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「IDOL AND READ 007」の発刊記念トークイベント第2弾が7月25日ヴィレッジヴァンガード名古屋中央店にて行われた。IDOL AND READ吉田編集長の司会で、ゲストにはぜんぶ君のせいだ。が登壇。

ぜん君。を記憶に刻みたい!ライヴは戦場(いくさば)です。

吉田編集長:では今日はましろさんが主役ということで。
ましろ;前に座らせてもらってます、よろしくお願いいたします。
吉田  :個人インタビュー(IDOL AND READ 007掲載)は今回が初めて?
ましろ;そうです、“ぜんぶ君のせいだ。”でも(個人インタビューは)初めてです。けっこうしゃべりましたね。
吉田:1時間半くらい話しましたよね。最初はけっこうキツい話、学校でハブられた話とかがあっても淡々としゃべってたんで強い人だなって思ってたんですけど、途中、自分のやりたいことができなくなった話の辺りから声がどんどん大きくなってきて、やべ~~って思ったら急に泣き出してびっくりしたんです。
ましろ;昔のこととかしゃべったことがなかったんで人と話すと思わず思い出しちゃって。

現在ツアー中のぜんぶ君のせいだ。。実はメンバーの内、成海5才(なるみごもち)が体調不良で参加できなかった2本のライヴ、2本のインストア・イベントを残りのメンバーでカバーして行い、先日自分たちのワンマンでは最大の会場、名古屋SPADE BOXで、ごもちが復帰するという感動的なライヴを行ったばかり。それくらい結束の強いぜん君。ゆえにパーソナル・インタビューには応じないという中、運営との数度の交渉の末、今回のましろの登場となったとのことだった。

ぜんぶ君のせいだ。トーク最中ましろ;今、ボクだけ前に座っているのはそれくらいレアだし。全部5人でやってきたことが多いですね。
吉田:では、ひとりずつましろさんのこと話してもらえますか?
十字(もげきあざ):ましろんのダンス指導があざは一番好きで、褒めつつ相手の性格に合わせて指導してくれる。“あざちゃんここはいいんだけど、ここはこうした方がいいよ”って。
ましろ;恥ずかしい~~、ありがとう。初めて聞いた。
一十三四(ひとみよつ):ましろの好きなところはいっぱいあるんだけど、昔、私が気持ち的に落ち込んでいた時期があったときに、ましろが後ろからつつつつと寄ってきて頭をそっとポンってしてくれたの。なんだこのイキモノ!って。空気の読める子なんで、見ててくれたんです。
ごもち:まっそん(ましろ)は聞き上手で、私、普段みんなから何言ってるかわからないって言われるんです、主語がなくて話してるので。それをふんふんって聞いて、”これってこの話だよね”って聞き返してくれる。あ、分ってくれてるんだ、よかったって。
吉田:インタビュアーになれますね。引き出して引き出して、最後にまとめるっていうのはインタビューのテクニックですから。
ましろ;すごい!新しい仕事を見つけた(笑)。
ごもち:“今日こういうのがあったんだよ”って話すと、“うんうんうん、そうよかったね”って。
如月愛海(きさらぎめぐみ):最初に会ったときに、“すごーい、こいつ何も言わない子だな”って思って、なんか、隠すのがとても上手くて、これはいい意味でも悪い意味でも、最初の頃は自分の感情を表に出さなかったんですよ。だから何を考えてるのか本当にわからなかった。ぜん君。に入ったきっかけは聞いてたから、“ほんと、やる気あるのかな”って思ったときもあったんです。でも練習もずっと頑張って、歌も自分が一番頑張るというのがあって。
吉田:ましろさんがガチの引き籠りだっていうのは聞いてたんですか?
めぐみ:知ってました。だからまずは外に出るのが大変だったと思うから、それを続けて、今こんなにみんなの前で話してるのを見るとスゴイ頑張ったんだなぁって。
吉田:みんなに褒められて、なんだか照れますよね(笑)。
ましろ;どうしていいかわかんなくなった(笑)。だって普段そんなこと絶対言わないですよ。
吉田:普段から言ったら気持ち悪い(笑)。
ましろ;よつくらい。普段からボクのことを褒めるのは(笑)。

メンバーで一番の泣き虫は?

