『IDOL AND READ 010』の発売記念トークショー&特典会が4月12日(水) ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて、ぜんぶ君のせいだ。を迎えて行われた。
壇上には今回のIDOL AND READ 010にインタビューが掲載された一十三四(ひとみよつ)が前列に、ましろ、咎憐无(とがれん)、如月愛海(きさらぎめぐみ)、未来千代めね(みくちよめね)が後列に座り、IDOL AND READ 吉田編集長の司会進行でトークがスタートした。
死にそうなくらいの動きで皆を煽っても大丈夫な体を作りつつ、
9都市10公演のワンマンツアー「新生我尽TOUR」頑張ります!
ー 前回大阪でのトークイベント(1月15日)はまだ2人(咎憐无、未来千代めね)が入ったばかりだったんですけど、それから3ヶ月くらい経って、今はどんな感じですか?
ましろ:いい感じでやってますよ。
めぐみ:東名阪3周ツアーももう7公演済んだんで。
とがれん:だいぶ進化したのかな…と思うんですけど。
ー 新しく入った2人はもう馴れました?
とがれん:それはもう馴れてます。
よつ:私たちから見たら2人ともスゴい馴れてます。
ー 2人が入って変わったことってあります?大阪のトークイベントでは、めねさんは天然で、とがれさんは…二文字だってことが判明しましたけど(笑)。
ましろ:前から言ってる、めねのフワフワした天然な感じとか、とがれのその二文字な感じは変わらずですよ。そこはいい意味で全然変わってないけど、ステージには馴れてきた感じが出てきたかな。
めぐみ:2人ともステージでは前の方に出るようになったし。ぜん君。にとっての自分の場所を見つけた感じはすごいします。
ましろ:めねのフワフワした異次元な感じが、キャラとして確立してきました。
ー 今回のIDOL AND READにはよつさんを掲載したんですけど、インタビュー前に劇的な話をして欲しいって言ったら、“それはないです”ってあっさり言われて。でも、結果的に結構劇的な話はしてくれたと思うんです、ご両親の反対を押し切ってオーディションを受けたこととか。家族とか周りの反響はどうでした?
よつ:家族はまだ読んでないと思うんですよ…、あと特に知り合いもそんなにいないし…。
ましろ:でも、家を出てきた時の話とかは、“お父さんにこうやって言って出てきた!”って、実際ボクたちはその頃聞いてて。
よつ:そんな言っとった?
ー お父さんに“オーディション受けさせてくれなかったら私死ぬから!”って言って出てきたそうですからね。
ましろ:それだけよつが覚悟を持って来てくれたんだなってボクたちは知ってたから、そういうのを皆にも見てもらえるのはすごいいいなぁって。
ー ぜん君。のオーディションをよつさんは2回受けたって知ってました?
ましろ:知ってました。
よつ:最初は普通に申込書を送って面接を受けたんだけど、急にオーディションの形が定期オーディションに変わったので、“あ、これ、私落ちたんじゃないかな”って思って、もう1回送りました。
ー 別に落としたわけじゃなかったそうなんですけどね。でも2回受けたのは、どうしても入りたいっていう気合いの表われですよね。
めぐみ:たくさん受けてくれてる人もいるので、その中で目にとまったのは運も良かったし、あとはいろんなことを捨ててきてくれたし。
ましろ:2回目の応募の時に髪型を変えてきて、髪切ってる時点でもう捨ててる。
よつ:私、最初は黒髪のボブだったんだけど、面接のときに(元メンバーの成海5才と髪型が)被るなって声がぼそっと聞こえたんで、家に帰った瞬間に髪を染めて、切ってきました。
ー 「WORLD END CRISIS」(2016年11月アルバム『アニマあにむすPRDX』収録曲)でしだれパートを歌うようになってから、僕の中でのよつさんの印象が、それまでの妖艶な感じからクールなカッコ良さに変わったんですよ。それで今回の撮影も<病みカッコいい>よつさんを狙って。
よつ:ありがとうございます。
めぐみ:よつは入った当初、綾波レイみたいって言われた時があって。
よつ:あははは、やめて、ほんまにやめて!!
ー それホメ言葉ですよね?
よつ:そうなんですけど…。
めぐみ:それくらい大人しかった。儚さしか持ってないみたいな。声も聞こえるか聞こえないかくらいで。
よつ:しゃべる時も、“こんにちは〜”って小声で。
めぐみ:それが、よくこんな風になってしまいましたよ(笑)。
メンバーは一十三四をどう思っているのか?
