IDOL AND READ 020』の発売を記念したトークショー&サイン会が、南向いずみさん(BLACKNAZARENEをゲストに迎え、2019103下北沢ヴィレッジヴァンガードにて開催された。司会進行はIDOL AND READ吉田編集長が担当。

BLACKNAZARENE 2周年記念ワンマン・ライヴ「奇祭Vol.2」決定 
お前らのこと、震え上がらせてやるからな!

── 今日はこんなにお集りいただきありがとうございます、では南向(なさき)いずみさんお願いします、拍手でお迎えください。(場内大拍手)

南向いずみ(以下いずみ):こんばんは、BLACKNAZARENE(以下ブラックナザレ)の南向いずみです、よろしくお願いします。


── 緊張します? こういうトークイベントは初めてですか?

いずみ:一人でやるのは初めて、すごい緊張しちゃう。

── まずは直近の話を聞きたいんですけど、914日にWOMB(ウーム)で「BABY’sSHOW vol.4」というBABYTRACKS(所属レーベル)のショウケース・ライヴがありましたけど、やってみてどうでした?

いずみ:いつもMARZでやっていて、4回目からWOMBでちょっとキャパも大きくなったので、今までみたいにお客さんがたくさん来てくれるのか不安だったんですけど、ラスティマ(LAST IN MY CULT)の新体制とか シャカデリックのお披露目とか、私たちブラックナザレの重大発表とかがあったので、いっぱい来てくれてうれしかったです。

── ふゆのどうぶつえん、Shinto!のライブ情報もあったりで、情報量てんこ盛りでしたね。

いずみ:みんなは大変だったと思います。

── 頭が追いつかない(笑)。で、BABYTRACKS所属は今、全部で5グループ。どうですかBABYTRACKSは?

いずみ:今、盛り上がってますよ、大丈夫です。

── と言いつつ、おとといかな?深夜Twitterを見てたら、レーベル代表の美月リカさんが「ごめんなさい、申し訳ありません、全部私のせいです、ごめんなさい」みたいなツイートをひたすらしてて、あれ? もしかして誰か脱退? 解散? かと思ったんですけど。(客席後方で見ていた美月リカさん苦笑い)

いずみ:(お辞儀して)この度は、大変申し訳ございませんでした。

── だ、大丈夫なんですよね。

いずみ:はい、すごく楽しくお酒を飲んでいたらしくて──。私も寝てたから、朝起きてTwitterを見たら、みんなと同じ気持ちで。何か起こったのかなと思ってリカちゃんのインスタのストーリーとか見たら、メンバーとめちゃくちゃ楽しそうにハグしてる写真が載ってたから安心しました。

── そういうおふざけもできるくらいBABYTRACKSは仲良しだと。

いずみ:そうです、リカちゃんは社長になったんだけど今までの関係は全然変わらず、超仲いいです。

── 個人的な感想ですけど、シャカデリックってすごいカッコよくてびっくりしちゃった。

いずみ:これまでのBABYTRACKSには全然なかった音楽だったし。

── 5グループ全部違う魅力があって、リカさん天才ですよね。

いずみ:意外とロックだよっていうのは聞いてたんですけど、聞き方によってはブラックナザレよりも全然重いロックだな──カッコいいなと。シンセが入ってるああいうロック好きです。

── ラスティマも5人になって。

いずみ:勢いが止まらない、ブラックナザレも止まらないっすよ。私たち5人が仲がいいのも、希子(清乃希子)とか実果子(村田実果子)がまぁるくまとめてくれてるからだと思うんです。私が5人いたら大変なことになってるからね。

── そんなブラックナザレからIDOL AND READに出てもらうのはいずみさんが3人目なんですけど、写真はハーレーダビッドソンの新宿店で撮ったんですね。なぜかというと、ブラックナザレがデビューして、さぁこれから!っていう時に、いずみさん1週間くらい休んだじゃないですか。

いずみ:いや、正確にいうとライヴは1回も休んでないです。ナザレに入る前に、「来年の夏はアメリカに行く」というのは決まっていて、私が帰国する日にちょうどリカちゃんがやってるファン・イベントがあったんですけど、それは血の涙を流して出られなかった──ということなんです。

