awesome Vol.24：2月16日公開映画『リバーズ・エッジ』に出演の吉沢 亮を表紙巻頭20ページで大特集!!

awesome Vol.24：2月16日公開映画『リバーズ・エッジ』に出演の吉沢 亮を表紙巻頭20ページで大特集!!

　出版から20年以上経った今も、伝説的な作品として愛され続けている岡崎京子の代表作『リバーズ・エッジ』。この作品の実写映画化の発表は大きなニュースとなった。本作で、儚くも美しい光を放つ、同性愛者の“山田一郎”という、ある種神格化されたキャラクターを演じるのは、圧倒的な美しさを持ちながらも、悪役から三枚目まで幅広く演じきる吉沢 亮。彼が、役者経験の中で一番苦悩したというこの作品について、じっくりと語ってもらった。

── 映画『リバーズ・エッジ』はとてもセンセーショナルな作品でしたが、撮影を振り返り、まず思うことはどんなことですか？

「“山田”を演じたことは、僕の役者人生の中で、本当にいい経験だったなと思います。実は、23歳になったばかりの時に、僕の中で25歳になる自分がすでに見えてきていて、もう“若手”とは言っていられなくなることを感じていたんです。その時に、役者としてのステップアップをしないといけないと強く思って。そんな時期に、この“山田”という役をいただいて、ひたすら役と向き合うことができたのは、すごく貴重な体験になったと思います」

──この１～２年で、ご自身の中ではいろいろ考えてらしたんですね。

「そうですね。それに、やっぱり、ヒリヒリしているほうがいいですね（笑）。僕は役者をし始めてから8年ほど経つんですが、これまでにいろんな役をやらせていただいたので、その役を演じる前からなんとなく画が見えてしまう作品が、どうしても出てくるんです。そのまま、自分の想定内で演技をしていると、“もっと現場で苦しみたい”と思うんです」

──自分が成長するために？

「はい。やっぱり自分の芝居が見えてしまう瞬間があると、どこか冷めてしまうんです。でも、“山田”はどんなに必死に追いかけても、実態が掴めなくて。文字通り、演じていてすごく苦しかったんです。ステップアップしたいと思ったこのタイミングで、この“山田”に出会えたのは本当に嬉しくて、改めて役者って難しいし、楽しいなって思いました」

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awesome！ Vol.24（2月15日発売）
B5変型／¥1620（税込）／208ページ

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