ー で、そんなよつさんを皆さんどう思ってるか?という恒例の質問を。
よつ:褒めろ〜!(笑)
めね:お話にあったとおりステージ上ではものスゴいカッコいいんです、一番最初に会った頃は、フワフワした可愛らしい印象が強かったんですけど、レッスンの時に急に“ワーッ!ってシャウトしたあの衝撃は忘れません。
ー 怒られたり、いじめられたりしないですか?
めね:全然。
よつ:ちょっと待ってください!
めぐみ:私はよつにいじめられます。
ましろ:めぐみはいじめられがち(笑)。
とがれん:とがれは昔のよっちゃん知らないから見てみたいなって思うくらい…、今はメチャクチャ仲良しっていうか、知ってる人は知ってると思いますけど、彼氏彼女くらいアレなんで。
よつ:(場内に)いいか、とがれ推し。
めぐみ:つき合ってないから、全然、大丈夫だから(笑)。
よつ:2人で行って。
とがれん:チョコを食べました
ましろ:まだステージに立ってないくらいの時からボクもよっさんには会ってて、その時はボクも上手くしゃべれなかったから、どうやってしゃべっていいかわからない時期があって。で、よつが“ダンスがもっと上手くなりたいから教えて欲しい”って言ってくれたので、一緒に練習をし始めてしゃべるようになって。そこからはもうよつもどんどん来て、今は一番ふざけあえるようになってうれしいなと。
ー いい話じゃないですか。
よつ:ちょっとウルっときましたね。
ー めぐみさんはどうですか?
めぐみ:よつ推しに、これだけは自慢しておくと、よつが初めてメンバーに入って、遊びに行ったのはうちなんだよね。よっさんと初めてデートをした時、2人で自撮りすると必ずよっさんは私の後ろに隠れるの。小顔効果(笑)
よつ:違う、違う、違う! 怖い、怖い、怖い(笑)。
めぐみ:全部そういう感じで写ってる子だったのに、今は、私本当にいじめられてる(笑)。でも、よつとは結構ぶつかりやすいけど、仲が悪いとかそういうわけじゃなくて、いい物を作りたいから、お互いのいい所を取ろうとしてモメるんです。それをましろがニヤニヤして見てる。
ましろ:なんか下手なんですよ2人とも。思いがあってそれを受け入れた上でお互いに自分の意見を言い合ってるから、“まぁまぁまぁ、わかるわかる”って。
めぐみ:なんか、ましろが見守ってる女神で、この2人(とがれん&めね)が野次馬をやってる感じ。よつとはお互いが言い合って成長できるから、一緒にいてすごい楽だし。
よつ:ぶつかるには尊敬の気持ちとかがないと無理なんで。
ー その言い合ってるのを後輩たち(とがれん&めね)も見てるわけですよね。
よつ:そういう話の時、れんはだいたい爪の皮をむいてる(笑)。
とがれん:むいてない、そんな皮めくれないから(笑)。でもそういうのを見て、自分も言えるようになってるんですよ。
めぐみ:れんはダンスが上手なんで、ダンスの件だったら、れんやめねにも言って欲しいんです。それをこの間やっとれんが言ってくれて。
ましろ:自分の意志を曲げずにめぐみに突っ込んで。
めぐみ:それはスゴいうれしかった。
ー めねさんは?
