ジャズ・ミュージシャンの死因から、その音楽/生き様を現役医師の視点で語るトークショー開催
「ジャズメン死亡診断書」刊行記念トークショー
出演:小川隆夫(音楽ジャーナリスト/整形外科医)
日時:3月17日(金)20:00〜22:00(19:30開場)
場所:本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料:1,500円+1 drink order
詳細:http://bookandbeer.com/event/20170317_bt/
◎全盛期のジャズメンの生き方は「普通」ではないことが多く、麻薬、カネ、女などがつきまとっていました。いきおい、その死に方もドラマチックかつ壮絶なものが多く、彼らの死に方(=生き様)は、彼らが鳴らした音楽にそのまま繋がっています。
現役医師・音楽ジャーナリスト小川隆夫氏だからこそ書くことができた『ジャズメン死亡診断書』は、そんな角度から23人のジャズメンの死因と音楽に迫った異色の一冊です。
イベントでは小川氏が色々な曲をかけながら、彼らの死に様から見たジャズ・ミュージシャンの音楽、そして人生を語ります。現役の医師だからこその、これまでになかった視点は大変興味深く、もしかしたら音楽の聴き方が変わってしまうかも知れません。
【登場する主なジャズメン(カッコ内は死因)】
クリフォード・ブラウン(交通事故)/チャーリー・パーカー(心臓麻痺)/ビル・エヴァンス(肝硬変)/チェット・ベイカー(ホテルの窓から転落死)/ジョン・コルトレーン(肝臓がん)/リー・モーガン(内妻が射殺)/アルバート・アイラー(謎の溺死)/ジャコ・パストリアス(暴行を受け脳挫傷)/マイルス・デイヴィス(肺炎と呼吸不全)/他
ジャズメン死亡診断書
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ジャズメン死亡診断書
四六判 / 312ページ / ¥ 2,200
全盛期のジャズメンの生き方は「普通」ではないことが多かった。つきまとう麻薬、カネ、女……。いきおい、その死に方もドラマチックかつ壮絶なものが多い。
そして、彼らの死に方(=生き様)は、彼らが鳴らした音楽にそのまま繋がっている。本書は、そんな角度から23人のジャズメンの死因と音楽に迫った異色の一冊である。
著者は、現役の医師でありながら、永くジャズ・ジャーナリストとしても仕事をしてきた小川隆夫。ニューヨーク留学中に多くのジャズメンの知己を得た小川は、その後マイルス・デイヴィスの「主治医」を務めるなど、医師的な視点でもジャズメンを見つめてきた。
そんな小川だからこそ書けた、新たな視点のジャズ論がここに完成。【CONTENTS】
FILE No.01
前途多難だった精鋭の死──スコット・ラファロFILE No.02
雨上がりのターンパイクに散った若き才能──クリフォード・ブラウンFILE No.03
ロックンロール・スーサイド──ビヴァリー・ケニーFILE No.04
幻のヴァイブ奏者とロシアン・ルーレット──レム・ウィンチェスターFILE No.05
愛憎のもつれが招いた死──リー・モーガンFILE No.06
アルバート・アイラーの光と影──アルバート・アイラーFILE No.07
65歳に見えた34歳の遺体──チャーリー・パーカーFILE No.08
天才と狂気の挟間で──ジャコ・パストリアスFILE No.09
異国に散った前人未到の創造性──エリック・ドルフィーFILE No.10
生まれながらのハンディキャップを背負って──ミシェル・ペトルチアーニFILE No.11
イギリス海峡に消えた愛国者──グレン・ミラーFILE No.12
聖者になりたかったサックス奏者──ジョン・コルトレーンFILE No.13
不世出のシンガーが抱えていた暗い闇──ビリー・ホリデイFILE No.14
寡黙なトランぺッターの不運な晩年──ウディ・ショウFILE No.15
生きる気力を失ったテナー・サックスの巨匠──レスター・ヤングFILE No.16
悲嘆の末に選んだ道?──ソニー・クリスFILE No.17
時間をかけた自殺?──ビル・エヴァンスFILE No.18
自殺の動機は孤独だったから?──フランク・ロソリーノFILE No.19
反骨精神を貫いた硬骨漢の最後──チャールズ・ミンガスFILE No.20
ミュージシャンとして燃え尽きた日本公演──ソニー・スティットFILE No.21
転落死した人気トランぺッター──チェット・ベイカーFILE No.22
不死身の〈帝王〉の病気と怪我──マイルス・デイヴィスFILE No.23
お墓から見える人生──アルフレッド・ライオン