『IDOL AND READ 010』の発売を記念したトークイベントが、4月11日書泉ブックタワーにて、ゲストに石川夏海(アキシブproject)を迎え行われた。当日の司会進行はIDOL AND READ吉田編集長が担当。
ライブでみんなと共有できる時間がいいな、私、ライブ・アイドルになりたい!
石川:今日は皆さん集まってくださってありがとうございます。一緒に楽しい時間を過ごしましょう。よろしくお願いいたします。
ー 今日はあいにくの雨なんですけど、この本の撮影のときもものすごい風が吹いて、予定してた川沿いでは撮れなかったんです。そういえば、ブログによると、先日お花見も中止したそうですよね。
石川:メンバーのさおりん(船木沙織)とする予定だったんですけど、大雨で中止しました。
ー もしかしたら雨女的な?
石川:私、雨女じゃないと思ってたんですけど、今朝から雨だったんで、イベントに来てくれるかなって心配してました。
ー でもこうやってたくさん来てくれて。じゃ、まずホットな話題で言うと、「アキシブproject 全国ライブハウスツアー2017 ~十人十色~」が始まりました。手応えはどうですか?
石川:前回のツアーの初日と同じ会場だったので…。
ー ほぼ満員で、10人でやるのは初ワンマン。初めてイベントに10人で出てから3ヶ月であれだけ仕上げるのは相当頑張ったんじゃないなと思うんですが。
石川:本当ですか?フォーメーションとか歌割りは変わって、全体的に見たらどうだったのかなって…。良かったんですけど。
ー でも、まだまだやれると。
石川:そう、そうです!
ー で、アンコールでツアー・ファイナルの会場の発表があったんですけど、あれ、実は当日の物販のTシャツの背中に思いきり書いてあったんですね(笑)。
石川:あの発表はサプライズだと思ったんですけど(笑)。
ー で、ファイナルは赤坂BLITZ。前回は8人での最後のBLITZだったじゃないですか。そこに10人で再び挑むというのはカッコいいストーリーですよね。
石川:8人でやった思い出もあって。自分的にあのワンマンライブが史上最強だったので、すごい手応えを感じてました。
ー 前回はソールド・アウトした会場に、全国を廻った10人で挑む意気込みは?
石川:怖いです。8人最後のワンマンライブでたくさんの方に来ていただいた所を10人で埋めたい!っていう気持ちは強いです。平日じゃないので皆さん来れると思います(笑)
ー 皆さん来ましょう(笑)。で、このIDOL AND READ 010に載って如何でした。
石川:本当に、私出たかったし、読んでました。こういうアイドルの中身や素顔が好きなので。それで、こんなに長いインタビューも初めてで。
ー インタビューは、一つ質問したらそれについて一時間くらい喋ってましたよね(笑)。全部で一時間半くらい聞いたんですけど、最終の質問まで辿り着けなかった。
石川:すみません、本当に(笑)。
ー 内容がドラマティック過ぎて。喋るのが好きなんですね。
石川:喋るのは好きなんですけど、話があちこちに飛んでオチがないんです(笑)。
ー 家族の話とかもしてますけど、読んだ感想とかありました?
石川:“なにこれ?”って喜びながら読んでました。親はあんまり家に居なかったって書いてあることには、“居たから”って言ってましたけど(笑)。
ー メンバーからは?
石川:“スゴいね”って言ってました。メンバーには生い立ちとかは話さないので。“だから負けず嫌いなんだね”って言われました。
ー アキシブのメンバーって結構強そうじゃないですか。あぶちゃん(石川夏海)はケンカ強いですか?
石川:強いかなぁ、力は強いと思いますけど…、あ、私ケンカしろって言われてケンカさせられたことがあります。
ー ええ?すごくないですか、それ。映画みたい。
ここからイジメにあっていた中学時代の体験談に話が移った。この話題は本誌インタビューでも触れられているが、そのイジメてきたバスケ部の子と絶縁できたことが語られた。
石川:その人と縁を切ってなかったら、私ここにいないです。バスケやってました。
ー あぶちゃんはバスケで関東大会優勝とかしてたんですよね。でも取材の時にバスケのコートで撮影を考えてたので、バスケットボールがあれば持って来てってお願いしたら、持ってないって言われて。
石川:これは最近ずっと言ってるんですけど、人生をもう一回やり直したら絶対バスケはやらないって。その人と出会うのがイヤで、本当に怖くてイヤだったんです。
ー 一時間半のインタビューの内、一時間はその話でしたから。
アキシブのメンバーって口とか強そうだと思うんですけど、一番強いのは誰ですか?
石川:たぶん、さおりんかな。
ー 納得です(笑)。で、この前のステージを見て思ったんですけど、10人になったことで、逆に元の6人の個性がより浮かび上がってきた気がしたんで、10人になってよかったなと。
石川:たぶん、4人に負けないようにしてるんだと思います。面倒は見ますよ、年下だから。
ー 4人は可愛いけど、まだまだ負けないわよって感じ?