よつ:めねは優し過ぎるから。
めね:あ、どっちの言ってることも分かるから、うんって聞いてることが多いかもしれない。
ましろ:だからめねは第二の女神。受け入れてくれて。
よつ:そうね。優しいからね。
めね:みんなが良くしようとしてくれてるであろう…というのを知りすぎちゃって、きっと大丈夫であろうと
めぐみ:でも一個一個の毒は一番吐きますよ。
よつ:毒は吐くね、めねちゃん。
めぐみ:例えば、“今日は自分は可愛くないな”って思う日があるんですよ、そのタイミングで、めねは“めぐみ、いつもは可愛いよ”って言うんです。じゃ、今日は可愛くないんだな!って(笑)。
ー あ、そういうタイプなんですね。
よつ:いいキャラしてますよ。
9都市10公演のワンマンツアー「新生我尽TOUR」が始まる
ー それで、現在のツアーが4月18日恵比寿LIQUIDROOMで終わって、また新しいツアーが始まりますが、その意気込みを。
よつ:患いさん(ぜん君。ファンの総称)はみんなそれぞれの仕事や学校やバイトを頑張って終わらせて、自分の人生をちょっと変えて来てくださってるから、その熱い気持ちに応えられるようなライヴをしたいなって思います。
ましろ:今のツアーは東名阪の三カ所で何回もやってきて、この5人は本当に成長できたと思うので、しっかり残りのライヴで成長しきって、この5人でできることを次の4thシングルと一緒に持って、次のツアーに行きたいです。どこも面白くて楽しい空間が絶対広がるような10公演にしたいです。
めね:私は、今やってるツアーは初めてのツアーだったので、正直、最初の方はステージに立つだけでも精一杯だったんです。振り付けを間違わないようにとか、そういうレベルから始まって、楽しむ余裕より必死さの方が勝っちゃってて。でも最近は楽しめる気持ちの方が強くなってきたから、時間を作って来てくださる皆さんのためにも、タイトルどおり(「新生我尽TOUR」)皆さんに尽くせるように頑張りたいです。
めぐみ:この5人で恵比寿LIQUIDROOMに立つのは初めてなんですね。で、あの大きな会場で本当に死にそうなくらいの動きで皆を煽っても大丈夫な体を作りつつやりたいと思います。めね、頑張れよ体力作り。
よつ:じゃあ最後はラスボス、とがれ先輩お願いします!
とがれん:ダンスは好きだったからできたけど、歌はなかなか思うように声が出せなかったり、メンバーと顔を合わすこともできなかったりと、患いさんを楽しませる段階に追いついてないまま、今のツアーが始まったんです。でも最近は楽しませようっていう段階に上って行けたかなって感じなので、恵比寿LIQUIDROOMでは、“ぜんぶ君のせいだ。ここから進んで行くぞ、イエィ!”って感じで始まって、9都市いろんな人の地元にも行くと思うので、初めて来る患いさんとかとも一緒にどんどん上がっていけるように頑張りたいと思ってます。(会場拍手)
よつ:あと、さっき言ってた4thシングルが4月26日に出ます。
ー あれはなんて読むんですか?
よつ:「わがまま新生Hominina」は、新生と書いてネオって読むので、わがままネオホミニーナ、です。
ー Homininaはヒトって意味ですよね。
ましろ:ヒトの亜種です。
よつ:この5人で初めてのワチャワチャしたポップで、ちょっとおバカっぽく弾けとんだ曲なんですけど、聞くたびにいろいろ発見できて楽しいです。ライヴでも絶対楽しいです。
ー で、シングルに入ってる3曲がまた全部いい。
よつ:ですね。
ー じゃ最後によつさんに締めの言葉を。
よつ:4月26日に4thシングルが発売されます!それを引っ提げての5月5日から9都市10公演のワンマンツアー「新生我尽TOUR」が始まります!来てね!!(会場大拍手)
この後、特典会が行われた。
IDOL AND READ 010 のご案内
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IDOL AND READ 010
A5判 / 240ページ / ¥ 1,320
今を駆け抜けるアイドルの本音と本当が詰まったパーソナルロングインタビュー集『IDOL AND READ』の第10弾。
今回の表紙巻頭を飾るのは、名古屋を拠点とするアイドルグループ「チームしゃちほこ」の咲良菜緒。路上デビューから5年、メタル好きと知られる彼女の生い立ちと、アイドルとして生きてきたこれまでを徹底的に追いかけました。
また、裏表紙には、カリスマ中のカリスマと知られるThe Idol Formerly Known As LADYBABYの金子理江が登場。ワンボックスカーで生活していたこともあるという極貧生活をはじめ、その壮絶すぎる生い立ちを一挙公開したリアルドキュメントは必読です。
その他、今最も注目のアイドルの一人BiSHのアユニ・D、先日のツアーファイナルでグループ存続を宣言した夢みるアドレセンスの京佳から、まねきケチャの藤咲、CY8ERの苺りなはむまで、今回もバラエティに富んだ全12人のアイドルが、すべてパーソナルで、ロングインタビューと完全撮り下ろしグラビアで掲載。今最も熱いシーンと言われる、アイドルの「今」がわかります!
【CONTENTS】
咲良菜緒 チームしゃちほこ金子理江 The Idol Formerly Known As LADYBABY
アユニ・D BiSH
京佳 夢みるアドレセンス
藤咲真有香 まねきケチャ
一ノ瀬みか 神宿
石川夏海 アキシブproject
大上陽奈子 PassCode
一十三四 ぜんぶ君のせいだ。
矢川 葵 Maison book girl
ヤママチミキ GANG PARADE
苺りなはむ CY8ER