awesome vol.19：神木隆之介 インタビュー

awesome Vol.19：神木隆之介 インタビュー

　羽海野チカによる人気漫画『３月のライオン』が、豪華キャストによって実写映画化！　前編が３月18日公開、後編が４月22日から公開される。本作の主人公は、幼い頃に実の家族を亡くし、生きていくために将棋の道へと進んだ孤独な少年、桐山零(きりやまれい)。そんな彼が、川本３姉妹との出会いを機に、自分が一人ではないことに気づき変わっていく姿を、もともと原作のファンだという神木隆之介が見事に演じきっている。本誌では、〝闘い〟をフィーチャーした前編の話を通して、23歳になった神木隆之介の今を探った。

 

 

ーー　まずは映画のオファーが来た時の率直な感想から伺えますか？

「すごく嬉しかったです。もともと原作のファンでもありましたし、何年か前に友達と一緒に、ダッフルコートを着て〝零だ！〟なんて言っていたこともあったので（笑）、嬉しかったです」

ーー　大友啓史監督繋がりで言えば、『るろうに剣心』の瀬田宗次郎役に決まった時も、決まる前から宗次郎役のオファーが来る予想があったとおっしゃっていましたが、今回はどうでした？（笑）

「少し期待していました（笑）　ダッフルコートを着てメガネをかけた時に、周りの人が結構〝似合う〟と褒めてくださったので、それが嬉しかったんだと思います。演じることが出来たらいいなとは思っていました」

ーー　神木さんが演じる〝桐山 零〟は、原作ファンのキャスト予想でも名前が挙がるくらいに本当にイメージ通りですから、ファンとしても嬉しい実写化なんじゃないでしょうか。

「そう思っていただけると嬉しいです。でも、プレッシャーの大きさで言えば、宗次郎の時よりも今回のほうが大きかったです」

ーー　というと？

「宗次郎の場合は敵役ですし、いかに主役の佐藤健くんを困らせようかということだけを考えて殺陣の練習をずっとしていて。笑い方とかはほとんど完全にコピーしたというか、アニメの通りに行動していたんです。しかし今回は、漫画自体が人間味のある作品なので、演じる時も漫画通りの〝桐山 零〟ではなく、もしも桐山 零が人間として存在していたら、こういう感情を抱き、こういう風に成長していくんだろうなという、決められていない感情の動きを表現しなければいけないな、と。それでいて、大前提として原作の〝桐山 零〟でいなければならなかったので、内面から役に近づいていくという難しさがありました」

ーー　そう感じたのは、原作だけでなく台本から受けた印象も強く影響していますか？

「そうですね。もちろん、将棋がテーマの作品ではあるのですが、将棋の話というよりは盤を通して向き合っている人達の想いを、原作そのままに大事にしている台本だったので。だからこそ、演じる側としてもただの実写化にはしたくなかったですし、ただの実写化にしてはいけないと思いましたし…… 〝これは、本当に漫画原作なのかな？〟というくらい、人間味のある作品にしたかったので、とてもプレッシャーがありました」

ーー　具体的に、零を演じるにあたってイメージしていた人物像はどんなものでしたか？

「最初は、〝脆くて、だけど、すごく細い強さがある〟というイメージで役を作っていこうと思っていました」

 

 

・・・続きは、発売中のawesome! Vol.19をご覧ください！
 

　映画『3月のライオン』［前編:3月18日（土）＆後編:4月22日（土）2部作全国ロードショー］主演の神木隆之介さんが表紙に登場!

　自身が演じたキャラクターについての想いや撮影時のエピソードを語ったロングインタビュー、作品の世界観を絡めた最新撮り下ろしグラビア満載で掲載! 

　さらに、映画キャストの中村倫也さんや萩原利久さん、前編主題歌を担当する ぼくのりりっくのぼうよみ さんの最新グラビア&ロングインタビュー、大友啓史監督へのロングインタビューも含めた、映画『3月のライオン』巻頭64ページ総力特集をお届け致します!