── そのくらいいずみさんのナザレ入りは急に決まったんですよね。

いずみ:急に決まりましたね。326日にデビューしたんですけど、お話を聞いたのは1月か2月で、やるかやらないかはこの3日くらいで決めてくれって感じだったんです。“1日考えます”って言ったら、本当に1日後に“どう? ちょっとでもいいからやってみない?”って連絡が来て(笑)、今考えれば入ってよかったと思います。

 

── で、その時にお父さんと行ったアメリカでハーレーに乗ってる写真をTwitterに上げてて、それがカッコよかったので、いつか写真を撮る機会があればああいう写真を撮りたいなと思っていて、それが今回実現したんです。

いずみ:すごいビックリしました。ハーレーに乗って撮影するのは夢だったんですけど、もっと先、5年後とかにしか叶わない夢だと思ってたから、ありがとうございます!

── でも、免許持ってる?って訊いたら、持ってないって言ってて。

いずみ:持ってないです。

── だから公道で乗っての撮影はできなくて。

いずみ:一度、中型免許を取ろうと教習所に通ったことはあるんですよ。1ヶ月か2ヶ月通ったんですけど、S字クランクがどうしてもできなくて。バイクって倒れると200kgくらいあってどうしても起こせない。教官は起こすコツとか教えてくれないし、結局1回も起こせずに、それが嫌すぎて行かなくなりました。

── お金払って教習所に行ったってことですか?

いずみ:はい、10万円くらい無駄にしました。でも、いつか免許を取る!と決めてて。(場内に)バイクを起こせなかったのが嫌で、筋トレを始めたんだよ。(場内爆笑)つながったでしょ(笑)。

── インスタにひたすら筋トレの写真あげてますからね。で、アメリカに行ったのは1週間くらい、アメリカ横断?

いずみ:ロサンゼルスに行って、ロスからラスべガスまで。バイクで8時間かかりました。そこからサンタモニカに帰ってきて。

── 東には行ってないか。

いずみ:西海岸です。東まで行くと多分二度と帰ってこれない、アメリカで屍になるしかない(笑)。

── そういう話を聞くとお父さんは大企業の社長さん?

いずみ:いえ、普通のサラリーマンで、お母さんも働いてます。

── でも、いずみさんは小さい頃からヴァイオリンとかサックスをやっていて、そんなのお金持ちしかできないじゃないですか。

いずみ:いやぁ、でもお父さんは普通よりは稼いでくれてると思います。自分の目標はお父さんの年収を超えることだから、みなさんよろしくね(笑)。

── (笑)で、ハーレーショップで写真を撮ったあとにインタビューをしたんですけど、その時に、既にメジャー・デビューしてたって話をきいて驚いて、これってみんな知ってるんですかね?

いずみ:知ってる人は知ってるんじゃないですかね。曲を奥田民生さんて方に作ってもらったんですけど。

── 奥田民生さんて方って(笑)。

いずみ:みなさんご存知ですか奥田民生さん、多分だけど、奥田民生さんの「売れてないCDのベストワン」の記録は作れたと思う(笑)。

── で、このインタビュー中はあまり突っ込んじゃ──と思って訊かなかったんですけど、サイコパスのマネージャーと大ゲンカして、“辞めてやる!“って辞めた時の引き金になったのは何だったんですか?

いずみ:日々の言動がヤバイ人で、活動当時思春期だったから少し太ったら“痩せろ!“って言われて、2kgくらい痩せたら、“お前拒食症だから入院しろ”って言われたり、当時高校生で学校通ってるから夜寝てると、深夜2時くらいにマネージャーから仕事のLINEがきてて、それに返してなくて朝6時頃起きると着信もLINEも溜まってて、“私はこの時間まで仕事をしてるのになぜお前は寝てるんだ”って。──いや、私、学校あるから!

── その時、17歳でしたっけ?

