awesome Vol.17:神木隆之介インタビュー
awesome! Vol.17:神木隆之介インタビュー
圧倒的な映像美と、胸が苦しくなるほど切ないストーリーで多くのファンを魅了する、新海誠監督作品。その最新アニメーション映画『君の名は。』が、8月26日より全国ロードショーとなる。本作の主人公は、東京に住む普通の高校生〝立花瀧〟と、田舎に住む女子高生〝宮水三葉〟。ある時、夢を介して身体が入れ替わってしまった二人が、入れ替わり生活を通してお互いを知り、その先に待ち受ける切ない運命に向かっていく様を描いている。そんな二人の主人公のうち、立花瀧を演じるのは、実力派俳優・神木隆之介。もともと新海監督の大ファンだという彼が、今作の魅力を熱く語ってくれた。
ーー 今回の作品、試写をご覧になった感想はいかがですか?
「僕は、もともと新海監督の大ファンだったので、作品に参加できたことも幸せでしたし、初めて観させていただいた時、自分が出ている作品ではありますが、純粋に感動しました。出演していると、客観的には観られない部分もあります。今回は三葉と瀧という主人公の中身が入れ変わってしまうので、通常の瀧の声の出し方と、三葉になっている時の声の出し方のギャップにはまだまだ不安なところもありますけど……。新海監督が今まで作られてきた美しい作品の究極の集大成が表現されている作品だと、改めて思いました」
ーー 私も拝見させていただいたんですが、アニメーションならではの幻想的な美しさと、実写のようなリアルさが融合していて、すごく驚きました。
「そうですね。僕自身も、新海監督の作品は実写に近いアニメーションだと思って演じましたし、観てきました。新海監督の作品は、人間の心の微妙な動きを画で表現していて、セリフの言い回しとか声のボリュームも、あまりアニメではないような感じなんです。それがある意味人間臭く、生々しく動くというのが新海監督の素敵なところだなと思いますし、本当に実写に近い感覚で観ていただける作品になっていると思います」
ーー 確かに、普通のアニメと違って、『君の名を。』のセリフは、普通に会話をしているような距離の近さを感じますね。
「そうなんです。しかも、今までの作品を観させていただいて、セリフの語尾のかすれ具合だったり、ウィスパー具合だったり、モノローグの沈んだ感じだったり、そのような不安定な心地よさは、声優の方がニュアンスで演じているのかなと思っていたのですが、実際は監督が的確に指示を出してくださっていたので、すごいなと思いました。人が心地よいと感じるリズムとか、逆に、不安定だからこそすごく美しく聴こえるようなリズムをすごく考えていらっしゃる方なんだなと思いました」
ーー そういう演出は、新海監督ならではのものなんでしょうか?
「指示のひとつで演出方法なんだと思うのですが、〝こんなに(声が)小さくて良いの?〟〝こんなにリアルな息遣いにして良いの?〟と思うような演出方法は、新海監督ならではの良さ、そして〝色〟だと思います」
・・・続きは、発売中のawesome! Vol.17をご覧ください!
8月26日公開のアニメーション映画『君の名は。』で、主人公の1人“立花 瀧”の声を演じている神木隆之介さんが表紙に登場。最新撮り下ろしグラビア&ロングインタビューを掲載しています! さらには、キャストの成田 凌さんのグラビア&ロングインタビュー、映画音楽を担当したRADWIMPSや新海誠監督のロングインタビュー、映画『君の名は。』の世界を探る作品紹介など、大ボリュームのカラー52ページ巻頭大特集をお届けします!
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8月26日公開のアニメーション映画『君の名は。』で、主人公の1人“立花 瀧"の声を演じている神木隆之介さんが表紙に登場。
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神木隆之介成田 凌
RADWIMPS
新海 誠監督
『君の名は。』作品紹介
松坂桃李
瀬戸康史
中村倫也
堀井新太
山田裕貴
古川雄大
浦井健治
斎藤 工
山田孝之表紙への道&Making Check!!
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