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「IDOL AND READ 010」の発売記念トークイベントが4月7日、大上陽奈子さん(PassCode)を迎えdues新宿にて行われた。当日は満員の観客を前に、音楽ライター阿刀“DA”大志さんの司会でスタート。

「将来やりたいこと」の答えは「PassCode」です!PassCodeをもっと長くやりたいなって思ってます!


ー今回の「IDOL AND READ 010」に、PassCodeの最後のメンバーとしての登場だったんですが、率直な感想としてはどうでした?

大上:今まで他の3人が出てたから、私も早くやりたくて自分のこと喋りたかったんです。自己顕示欲が強いから。トークイベントとかも楽しそうやなって見てて。

ーメンバーからこの本のインタビューについてはどんな反応だったんですか?

大上:本の始めの方から頁をめくりながら、“あ、この子可愛いな”とか言ってて、大上陽奈子の頁に来た瞬間に、“ふん”って。(場内爆笑)それしか感想がなかったんですよ。で、“この写真、眉毛濃いなぁ”って言われました(笑)。

ー他の人からは?

大上:特にないんですよ。家族からも。なんかもっとみんな感想言って欲しい。
(場内から“可愛かった!”の声)

大上:ありがとう〜!やった、うれしい。

IMG_2343sー私服も今日着てらっしゃるワンピースとかが多いんですか?

大上:こういうのからジーパンまで幅広いんです、スポーツ・ブランド物が好きで。この服は台湾の夜市で320元くらいで買いました。

ー1,000円くらい。安い。

大上:すごくないですか?結構可愛いですよね。

ーその初めての台湾ですが、どうでした?
(PassCode は3月25日、高雄での「台湾メガポートフェスティバル 2017」出演を始め、激しいパフォーマンスで観客を熱狂させた)

大上:台湾は、小籠包がめちゃくちゃ美味しかった。

ー僕はライヴの話を聞いたつもりだったんですが(笑)。

大上:そうですよね(笑)。一日目が高雄のメガポートフェスで。リハーサルの時に会場が広すぎて“そんなにノッてくれへんかなぁ”って不安とかあったんです、異国の地やし。でも本番始まってSEで入って行ったらめちゃくちゃ人が居てくれてて、初めて見てくれたような人もノッてくれて。それがめっちゃうれしかった。

ー楽しかったですか?

大上:めっちゃ楽しかった。台湾の人はこうやって(左手でポーズを作る)ノッてくれた。

ーそれ、メタルのポーズですね。向こうではPassCodeはそういう認識なんですね。

大上:シャウトとかもあるから、そうなんですかね。

ーで、次の日が台北。

大上:台北は運動会みたいな感じで(笑)。で、特典会とかやった時に現地の方が“ずっと待ってた!”ってみんな日本語で話してくれて。日本がめっちゃ好きって言ってくれたんですよ。アニメとかドラマとか見て日本語を勉強したって。それがうれしかった。日本からも結構ハッカー(PassCodeのファン)が来てくれて、めっちゃ心強かったし。

ーまた台湾に行けたらいいですね。

大上:行きたいです、それで他の国も行ってみたいって思いました。オーストラリアとアメリカとフランス。

ー最近、世界各国から楽曲の解説をやってるユーチューバーの投稿が増えてて、PassCodeも「MISS UNLIMITED」の解説をしてるアメリカとかカナダの英語圏の人やスペイン語の人もいましたね。みんな褒めてましたよ。

大上:うれしい。やったあ。Youtubeのミュージック・ビデオのコメント欄にも英語とかタイ語とかで書いてくれてて。

ーその中で、ひなさん(大上陽奈子)を気に入って、プロフィールを見た人が“若すぎるな”って書いてました。

大上:プロフィールとか見ないと、メンバーの中で一番年上って思われるんですよ。一番年下って言うとびっくりされることが多いです。

ーいくつに見られるんですか?

大上:メンバーからは27歳って言われます。

ーそんな台湾ライヴがあって、その一週間後の4月1日が『MEGA VEGAS 2017』(@神戸ワールド記念ホール)ですよ

大上:MEGA VEGASはすっごい広かった。一万人くらい入る広さで、そんな会場は初めてで、2階席があるのも、ステージ横にモニターがあるのも初めてやったし。

IMG_2363sーびびりませんでした?

大上:メンバーはみんな意外と緊張しなかったんですよ。なぜか“ワンマンの方が緊張したよなぁ”ってみんな言ってて、不思議やったんですけど、会場が広すぎて開き直ってたんかもしれない。“もう楽しむしかない”みたいな感じで。

ーライヴの評判もよくて。

大上:そうなんですよ、終わってからtwitterでトレンド入りとかしてて、めっちゃうれしかったです。メンバーみんなこれまでで一番イキレた感じはありました。けど、後から撮ってくれてた映像を見たら、思ってたよりダンスの動きが小さかったりで、“まだまだ行けるぞ!”って思いました。ステージの端っこまで使いたかったけど難しいですね。でも気持ちと動きがかみ合ったステージでした。

ー他にもいろんなバンドが出てましたけど、見ました?

大上:みんな凄かったですね、会場に見合ったパフォーマンスをされてて。

ー誰が印象に残りました?

大上:WANIMAさんですかね。心にメッチャ響いた。

ーCD渡せました?

