awesome! Vol.32:佐藤 健インタビュー
母親が父親を殺す――そんな衝撃的な事件から〝家族〟を描きだす、映画『ひとよ』。主演の佐藤 健が演じるのは、3兄妹の次男、雄二。地元を離れて東京でフリーライターとして働くも、夢だった小説家への道は遠く、家族とは距離を取っている。無精髭を生やし、常に眉間にしわを寄せていて、これまで佐藤が演じてきたキャラクターとはまた違う、荒んだ雰囲気を纏う。念願でもあったという白石和彌監督の下、「今までで一番力が入ってなかったかも」とも語る現場でのスタンスは? 今年、30歳を迎え、変化してきている芝居との向き合い方なども含め、今、感じている想いを語ってもらった。
── 最初に脚本を読んでどう思われましたか
「久々に初見で〝これは面白い!〟っていう作品に出会えて嬉しかったです。登場人物はみんな難ありなんですが、全員が愛おしく思えて共感もできる。なかなかそういう作品はないので。最後のシーンは理屈抜きで感動しました。理由を掘り下げるところまではいっていないですけど、なぜか感動していました。兄妹の絆っていうか、3兄妹がずっと変わっていないな、っていうことだったりが良かったですね」
── 白石監督から、雄二の役は健さんでやりたい、という提案があってのオファーだったそうですね。
「白石作品はほぼ観ていたので嬉しかったです。ずっとご一緒したいと思っていました。しかもこんな素敵な台本で。すごく楽しみでした」
── なんで雄二役が自分なのかな?とは、考えませんでしたか?
「それはないかな。そんな疑問すら持たなかったです。むしろ本質では、雄二はそんなに自分と遠くない人間だとも思っていたので」
── これまで演じた役とは違って、やさぐれた感もあるキャラクターでしたが。
「周りからは今までと違うと言われるんですけど、自分としては新しいことをしたつもりはなくて、意外と普通なんです。ただ、兄妹が3人いたら2番目の雄二が結構行動的といいますか。ちょっと悪いけど頼りになる人とかって、同級生にいたりするじゃないですか? そういう感じをイメージしたりしました」
── 今回、雄二というキャラクターとは、どう向き合いましたか?
「そんなに頭で緻密に考えて作り上げていくものでもないので、感じたまま、このシーンはこうしようということはほとんど考えず、ノープランでいくことが多かったです。兄妹のシーンだったら、お兄ちゃんや妹の顔を見たりしながら、こういう15年だったのかな、こういう幼少期を過ごしてきたのかなと、なんとなく感じるものがあるんです。そういうところから膨らませていった感じですね」
・・・続きは、発売中のawesome!Vol.32をご覧ください!
awesome! Vol.32
11月7日発売/B5変サイズ/176ページ/¥1,500(tax out)
◆内容
表紙:佐藤 健
最新撮り下ろしグラビア、11月8日公開の主演映画『ひとよ』についてのロングインタビュー、
イベントレポート&作品紹介による、巻頭20ページ大特集をお届け致します!
[掲載ラインナップ]
賀来賢人
成田 凌
杉野遥亮
小関裕太
片寄涼太
金子大地
小林亮太
今井隆文
平埜生成
三浦涼介
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awesome! Vol.32 のご案内
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awesome! Vol.32〈シンコー・ミュージック・ムック〉
B5変型判 / 176ページ / ¥ 1,650
最新撮り下ろしグラビア、11月8日公開の主演映画『ひとよ』についてのロングインタビュー、イベントレポート&作品紹介による、巻頭20ページ大特集をお届け致します!
【CONTENTS】
佐藤 健映画『ひとよ』
ジャパンプレミア試写会レポート+作品紹介賀来賢人
成田 凌
杉野遥亮
小関裕太
片寄涼太
金子大地
小林亮太
今井隆文
平埜生成
三浦涼介表紙への道 & Making Check!!
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