fabulous stage vol.08：山崎育三郎 インタビュー

fabulous stage Vol.08：山崎育三郎インタビュー

２０１６年に日本初上演され、圧倒的なパフォーマンスとその演技力で観る人たちを魅了し、多くの人を感動させた。多数の反響に応え、ついに再演が決定した！　今作で、悩みながらもドラァグクイーンとして生きる〝ティック〟を演じる山崎育三郎に、再演にあたって見せたいこと、そして、今改めて感じる『プリシラ』の魅力をじっくりと語ってもらった。

──『プリシラ』が再演になること、本当に驚きましたし、すごく嬉しかったです。きっと、ファンのみなさんも大興奮していると思うんですよ。

「僕も、すごく嬉しいです。ミュージカルで再演が決まるのは、本当に一握りの作品。そのなかで、〝再演〟という結果につながるということは、初演が大成功で終わったという証なので、チーム全体が盛り上がりました。実はこの時のメンバーでグループＬＩＮＥをしているんですが、そこでも〝また会えるね！〟とみんなで話していたんです」

── キャストもほぼ一緒ですからね。

「そうなんですよね。初演のときに、公演を重ねるごとにどんどん良くなっていることを肌で感じていたんです。さらに、俳優だけではなく、スタッフさんはもちろん、お客様と一緒に作り上げた作品だということも実感しました。ドラァグクイーンのキャストたちがお客様を実際に煽っていくシーンがあったりしたんですが、会場の皆様が驚くような歓声を常に送ってくれたんですよ。それがすごく新鮮かつ、刺激的でした。だから、千秋楽での感動は、今でもすぐに思い出せるんです。再演ではその感動を感覚として残したまま、よりテンションの高いところから始められるし、絶対にみんなが〝前回を超えたものを作りたい〟と思っているので、今は楽しみでしかないですね」

── 初演を迎えるときに不安はありましたか？

「う～ん……みなさんがどんなふうに受け止めてくださるんだろう？というのは考えましたが、それも楽しみでしたね。通し稽古をしている時、自分が出ていないところはお客さんの気持ちになって稽古を観ているんですが、そこだけでもすごく盛り上がっていますし、本当に面白いんですよ。やっぱり、現場で盛り上がっているものは、お客様に伝わると思っていましたし、むしろ自分たちが思っていたよりも大きな反応があったので、みなさんにどんどん乗せられていたような感じがあるんです（笑）」

・・・続きは、発売中のfabulous stage Vol.08をご覧ください！

fabulous stage Vol.08
2月18日発売／B5変サイズ／176ページ／￥1,620（税込）

◆内容
表紙：古川雄大

2月23日から上演のミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』で３度目のロミオ役を務める古川雄大さんが表紙に登場！

共演の三浦涼介、平間壮一、黒羽麻璃央、廣瀬友祐も含めたミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』巻頭８５ページ大特集をお届けします！

［ラインナップ］
古川雄大・・・ミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』
三浦涼介・・・ミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』
平間壮一・・・ミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』
黒羽麻璃央・・・ミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』
廣瀬友祐 ・・・ミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』

浦井健治・・・ミュージカル『笑う男 The Eternal Love –永遠の愛–』
連載「浦井健治の小福劇場」（ゲスト 城田 優）
勝地 涼・・・舞台『空ばかり見ていた』
鈴木拡樹・・・舞台『どろろ』
山崎育三郎・・・ミュージカル『プリシラ』
井上芳雄・・・舞台『十二番目の天使』

［Stage Pick Up］ 舞台『紫猫のギリ』レポート