B-PASS 2016年10月号:ナオト・インティライミ

160827BP

B-PASS 2016年10月号:ナオト・インティライミインタビュー

9月14日にリリースされる6thアルバム『Sixth Sense』をもって、ナオト・インティライミのセンスに6つのテーマで迫る、本誌初の表紙巻頭30ページ特集!!  スーツ×ハウススタジオ、カジュアル×河川敷にて撮影した撮り下ろし写真と、アルバム・ロングインタビュー、彼の故郷である三重と千葉について聞いたルーツ話、今作完成までの2015-2016年の日々、3つのテーマトーク、総文字数1万5000字超えの彼の言葉を臨場感たっぷりにお届けしてます。

 

10-11のコピー

ーー いよいよリリースされる2年ぶりのアルバム『Sixth Sense』。タイトルには、「直感」とか「第六感」という意味がありますけど、ナオトさんはこの題名にどんな想いを込めたんです?

「6年間やってきて、今回が6枚目のアルバムというのもあるんだけど、活動が一回一巡したような感覚もあって。だから、自分にとって大事なものは何なのかをもう一度改めて感じようとしていた時期に、カリブ海へ一人旅に行ってたんですよ」

ーー 前回のインタビューでお話に出てましたね。怒濤のスケジュールの合間に、一瞬だけインプットをする旅に出れたっていう。

「そう。それまでずっとドームのリハをしていたり、ミュージカルがあったり、頭を使う活動が多かったのね。そういうものから一度解放されたときに、考えることではなくて、感じる時間というのはやっぱり素敵なんだなと思って。あと、今の時代柄、みんなスマホに気をとられて、ただでさえ五感が鈍っているわけで、第六感なんてもっと働きづらい状態に陥っているような気がしていて。たとえば、ここ何年来会ってないけど、あいつどうしてるかなぁって思ってたら、いきなりそいつからメールが来ることとかあるじゃん」

ーー ありますね(笑)。あの、ちょっとビックリするやつ。

「あれって、科学とか理屈では説明できない現象であって。それに対して“あ、来た”ってなんとなく流すんじゃなくて、“いや、ちょっと待て”と。俺はあいつのことを思っていて、その想いが通じたんじゃないかとか、たまたま同じタイミングでお互いのことを思い出したんじゃないのかとか。そういう言葉では説明できないことが、実は人生を豊かにする。幸せというのはそういうところに眠っているんじゃないかと思うわけです」

ーー はい。すごくわかります。

「そういった常識や科学では証明できないようなもの、方程式の向こう側にあるものというか。そういったシックスセンス、つまり直感であったり、直感的に生きるということを自分自身がしていきたいと思っているし、みんなとそういうものを共有したいっていう。そういう感じだね」

ーー じゃあ、去年の暮れからの一連の流れから出てきた言葉だったんですね。

「だからタイトルが決まるのはめっちゃ早かったね。無駄にそこだけは早かった(笑)。曲はギリギリまでやってましたけど」

ーー ですよね(笑)。資料で頂いた音源の日付が一昨日になってたんでびっくりしました。

「うん(笑)。言っても、直感を大切にしたいというのは、ずっと思っていることでもあるんだけどね。それは曲を作るっていうことだけじゃなくて、旅をするとそういう感覚が一番大事になってくるし、そういったものに頼らざるを得ないような状況でもあるのよ。無知の状態でそこに飛び込むことが多いから。でも、その直感を信じて動いたことによって、素敵な出会いや経験ができたっていう実体験が、なんにしろ旅をすると多いから。そういったものは実生活でも活かしていきたいなって思ってる」

ーー なんか、お話を聞いていて、4thアルバムの『Nice catch the moment!』を思い出しました。

「あぁ。はいはい。うん」

ーー あの作品も、旅の後に制作されたアルバムでしたし、今の状況と結構リンクしているなと思ったんですけど。

「そこはなんにも気にしてなかったなぁ(笑)。でもそうだね。やっぱ旅の後は感覚がいいんだろうなぁ」

ーー 旅をすると研ぎすまされるものがある。

「うん。それは間違いないね」

ーー 一曲目の「Wonderful!」には、シックスセンスというワードも出てきますし、今回のそういったテーマの中核を担っている曲だなと思ったんですが。

「この歌詞を書いたのは一昨日だね」

・・・続きは、発売中のB-PASS10月号をご覧ください!

 

28-29のコピー

B-PASS 最新刊のご案内

特集・イベントレポート