石川:そういうことと、アキシブは衣装で個性を分けてないので、ステージに立ったときはどうやって自分が輝けるようにするかを考えてます。メンバー同士は仲いいですよ。仲はいいんですけど、「10人になってから落ちたね」って言われないように、ダンスとかのレッスンは頑張ってやってます。でも先生からは4人はよく怒られるんです。厳しいというより、間違いを繰り返すから怒られる。私も、何回も練習した所を間違ったら叱ります。煽りとかも本番で忘れたりするし、それを終わってからも気にしてなかったので、“だったらやってくれない方がマシです!”っていう感じのスタンスでいます。ライブでそうなるのがイヤなんです。
ー あぶちゃん、熱くなってきましたね。インタビュー中もこういうテンションでしたけど(笑)。あと、インタビューを文字に起こしてみると、話の中に“なんか、なんか〜”っていうのと、“〜みたい”がたくさん出てきて。
石川:ああ〜、“なんか、〜みたいです”って。私、「なんか星人」なんで(笑)。
ー あとインタビューに「ふぅ〜」っていう時期がほとんどないっ言ってたんですけど、最近も「ふぅ〜」ってしてる時ってないんじゃないですか?休みとかないでしょ。
石川:あります、あります。
ー 何してます?
石川:聞いてください!私、オフの日とかも外に出ずにずっとベッドにいるので、2017年の目標は「休みの日は外に出る」にしたんです。なので最近は頑張ってて、ひなひ(計良日向子)とディズニーランドに行ったりしてます。で、みんな「ディズニーばっかり行ってんな」って勘違いしてると思うんですけど、あれはひなひがわざわざディズニーに何枚も服を持って来て、トイレに並んで着替えて、“写真撮って”って撮らされてるんです。それで私は「遊んでばかりいる」って誤解されてて。ひなひと、ゆえち(宮谷優恵)と、みぃ (田口未彩)はディズニーが好きで、新作が出たらすぐに行くって感じで、年に何回も行ってますね。私は自分では何度もは行かないです。
ー じゃ、休みの日は何をしてるんですか?
石川:買い物もしないし、映画も見ないし、家族旅行もしないし…。私、アレ見てます、グロいショートムービー。見ません?
ー ええっ?見ないですよ(笑)。あぶちゃん、アイドルですよね…?
石川:すいません、こういう人なんです。
ー 料理とかは?
石川:私、焼き肉好きです。この間、生まれて初めてユッケ食べました。それとレバー。
ー 20歳にして初めて。どうでした?
石川:美味しかったです。最近野菜も食べました。
ー いや、そりゃ野菜は食べますよ。食生活は変なんですか?
石川:はい。
ー メインの食べ物は何ですか?
石川:お肉です。お肉と白いご飯。私、世界で一番好きなのは白いご飯なんで。
ー 焼き肉屋に行って、ご飯も頼む派だ。
石川:大。絶対、大。いくらでもいけますもん。
ー でも体は細いじゃないですか。
石川:細くないですよ。
ー アキシブで一番細くないですか?
石川:いやいやいや。全然ダメです。細くないです。
ー でも、肉とご飯が好き…と。太るタイプ?
石川:私、消化が早いタイプです。
ー (笑)。あ、あとインタビューの時辿り着けなかった質問で、「夢」があるんですけど、夢はありますか?
石川:私、テレビに出たいっていう夢はなくて、アキシブで歌番組に出るのはうれしいんですけど、カメラを意識するじゃないですか、でもそれってライブじゃないし。私、ライブがしたいので。
ー 芸能人みたいな感じで有名になりたいんじゃなくて、ライブ・アイドルになりたいってこと?
石川:そうですね。テレビって出てないと消えたって言われるし。
ー ライブで頑張ってるのに…ってパターンはバンドにも多いですからね。
石川:だからそうじゃなくて、ライブでみんなと共有できる時間がいいかなって。今年21歳になるので、ライブのことを考えて、皆が足を運んでくれるグループになりたいです。
ー わかりました。では時間も押してきたので何か告知があれば。
石川:「~十人十色~」のツアー・ファイナルが6月11日に赤坂BLITZであります。これから一般発売、絶対埋めたいです。あと、各地廻るので、足を運んでもらって、行って良かったなって思ってもらえるように一つ一つのライブを頑張ります。“それじゃあ楽しみましょう、皆さん!”ありがとうございました。
IDOL AND READ 010 のご案内
-
-
IDOL AND READ 010
A5判 / 240ページ / ¥ 1,320
今を駆け抜けるアイドルの本音と本当が詰まったパーソナルロングインタビュー集『IDOL AND READ』の第10弾。
今回の表紙巻頭を飾るのは、名古屋を拠点とするアイドルグループ「チームしゃちほこ」の咲良菜緒。路上デビューから5年、メタル好きと知られる彼女の生い立ちと、アイドルとして生きてきたこれまでを徹底的に追いかけました。
また、裏表紙には、カリスマ中のカリスマと知られるThe Idol Formerly Known As LADYBABYの金子理江が登場。ワンボックスカーで生活していたこともあるという極貧生活をはじめ、その壮絶すぎる生い立ちを一挙公開したリアルドキュメントは必読です。
その他、今最も注目のアイドルの一人BiSHのアユニ・D、先日のツアーファイナルでグループ存続を宣言した夢みるアドレセンスの京佳から、まねきケチャの藤咲、CY8ERの苺りなはむまで、今回もバラエティに富んだ全12人のアイドルが、すべてパーソナルで、ロングインタビューと完全撮り下ろしグラビアで掲載。今最も熱いシーンと言われる、アイドルの「今」がわかります!
【CONTENTS】
咲良菜緒 チームしゃちほこ金子理江 The Idol Formerly Known As LADYBABY
アユニ・D BiSH
京佳 夢みるアドレセンス
藤咲真有香 まねきケチャ
一ノ瀬みか 神宿
石川夏海 アキシブproject
大上陽奈子 PassCode
一十三四 ぜんぶ君のせいだ。
矢川 葵 Maison book girl
ヤママチミキ GANG PARADE
苺りなはむ CY8ER