメージを与えない…成宮の柔軟さが魅力的な形で表れた作品である。
勝地涼/マイケル・アリアス/マイコ/堤幸彦×平愛梨/他
¥ 734 (本体 667+税)