いずみ:そうですよ。

── そりゃたしかにサイコパスだ。

いずみ:そういうのが積もり積もって、事務所の応接室で小言を言われてる時に我慢できなくなって“一緒に仕事できないから、辞めてやるよ”って言ったら、応接室の低いテーブルをバーン!って蹴られて。そこで、“もう辞めます”って辞めました。

── 振り返ると、それがあったから今があるわけで、よかった──。

いずみ:そうですね。その頃、部活で合唱とかもやってて、歌うのはもともと好きだったので、ポップスをちゃんと歌い始めたのは高校2年生くらい。

── それで歌も上手いし、音楽に対してすごい貪欲かと思ったら、自分のiPhoneに入ってるのはメタルとミュージカルだけなんですよね?

いずみ:そうですね、スマホに入ってるのは230曲くらいかな。ほぼミュージカルの曲です、あとちょっとエヴァネッセンスの曲。自分の曲はちゃんと入ってます。

── それはなんでですか、聴くのが好きじゃないってこと。

いずみ:びっくりすると思うんですけど、私大きい音嫌いなんですよ、ライヴやってるのに(笑)。人のライヴもあまり行かないし、耳元で音が鳴ってるのがあまり好きじゃなくて。だから、そうなるとあんまり、音楽を聞かないじゃないですか。なんか変態みたいな感じなんだよね、歌を聴いてるんじゃなくて、自分がシンガーとして勉強したい歌の歌い回しとかフェイクとかそういった部分を一週間で300回聴くとか。娯楽として音楽を聴いてるんじゃないんですよ、自分のものにしたいから、レコードがすり減る──っていう感じで一曲一曲音楽は聴いてます。

── それも自分なりの音楽への接し方ですもんね。

いずみ:そうです。こだわりが強くて、本当に自分が好きで、全てを愛せる曲じゃないと一週間に300回とか聴けないです。

── ちなみに、俺、1週間に500回くらいブラックナザレ聞いてますけどね。

いずみ:(爆笑)ド・変態ですね(笑)、ありがとうございます。

── メタルも好きなんですよね。

いずみ:メタルはディズニーランドへ車で行く時のBGMというか子守唄で、好きとかっていう概念じゃないんです。

── お父さんが家でもメタルをかけてたり。

いずみ:お父さんはお坊ちゃん育ちだったので、家でメタルなんか言語道断。高校の時私が軽音部に入ったら、おばあちゃん発狂! おばあちゃん、今でもそうだけど。だから最近ですよ、私がこの職業をしてるっておばあちゃんに言ったの。それまでは下北沢で週2〜3日働いてる──って言ってました、最初の頃とかマジで下北沢辺りでしかライヴしてなかったから。

── あと、インタビューの時聞き逃したのが英語の話。歌詞を英語で書いてますもんね。

いずみ:英会話教室に小学校の頃から通わされてたので、普通の人よりはちょっと早く英語に触れていて。それで私にも中2病の時期が来るんですよ、そこで<発音良く英語を喋れないのは逆にダサいんじゃないか>っていう気持ちになって。(場内に)クラスでさ、めちゃめちゃ発音いい奴ってキモかったりするじゃん、でも私はそう思わなかったんだよね。日本人の英語の発音って死ぬほどダサくない?って思ってて。そこでナルシストと中2病が高じて英語が好きになりました。カッコよくなりたかったんです。

── 巻き舌とかしてました? ブラックナザ〜レ、とか。

いずみ:してました、BLACKNAZARENE

── お、カッコいい。帰国子女?

いずみ:じゃないです。でも外国人の人に“帰国子女?”って聞かれます。発音だけはいいんで、喋ってることはbe動詞の構文とかばかりなんだけど。これも耳がいいからだと。

── 「Will」の歌詞も英語で。

いずみ:いきなりリカちゃんに仮歌音源を渡されて、 “これ英語で歌詞書いてみない? 書いて欲しいんだけど”って言われて、“やってみます”って。歌詞はずっと書き溜めてたんで、それを英語に直していく──って感じです。

── で、本が出てから1週間ですけど、ファンとの接触で何か言われたりします?

いずみ:みんな、“写真いいね”って言ってくれます。内容についての話は私が恥ずかしいから、“はい、もう、いいよいいよ”って言ってるので(笑)。

── メンバーは?

いずみ:メンバーは読んでないんじゃないかな(笑)。

── 話に出てくるあゐくさん(冬野あゐく)も?

