B-PASS2月号:SKY‐HIインタビュー

161227bpskyhi

B-PASS2月号:SKY‐HIインタビュー

 取材当日。9月20日からスタートしたSKY‐HIの全国ツアー「SKY‐HI LIVE HOUSE TOUR 2016 ~Round A Ground~」の真っただ中にあった日高は、目下制作中である3rdアルバム『OLIVE』の取材の為、地方公演から、ギターを担いだままの格好で取材現場に姿を現わした。
「今日はよろしくお願いします!」
 現場の空気が一瞬にして和むのを感じた。そんな明るい声で挨拶をしながら、日高は席に着いた。
 AAAの東京ドーム公演と、12月14日にリリースされたSKY‐HIニュー・シングル「Double Down」の制作とプロモーション、アルバム『OLIVE』の制作が、ほぼ同時進行で動いていた秒刻みのスケジュールの中、日高が最初に口にしたのは、相手を思いやる気持ちだった。
 この日も、一連の取材を終えた後、既に完成に近い段階まで作り込んである2曲を整え、新たに歌詞を書き、その歌詞を乗せた楽曲のレコーディングに翌日から臨むのだというから驚きである。しかし。日高は、曲タイトルが収録順に並べられた暫定的な紙資料を机の上に広げると、疲れた顔をまったく見せることなく、前のめりにアルバムの話を始めた。

「まだ全然完成してないんだけど、今のところ(取材は11月末日)、11曲目に入る予定の〝Over the Moon〟が一番好きかな」

ーーピアノ伴奏に真っ直ぐな想いが乗った、生っぽい1曲だね。〝きっと僕がいなくなったって地球は回るさ〟っていう歌詞からも、懸命に生きる〝今〟を感じさせられるね。

「そうでしょ? このアルバムを象徴する1曲にもなると思うんだよね」

ーー今作はどういうところから着手したの?

「2016年の1月に2ndアルバム『カタルシス』、その後、5月に〝クロノグラフ〟というシングルを出したんだけど、〝クロノグラフ〟を作っていた頃は、次のアルバムのことはまったく考えていなかったのね。ライヴのラストに歌える〝別れを愛する歌〟みたいなのが欲しいなと思ったのと、〝人生〟という大きな括りで考えたときにも、最終的に、死別が最終的な別れだとするならば、悲しさが強いあまり、〝別れ〟を愛せないんじゃないかなって思ったんですよね。〝出逢い〟や〝別れ〟そのものの歌は多いけど、別れを愛する曲は少ないんじゃないかなって思って。でも、別れを愛する曲って、人生において、すごく大切な気がしたんです。そこから〝クロノグラフ〟を作り終えて、4月に喉の手術をして、強制的に音楽としばらく引き離された時期を経て、また音楽という場所に帰ってこれたときに、〝ナナイロホリデー〟(7月発売シングル)を作ることが出来たんです」

 

・・・続きは、発売中のB-PASS2月号をご覧ください!
 
1月18日に待望の3rdアルバム『OLIVE』をリリースするSKY-HIが表紙に登場。
最新撮り下ろしグラビア&アルバム先取りロングインタビュー、
ライヴハウスツアー東京公演初日のレポートで構成された
大ボリュームのカラー24ページ巻頭大特集をお届けします!

B-PASS最新刊のご案内

特集・イベントレポート