fabulous stage Vol.1:高橋一生インタビュー
fabulous stage Vol.1:高橋一生インタビュー
イギリスの劇作家フィリップ・リドリー原作×白井晃演出のもと、7月より上演される舞台『レディエント・バーミン』。本作は、訳ありの“夢の家”を譲り受けたことをキッカケに変化していく夫婦(高橋一生・吉高由里子)と、謎の女(キムラ緑子)による狂気の物語となっている。近年はTVドラマの話題作に多数出演し、注目を浴びることも多い高橋一生に、舞台作品に対する強い想いを語ってもらった。
ーー 以前『fabulous act』でお話を伺った時は、まだ台本ができあがる前で、演出家の白井さんとのお話を中心に伺いましたが、ようやく台本ができあがったそうですね。(取材は5月末)
「そうですね。ちょうど昨日いただきまして、読み始めました」
ーー 前回は粗訳(原作を日本語訳したもの)だけご覧になっていたかと思うのですが、台本をご覧になっていかがですか?
「粗訳はもう原作を訳しただけのものなので、伝わりづらいところだったり、口語化されていなかったり、日本語の文体とはちょっと感覚が違うような表現があるから、正直、あんまりそっちは読んでいなかったんですよね。でも、今、新しい台本を読んでいる中でも、演劇じゃないとその台詞回しが成立しない部分があったりとか、実際に自分がやってみないとわからない部分も出てきていて。とはいえ、そんなに大きな違いはないかなぁと思います」
ーー 台本を読み込む中で、高橋さんが演じるオリーという役柄の捉え方に変化はありましたか?
「うーん、こればっかりは稽古が始まってみないとわからないですね。僕は割と、舞台のことに関しては、稽古が始まってみないと固まってこないというか、プランを考えられないタイプなんですよ。むしろ、始まってもプランを考えないような人間なんで……いい加減なんです(笑)」
ーー いえいえ(笑)。相手の俳優さんとセッションをするような感覚なんでしょうね。
「そうそう。相手ありきのことだし、常に相手の俳優さんや対峙する演出家の方に生かされてるなって思いながら生きているので、あんまり自分のプランは考えないんです。だから、稽古してみてどうなるのかっていう感じですね」
ーー 妻・ジル役を演じられる吉高さんと雑誌で対談されたと伺ったのですが、その際に役柄や舞台についてお話されたりはしなかったんですか?
「役についての話……したかなぁ?(笑) その取材も舞台への出演が決まってすぐだったので、“はじめまして”のような感じが強かったかも」
ーー そうだったんですね。『レディエント・バーミン』のチラシ撮影で吉高さんに会った印象は「神秘的な感じの方」とおっしゃっていましたけど、改めてお話してみて、印象は変わりましたか?
「女優さんというと、お芝居じゃなくて、女優さんとしてのヴィジュアルイメージが強い方が結構いらっしゃるんですけど、彼女は良い意味でとても力が抜けていて。“あくまでも私です”っていうスタンスでいてくださる方なので、こちらとしてもとても楽な感じで接することができるし、本当、一緒に舞台をやるのが楽しそうだなぁって改めて思いました。で、ドリさん(キムラ緑子)に関しては、今ドラマ(『僕のヤバイ妻』現在は放送終了)でも夫婦役でご一緒しているんですけど……ただただ可愛いですね!」
・・・続きは、発売中のfabulous stage Vol.01をご覧ください!
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佐々木蔵之介
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