大上:出演者の方みんなに渡せたからよかったです。で、そのMEGA VEGASの前に、レッスンでみんなメッチャ先生に怒られたんですよ。“4月1日のライヴ、大切なんやろ、度胸ないんやったらやめてまえ!って喝を入れられて。そっから今までテンションを保ってやってます。

ーメンバーの意識とかも変わってきました?他の3人の変化とか聞きたいんですけど。

大上:ゆなちゃん(今田夢菜)は元々メンバーの中でしっかりしてる方なんで、それを続けていってる感じで、かえちゃん(高嶋楓)は先生に言われたことを一番忠実に再現して次の練習までやってきます。やちい(南菜生)は、煽りを前より凄い真剣に考えて「煽りノート」をつけてる。メンバーは一緒にいる時間はめっちゃ増えました。3月とかは1ヶ月の内25日くらいは一緒にいて、それでいっぱい知る部分とかもあって、一心同体みたいな感じになってきたんかもしれないです。

ーひなさんは家で一人の時、何をしてるのが一番楽しいですか?

大上:一人の時は食べてるのが一番楽しいんです。でも、最近マネージャーさんから、“そろそろ大上さんヤバいっすよ”って言われてて、ちょっと(食べるのを)抑えないと?…なんですけど。でも昨日“大上さん、僕もうあきらめました”って見切られんで、頑張らなあかんなぁって思ってるんです(笑)。

ー高校も卒業したし。

大上:そうなんですよ(場内からおめでとう!の声と拍手)、ありがとう。3
月はPassCodeのスケジュールで埋まっていたので、卒業した感覚があんまりないんです。まだ春休みの延長みたいで。でも、最近は駅とかで制服を着てるJKを見つけたら、なんやろ、負けたわ…みたいな感じで(笑)。制服は仕事で着たい、家で一人で着るのって恥ずかしいけど、仕事やったら許されるから。

ー卒業式は泣きました?

大上:めっちゃ泣きました。最初自治会の会長の答辞で、思い出を振り返ってるのを聞いてウルってきてて、最後の方の“おとうさん、おかあさん、これまで支えてくれてありがとう”みたいなとこで、うあぁ〜〜ってめっちゃ涙が溢れてきました。

ーこのIDOL AND READの中で「将来やりたいこと」の答えに「PassCode」って書いてあったのがめちゃめちゃいい話だなと思って。

大上:いろいろ考えたんですよ。卒業してから、PassCodeのもっと先へ行ったら何すんねんやろって。でもPassCodeをもっと長くやりたいなって思って。

ーどれくらい先まで見えてます?

大上:正直全然見えてないんです。来年とかはあれこれあって、その先はわからんけど、ほんまにずっと続けたいなぁって。

ー続けて欲しいですよ。いろんな景色を見せてくれそうで。

大上:見たいですよ。MEGA VEGASをやった神戸ワールド記念ホールとかの光景が忘れられへんから、また見たいです。

ー今年の夏、いろんなフェスに出てそういう光景を見ることがあるかもしれないけど、MEGA VEGASの一万人を自分たちだけのお客さんで埋めて。

大上:PassCodeのワンマンでできたらなぁ。

ー新曲「bite the bullet」(4月19日発売)はどんな感じなんですか?

大上:新曲は、担当が分かれているというかそれぞれの個性が活かされて、ラップも入ってスパイスが効いてます。やちいのラップがよりラップになってます。

ーそれは楽しみですね。では最後に大上さんからハッカーのみなさんにひと言お願いします。

大上:え〜〜、ありがとう!最高!みんな来てくれてうれしい。ひとりでやるイベントとか初めてやったけど、これだけ来てくれて心が和みました、ありがとうございました。(会場大拍手)

この後、サイン会とチェキ会が行われた。 

IDOL AND READ 010 のご案内

  • IDOL AND READ 010
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  • IDOL AND READ 010

    A5判 / 240ページ / ¥ 1,320

    今を駆け抜けるアイドルの本音と本当が詰まったパーソナルロングインタビュー集『IDOL AND READ』の第10弾。

    今回の表紙巻頭を飾るのは、名古屋を拠点とするアイドルグループ「チームしゃちほこ」の咲良菜緒。路上デビューから5年、メタル好きと知られる彼女の生い立ちと、アイドルとして生きてきたこれまでを徹底的に追いかけました。

    また、裏表紙には、カリスマ中のカリスマと知られるThe Idol Formerly Known As LADYBABYの金子理江が登場。ワンボックスカーで生活していたこともあるという極貧生活をはじめ、その壮絶すぎる生い立ちを一挙公開したリアルドキュメントは必読です。

    その他、今最も注目のアイドルの一人BiSHのアユニ・D、先日のツアーファイナルでグループ存続を宣言した夢みるアドレセンスの京佳から、まねきケチャの藤咲、CY8ERの苺りなはむまで、今回もバラエティに富んだ全12人のアイドルが、すべてパーソナルで、ロングインタビューと完全撮り下ろしグラビアで掲載。今最も熱いシーンと言われる、アイドルの「今」がわかります!

    【CONTENTS】
    咲良菜緒 チームしゃちほこ

    金子理江 The Idol Formerly Known As LADYBABY

    アユニ・D BiSH

    京佳 夢みるアドレセンス

    藤咲真有香 まねきケチャ

    一ノ瀬みか 神宿

    石川夏海 アキシブproject

    大上陽奈子 PassCode

    一十三四 ぜんぶ君のせいだ。

    矢川 葵 Maison book girl

    ヤママチミキ GANG PARADE

    苺りなはむ CY8ER

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