fabulous act vol.08:大泉 洋×松田龍平 インタビュー
fabulous act vol.08:大泉 洋×松田龍平 インタビュー
映画『探偵はBARにいる3』の中心を担っているのはもちろん、探偵(大泉 洋)と高田(松田龍平)が醸し出す“バディ感”だ。人情味と男くささ、ときに哀愁を感じさせる探偵、そして、飄々としながらも、得意の武術で探偵の窮地を救う高田の関係は、本作においてさらに成熟の度合いを増している。このインタビューからも、共演者という立場を超えた2人のしなやかで確かな絆を感じてもらえるはずだ。
── 映画『探偵はBARにいる3』、素晴らしかったです。探偵シリーズのファンはもちろん、初めての観客も楽しめる作品だと思いますし、大人の映画ファンを堪能させる要素もたっぷりあって。
大泉「ありがとうございます。そういえば、いままで女性のインタビュアーさんが多くて、男性の意見はあまり聞いてなかったんですよ。大丈夫でした?」
── 大丈夫どころか、めちゃくちゃおもしろかったです!
大泉「それは良かった。“自分の子供に対する思い”というエピソードもあるので、女性にすごく評判が良いんですよ。男性がどれだけ共感してもらえるのかな?という不安もちょっとあったから、安心しました」
── 大泉さんは台本作りの段階から関わっていたそうですね。
大泉「そういう情報が出ちゃってるんですけど、正確に言うとちょっと違うんですよ。まず、主演だから早めに台本を見せてもらえるんです。プロットの段階で“今回はこういうお話で”というのをプロデューサーの須藤(泰司)さんから見せてもらって、そこで率直な感想を言わせてもらって。言ってみれば“いちばん最初の観客”という感じなのかな。僕から“こんな話にしようぜ”と提案するわけではなくて、“ここはちょっと弱いですね”とか“ここは辻褄が合ってないのでは?”という話をさせてもらうっていう。要は“もうちょっとおもしろくできませんか?”ということなんですけど、今回はそこにちょっと時間がかかりましたね」
── 過去2作を超える作品にしたいという思いは当然あったでしょうし。
大泉「なかなか難しいと思うんですよ、それは。作るのは脚本家、プロデューサー、監督ですけど、マンネリ化みたいなこともあるだろうし、それでも新しいものにしなくちゃいけないので。『1』『2』と似てくる部分もありつつ、『3』のオリジナリティを出すっていうのがありますしね。今回はヒロイン(北川景子が演じる“マリ”)の切なさをどう出すか?というのも大事だったですしね」
── 完成した脚本を読んだときの印象はどうでした?
大泉「いい意味で大人な物語だなっていうこと。『2』はもう少しヤンチャな感じだったし、アクションも多かったですが、今回はより大人が楽しめる作品になるのかなと。探偵の発する言葉ひとつにしても、年をとってきたからか含蓄があるというか、意外と沁みる。飲んで酔っ払った勢いでサラッと言ったりもするから、説教臭くないしスッと入っていくのがいいなと思いました。 あとは特に前半部分は今までの『探偵』シリーズらしく、高田とのやり取りも笑えるし、コメディー要素が強い気もしましたね。そこはこれまでの『探偵』ファンの方たちにも喜んでもらえるところなのかなぁと」
── なるほど。松田さんはどうでしたか?
松田「そうですね……最初に読んだときは“探偵と高田の何でもない会話があんまりないな”と思ったんですよね。あんまりふざけられないのかなと」
大泉「ふーん」
松田「ただ、僕のなかでも“今までとは違う高田を見せたいな”というのがあったので、(脚本を読んだときは)その気持ちを汲んでもらったのかなと。たとえば“後輩から依頼を受ける”というのもそうだと思うんですよ」
── “高田、大学の後輩の面倒を見たりするんだ?”って思いますよね。
松田「そうですね。高田は自由奔放で、すぐ居眠りしたりダラダラしてるんだけど、戦うと強いっていう設定ですよね。今回は“高田、ちょっとがんばってるな”というイメージが僕のなかにもあって。そういう部分を出していくタイミングだったのかもしれないですね」
・・・続きは、発売中のfabulous act Vol.08をご覧ください!
12月1日(金)公開の映画『探偵はBARにいる3』主演の大泉 洋×松田龍平が表紙に登場! 2SHOTの最新撮りおろしグラビアはもちろん、撮影時のエピソードを語ったロング対談を掲載。さらに、今作キャストのリリー・フランキーや志尊 淳の撮りおろしグラビア&ロングインタビュー、脚本を手がけた古沢良太、吉田照幸監督のロングインタビュー、完成披露レポートなど、映画『探偵はBARにいる3』70ページ巻頭大特集をお届けします!
fabulous act vol.08 最新刊のご案内
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fabulous act Vol.08〈シンコー・ミュージック・ムック〉
B5変型判 / 192ページ / ¥ 1,650
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◆ラインナップ
井上芳雄…舞台『黒蜥蜴』
中村倫也…ドラマ24「新宿セブン」
青柳 翔(劇団EXILE)…MBS/TBSドラマイズム「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」
藤原竜也×吉田鋼太郎…舞台『アテネのタイモン』
柿澤勇人…舞台『アテネのタイモン』
吹越 満…舞台『PLUTO プルートゥ』
橋本さとし… Japanese Musical「戯伝写楽 2018」【CONTENTS】
映画『探偵はBARにいる3』完成披露レポ大泉 洋×松田龍平
リリー・フランキー
志尊 淳
古沢良太
吉田照幸監督
舞台『スマートモテリーマン講座』レポ
CD「Sing! Sing! CUE!」紹介
井上芳雄
中村倫也
青柳 翔(劇団EXILE)
藤原竜也×吉田鋼太郎
柿澤勇人
吹越 満
橋本さとし
表紙への道 & Making Check!!