いずみ:あゐくも、誰も読んでないと思う。

── あゐくさんのいい話もしてるのに。あと、みんなが違うユニットとかの話をしてるのが悔しい──っていうのもいい話じゃないですか(詳細は本誌にて)。

いずみ:本当に悔しかったですからね、私の場合、ブラックナザレからGarasでしたから。ライヴの時間とか数とか考えてもブラックナザレが私が重きを置くべき存在なんで。

── で、冒頭のWOMBに話を戻すと、あそこでブラックナザレは2周年記念ワンマン・ライヴ奇祭Vol.2を発表して。800キャパの新宿BLAZEに続いて、今度は1,000人キャパの恵比寿LIQUIDROOM。リキッドはロックの人もアイドルも登竜門として思い入れがある場所なんですが、いずみさんは?

いずみ:ないです。ないんですが、思い入れのあるハコになるでしょう…なります!

── まだ半年以上先だけど、意気込みは?

いずみ:(場内に)お前らのこと、震え上がらせてやるからな! これ、パワハラで、さっき楽屋で社長(美月リカ)に“言え”って言われました(笑)。奇祭Vol.2ってタイトルに決まったんですけど、もともと「警告」ってタイトルも候補にあったらしくて──そういうライヴになりますので、警告!です。震え上がらせてやるからな! ってライヴです。

── 逮捕者が出たりして(笑)。

いずみ:逮捕者は出ないです。うちのレーベルの禁止事項に、<ドラッグと盗みはダメ>って決まってるんで。

── 時間がきてしまったんで、最後に一言お願いします。

いずみ:ブラックナザレは2周年記念ワンマン・ライヴも決まって、まだまだ皆さんを驚かせることもありますので応援していてください、よろしくお願いします。ありがとうございました。(場内大拍手)

 

この後、サイン会が行われた。

『IDOL AND READ 019』のご案内

  • IDOL AND READ 020
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  • IDOL AND READ 020

    A5判 / 224ページ / ¥ 1,320

    読むアイドルマガジン『IDOL AND READ 020』の表紙巻頭は、9月26日にさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブを控える日向坂46の二期生、松田好花。

    舞台『七色いんこ』で日向坂46から唯一参加し絶賛されるなど、最近グングンと注目度を増している彼女は、クラシックバレエを15年習っていただけあって所作も優雅で、一見おとやかそうに見えるが、実は「メンタルの強さと度胸はあると思っています」と自己分析するほどの強心の持ち主。
    何事にもポジティブに笑顔で挑む彼女の生い立ちを2万字インタビューで追いかけました!

    裏表紙はkinoshita。NMB48卒業を機に「木下百花」から改名した「百花」のアーティスト活動名が「kinoshita」だが、なぜこの名前にしたのかを含め、現在の活動状況から、セクシャリティのことや死生観についてまでをぶっちゃけて話していただきました。

    また、AKB48からはチーム4キャプテンの村山彩希が登場。さらに、ラストアイドルの長月翠は、バトルオーディションの審査で彼女を落とし大炎上を起こした吉田豪が初インタビュー。ほか、ZOCの兎凪さやか、悲撃のヒロイン症候群の蒼井叶、二丁目の魁カミングアウトのミキティー本物など、今回も本誌ならではのなんでもありなラインナップでお届けします!

    【CONTENTS】
    松田好花 日向坂46

    kinoshita(木下百花)

    村山彩希 AKB48 Team4

    長月 翠 ラストアイドル(LaLuce、シュークリームロケッツ)

    佐竹のん乃 =LOVE

    鶴見 萌 虹のコンキスタドール

    堀くるみ たこやきレインボー

    兎凪さやか ZOC

    蒼井 叶 悲撃のヒロイン症候群

    南向いずみ BLACKNAZARENE

    ミキティー本物 二丁目の魁カミングアウト

    ライブレポート
    ROCK and IDOL and READ live!!
    (ヘクトウ、ぞんび、じゅじゅ、NECRONOMIDOL、BLACKNAZARENE)

    IDOL AND READ LIVE NEO vol.1
    (ヤなことそっとミュート、SAKA-SAMA、avandoned、棘-おどろ-、LAST IN MY CULT)

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