ネット時代のボカロP秘伝の書
レジェンドなボカロP達がどうやって楽曲を作り、発表し、
2017年8月4日(金)発売/176ページ/A5判/1,800円
LEGENDS
EasyPop
[いーじーぽっぷ]
BETTI(べっち)による、ソロ・ユニット。1998年からDTMで作曲を始め、
2009年からはVOCALOIDを使用した楽曲製作も始める。メジャー、自主制
作含、EP 含め、6枚のアルバムをリリースしている。ボカロベスト『ベリーイージ
ー』はiTunesアニメカテゴリ2位、5thアルバム『Web Dance』ではiTunesダ
ンスカテゴリ4位を獲得(2017年4月現在)。代表楽曲は「ハッピーシンセサイ
ザ」「Girls」「ハイファイレイヴァー」等。
Twitter:@easypop_betti
ルーツ:E-ROTIC、Real Mccoy、小室哲哉、浅倉大介
PC:Windows 7、COREi7-6700K、メモリ64GB
かにみそP / mathru
[かにみそぴー / まさる]
ボーカロイドP、ゲームクリエイター。1984年、福岡県生まれ。2008年「ダ
ンシング☆サムライ」でボカロPとしてブレイク。GACKT 氏への「Episode.0」
楽曲提供や「細菌汚染 -Bacterial Contamination-」等の楽曲、それらに関
連する小説等の作品を手がけるなど幅広く活躍。現在はゲームクリエイター
としてスマホゲーム「ビート&マジシャンズ」などの制作・展開を行なっている。
Twitter:@mathru
ルーツ:Mr.Children、Infected Mushroom、小室哲哉
PC:MacBook Pro
Junky
[じゃんきー]
マルチな作風を持った作曲家。2009年6月、VOCALOIDを使用した楽曲
「幸壊-ジユウ-」を投稿。翌年4月に「メランコリック」を投稿し、自身初のミリ
オン再生を達成。現在はちょうちょ、√5、綾乃美花、天晴れ!原宿、村川梨衣、
小澤亜李、みかくにんぐッ! 等など様々なアーティストや声優、ゲームやアニメ
などへの楽曲提供など、多方面に活躍している。
Twitter:@Junky_Box
ルーツ:hide、Dream Theater
PC:自作Windows PC
電ポルP / koyori
[でんぽるぴー / こより]
2009年、初音ミクを使用した楽曲をニコニコ動画にて発表。その後もロック、
ポップス系のサウンドを軸に楽曲を展開。電柱をフィーチャーしたサムネイル
が特徴。代表曲は「独りんぼエンヴィー」「曖昧劣情Lover」「サイノウサンプラ
ー」など。ソロアルバムを自主制作で6枚、メジャー流通で1枚リリースし、ヴォ
ーカリストへの楽曲提供、クリエイターとのコラボレーションなど幅広く活動。
Twitter:@koyokoyokoyori
ルーツ:GO!GO!7188、GOING STEADY、Do As Infinity
PC:Windows 7、CPU=intel core i7、メモリ32GB
INTRO
「仲間とバンドを組んで、練習して、ライブハウスに出て、CD出して、動員増えて、事務所やレコード会社から声がかかってデビューして、ラジオやテレビや紙のメディアを使って認知度アップ」という旧来のバンドマンやシンガーソングライターとは全然違う、「自宅で曲を作ってアレンジして、音源を全部一人でPCに打ち込んで、ボーカロイドに歌わせて、ニコニコ動画やYouTubeを中心にアップして、SNSで告知して再生数が伸びて、ボーマスやコミケでCD出して」というスタイルが基本のボカロP。そこには独特の音楽制作やプロモーション・ノウハウが存在します。本書はこれからボカロPになろうと考えている人、よりボカロPとしてのスキルや人気を上げていきたい人、そしてもしかしたらバンドマンやシンガーソングライターの、新たな展開に行き詰まっている人の参考にもなる一冊です。ご登場頂いたレジェンドなボカロP達の金の言葉を、ぜひ栄養にして頂ければ幸いです。(編集部)
CONTENTS
『ネット時代のボカロP 秘伝の書 』のご案内
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ネット時代のボカロP 秘伝の書
A5判 / 176ページ / ¥ 1,834
レジェンドなボカロP達がどうやって楽曲を作り、発表し、権利を管理し、展開し、メンタルを保ってきたかを徹底的に紐解き、次世代のボカロPを目指すクリエイター達へ分かりやすく成功への道を指南する本。
誰もが知っている伝説のボカロP4名に徹底ロング・インタビューをしつつ、初音ミク生みの親であるクリプトン・フューチャー・メディア佐々木渉氏、「終焉ノ栞」A&Rとして様々な販促、メディアミックスを実現した元ビクターA&RさとP氏へのロング・インタビューも掲載。ドワンゴ/一般社団法人 日本ネットクリエイター協会理事:仁平淳宏氏が全面監修し、取材を実施しています。【CONTENTS】
#01 楽曲の作り方
キックに自分の個性をいれつつ、音量はヴォーカルよりデカい:EasyPop
曲を作るときは曲順も含めて、アルバム単位で考える:かにみそP
デモ兼、本ちゃんの制作。ラフにラフを重ねていくという感じ:Junky
何でもいい。キラー・フレーズを絶対に入れる:電ポルPMATOME & OSARAI ZONE #1
ボカロPたちの、楽曲制作に対する「熱量」のこと#02 発表のしかた
あなたのイラストだけで僕はずっと活動していきたい:EasyPop
音ゲーやリズム・ゲームの中にどんどん自分の曲を入れていく:かにみそP
本当の心の叫びなんです。”超カッコええのができた!”って:Junky
再生回数を伸ばすためにPVを付けるんじゃない:電ポルPMATOME & OSARAI ZONE #2
セルフ・プロデュース力こそが、ボカロPの隠れた能力#03 宣伝や展開
別にメジャーを目指してやっているわけじゃないので:EasyPop
個人で管理していると、管理しきれなくなっちゃうんですよ:かにみそP
着うたは憧れだったので、誰よりも先に買ってやる、みたいな:Junky
依頼仕事を完成したときは、やってやったぜという感じになる:電ポルPMATOME & OSARAI ZONE #3
展開するするには、いろいろと考える必要があるのです#04 管理のススメ
音楽をやっていきたいなら、預けるべきじゃないかな:電ポルPMATOME & OSARAI ZONE #4
長い道のりを経て、ボカロ楽曲の権利も管理可能に#05 楽しむために
一生やるんだ、生まれ変わっても音楽作るんだ:EasyPop
イベントとか、ライブとか、オフ会に参加するのが一番いい:かにみそP
賛成と反対の二択でやっているわけじゃないので:Junky
作りたい曲を作る。ただ、それは凄く難しいんです:電ポルPMATOME & OSARAI ZONE #5
常に『うぽつ』の気持ちは忘れないようにしたいと思う#06 ミートザ象徴
動画、CD、小説、コミック、イベント、グッズ[さとP:元レコード会社ディレクター]
結局、リスナーが歌を聴いてどう感じるかが重要[佐々木歩:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社]
初音ミク、10周年によせて