ぜんぶ君のせいだ。トーク最中2吉田:インタビューの後、ましろさんがメンバーで一番泣くんですかって聞いたら、いや一番はめぐみさんだって言ってましたよ。
ましろ;だいたいライヴで一番最初に泣くのはめぐみかなって思った。
吉田:ライヴ中はごもちさんもよく泣くじゃないですか。
ましろ;めぐみ、ごもち、ボクの順。三番目であんだけ泣いた。
吉田:今までも本誌のインタビュー中に泣き出しちゃう人はいっぱいいたんですけど、あんなに泣いた人はいないですよ。
ましろ;あれ以上に大泣きする人が2人います(笑)。読んだ人はわかるかもしれないけれど、この本で泣いてる状況を細かく書いていただいたのが、すごい恥ずかしかった(笑)。ありがとうございます。
ごもち:めぐみん本当に泣くよね(会場に)。
ましろ;ごもちも泣くよね(会場に)。この間あざも泣いてたからね。
あざ:ごもさんが体調不良でインストア含めて4回いなくて、ごもさんの青いタオルが掛かってるのを見て、ウッってなったんですけど復活してきて、ごもさんと片手を合わせて回る振りがあるんですけど、そのときに“帰ってきた”と思ったらワ~~ってなって。
吉田:よつさんはあんまり泣かない?
よつ:自分で言うけど本当に泣かないよね。
めぐみ:ただ、本当に誰も見てない家でちょっと泣くタイプです。
あざ:3回くらい泣くのは見た。
めぐみ:結構泣くじゃん、結構泣いてます。
吉田:全員同時に泣いたらどうなっちゃうんですかね。
めぐみ:SPADE BOXのときはすごいことになりましたね。
ましろ;あのときは皆がそこら中でオイオイ泣いて。
めぐみ:カオスだったよね…(この後、ごもち復活ライヴのことを話しながら、だんだんめぐみの目に涙が浮かんできて、やがて涙が止まらなくなる)
吉田:…すぐ隣りで泣かれるとこっちまで来ますね…。ましろさんはインタビュー中、この前のゴールデンウィークのツアーのときにメンバー間の言い合いを初めてしたって言ってましたよね。
ましろ;ライヴの事を話してて、それまであまりそういう話はしてこなかったんで、それが一気に出ちゃった感じですね。
めぐみ:ライヴを続けていく中で、こうした方がいいよねってことは話してるんですけど、それを難しく考え過ぎちゃって楽しむってことを一回置いちゃってたんですよ。で、それがその日に爆発して。“楽しんだ方がいいじゃん。あたしたちが楽しくて、皆が楽しくて、それで一つのライヴになるのに、難しく考え過ぎだよ”って。
吉田:振り返ると、言い合いができてよかったですね。雨降って地固まるって感じで、あのツアーのファイナルのエッグマンにいい状態で向かうことができたわけですから。

ぜんぶ君のせいだ。のライヴに向かう気持ちは

吉田:ましろさんは、最前は譲らない、ライヴは戦場(いくさば)に向かうつもりでやってるとおっしゃってましたが、みなさん、ライヴではどういうことを心がけていますか?
ごもち:私は、(足元の)モニターを遊び道具だと思って公園でライヴやってる感じ、遊んでる感じでやってます。
よつ:みんなをよく見るようにしようと思ってます。来てくれた人をみんな恋人だと思って。
めぐみ:ライヴだとよつが一番みんなと触れることが多いですね。
よつ:ウソ偽りはないんです。好きなんです。
あざ:カッコいい曲は人間を忘れる気持ちでやってます。激しい曲とか、“お前ら頭振れよ”ってデーモン的な感じで。仮面ライダーの気持ちも入ってます。可愛い曲は魔法少女みたいな気持ちで、“魔法かけちゃうぞ”って。
めぐみ:ライヴは闘いですね。いろいろなアイドルがいる中で、ぜん君。を見にきてくれるということは、ぜん君。を記憶に刻みたいので。(店内のポスターを指して)ここに飾ってあるアイドルさんたちにも1ミリも負ける気はないです。最前の戦場(いくさば)で。
ましろ;誰にも負けない気持ちは最初からずっとあるし、他のアイドルさんにもメンバーにも。ぜんぶ君のせいだ。は全員出たがりだから、皆が前に立つし、煽ったりもするし。皆が強いです、ぜんぶ君のせいだ。は。

その後も新曲「僕喰賜君ノ全ヲ」のこと、吉田編集長が見たライヴの話題、ごもちが抜けた間のライヴやインストア・イベントの話題が続き、復活を遂げた元気なごもちをメンバーが本当に喜んでる様子がファンに届けられトークイベントは終了。この後サイン会が行われた。

ぜんぶ君のせいだ。+吉田

 

IDOL and READ 最新刊のご案内

  • IDOL AND READ 007
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  • IDOL AND READ 007

    A5判 / 240ページ / ¥ 1,320

    「集合体」として見られがちなアイドルを、完全に「個」でとらえた、本音と本当が詰まったインタビュー本『IDOL AND READ』の第7弾。

    表紙巻頭は私立恵比寿中学の真山りか。
    エビ中グループ最年長の「中学8年生」真山は、今年ハタチになる。少女から大人になる彼女に、幼少期からこれまでのことを一気に振り返ってもらった。「かわいい」と「大人」をテーマに2wayで撮影した写真からも、その移り変わりが感じられドキッとさせられるはずだ。全32ページで掲載。

    裏表紙は、本誌初の2度目の登場アイドルとなる、ゆるめるモ!のあの。
    前回より長く、前回より深く、これまでのこと、そしてこれからのことを話してくれた。ツインテール協会会長の古谷完が撮影した写真も注目だ。同じく全32ページで掲載。

    さらに、デスボイスを操る魔界人の椎名ぴかりん(モデルの椎名ひかり)、とどまることをしらない勢いのBiSHのモモコグミカンパニー、日本武道館ワンマンを年末に控えるアップアップガールズ(仮)の関根梓から、最近ぐんぐんと人気を伸ばしているまねきケチャの藤川千愛、ぜんぶ君のせいだ。のましろなど、今回も総勢12人のアイドルを完全パーソナルで、ディープなロングインタビューと普段着の撮り下ろし写真で掲載。

    【CONTENTS】
    真山りか 私立恵比寿中学

    あの ゆるめるモ!

    モモコグミカンパニー BiSH

    関根 梓 アップアップガールズ(仮)

    甘夏ゆず バンドじゃないもん!

    玉井杏奈 PASSPO☆

    藤川千愛 まねきケチャ

    ましろ ぜんぶ君のせいだ。

    イヌカイマアヤ POP

    ねう じゅじゅ

    ちーぼう レッツポコポコ、ゆるめるモ!

    椎名ぴかりん

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