20160720idolandread

 

『IDOL AND READ 007』発売記念として、イヌカイマアヤ(GANG PARADE)を迎えたトークイベントが7月16日越谷市ヴィレッジヴァンガード+PLUSにて、宗像明将(音楽評論家)さんの司会により行われた。

今日はたくさんイヌカイの言葉を聞いて感銘を受けて帰ってください。

maaya1イヌカイマアヤ:初めてのソロ・イベントにこんなに来てくださって、みなさん本当にありがとうございます。
宗像明将:すごいうれしそうですね。
イヌカイ:うれしいですよ。特典会とかでみなさんと話す機会はあるんですけれど、それじゃ物足りないと思うので、今日はたくさんイヌカイの言葉を聞いて感銘を受けて帰ってください。
宗像:感銘を受けて…って、先の展開がもう決まってるんですね(笑)。このIDOL AND READ 007号では1ページ目からイヌカイさんのご家庭の話が始まるんですけど。ご家族はこの本を読まれてました?
イヌカイ:読んだとは思うんですけど。
宗像:ご家庭のことについてファンの方から心配されたりしなかったですか?(インタビューではご両親との不思議な関係性が語られている)
イヌカイ:いやぁ普通に家族の仲はいいですよ、休日にお母さんと映画を観に行ったりとか、イベントのない日はパパとご飯食べに行ったりとか。
宗像:イヌカイとママ、イヌカイとパパじゃなくて、パパとママは?
イヌカイ:パパとママとお食事に行きますよ。
宗像:今日は、それを聞いただけで来た甲斐がありますね。
イヌカイ:まだイベントは序盤ですけど大丈夫ですか?
宗像:まだ行きますよ。まぁイヌカイさんのご家庭の話とか、メンバーについての歯に衣を着せぬ感じの話とかいろいろありますが、いいなって思ったのは、ギャンパレ(GANG PARADE)のメンバーが今日のイベントのことをSNSとかで宣伝してくれてるんですよね。
イヌカイ:そうなんですよ。
宗像:インタビューについてメンバーからの反応ってどうですか?前号のサキちゃん(カミヤサキ)のインタビューを読んだときのイヌカイの感想が「まぁ、ちょっと人とは思考が違う人だとは思いました」って今度の号に載ってるんですけど、サキちゃんから感想はもらいました?
イヌカイ:読んだよとは言ってましたが、感想とかは聞けなかったです。

おバカな話と怖い話

maaya+munakata2宗像:イヌカイさんって三重県出身なんですね。
イヌカイ:実家は東京で、三重県は生まれて3〜4歳くらいまで。おばあちゃんがいたので自然の中で育てたみたいな感じです。でも全然記憶はないですね。伊勢神宮へは行ったのかなぁ。ちっちゃい頃の記憶って小学校の2年くらいの頃先生に怒られたことぐらいしか覚えてないです。
宗像:それはなぜ怒られたんですか?
イヌカイ:二時限目のときに一人で割烹着を着て給食の準備をしちゃったんですよ、次は昼休みだと思って。そうしたら“まだ授業があるのに何してるの?”ってすごい怒られて、ごめんなさいって黒板の下で立ってた。
宗像:わりとそういうことが多い子供だったんですか?
イヌカイ:全然!全然!全然!そんなおバカなことしないですよ私。でもなぜか思っちゃったんですよね。その記憶しかないです。
宗像:イヌカイさんは家にひとりでいるのって怖いですか?
イヌカイ:怖いですよ、閉鎖空間にひとりっていうのが一番怖くて。確かにひとりの時間って必要なんですけど、イヤなことがあった日のひとりの時間っていうのがイヤなんです。あと暗所恐怖症だったときがあって。
宗像:それはいつ頃?
イヌカイ:高校の2年生くらいまでかな。ずっと怖くて、映画が好きなのに映画館にひとりで行けなかった。映画が始まっちゃえばいいんですけど、始まるまでは暗くてイヤなんですよ。
宗像:それはなぜなんでしょう?
イヌカイ:なんででしょうね…、私の部屋の向かいに仏壇があるんですけど、私の部屋にちょっと出るんですよ。
宗像:ご先祖様が出る。
イヌカイ:出ますね、昼間はいないんですけど……ホントなんですよこれ(場内のみなさんに)。
宗像:みんな!そんな絵に描いたように引かないで(笑)。
イヌカイ:ご先祖様だから怖くないんですけど。
宗像:それは見えるの?
イヌカイ:雰囲気で、ここら辺(目前辺り)にバッと来て、“あ、私、今幽霊の間を通った”みたいな感じ。
宗像:今は出なくなった?
イヌカイ:今は出ないですね、でもこの前アオちゃん(シグサワアオ)が泊まりに来て、私の部屋の前の廊下を通ったときに、“え、ちょっと怖い”って言ったんです。私アオちゃんには何も言ってなかったんですよ、幽霊が出るとかお祓いしてもらったとか。
宗像:それはお父さんやお母さんに話して、ちゃんとした人に祓ってもらった?
イヌカイ:そうです、そうです。本当に泣いちゃって。お父さんに一緒に来てもらって部屋の電気をつけてもらうっていうくらいの時期がありました。
宗像:イヌカイ家はいろんなことがありますね。
イヌカイ:今は気にしなくなりましたけど。

イヌカイだけを見て!

maaya2宗像:仏壇の話とは違うんですけど、イヤなことがあったときひとりでいるのはイヤだというさっきの話で、イヤなことってどんなことですか?ヲタクのこと?
イヌカイ:ヲタクのみんなに関してはイヤなことって特にないです。
宗像:やっぱりギャンパレをやっていて、“まじ、辛いな、イヤだな”ということってあると思うんですけど。
イヌカイ:活動に関しては特にないです、あるとしたら自分らの至らない部分があるというところですね。まだ実力がついてきてないなとか、そういうことで。
宗像:ファンの方から優しくされるというのはイヌカイのこれまでの人生ではなかったこと?
イヌカイ:なかったですよ。
宗像:イヌカイにとってヲタって、自分のファンってどういう存在ですか?
イヌカイ:え〜〜、それ話します? 私、ファンがいない時期がすごくあったんですよ。ライヴしても、居て一人みたいなのが普通だったんです。(場内に)ホントにあったんだよ〜〜。だからこんなについてきてくれる人がいるっていうのがありがたいというか、身にしみて感激です。
宗像:そういった一人ファンの状況から、ファンが増えるように変わった転機って何かあったんですか?
イヌカイ:なんですかね、わからないんですけど何かあったんですよね。
宗像:ツイッターも最初と今とでは全然違いますからね。僕としては、イヌカイは今はアイドルっぽく演じて頑張ってるのかなと思ったんですけど、今の方が地なんですか?
イヌカイ:え?いや、わかんないです。
宗像:そうしたら“イヌカイだけを見てよね”というのは本音?
イヌカイ:本音、本音、本音ですよ。
宗像:ファンに対してある意味自己パブしたいという気持ちがあるんですか?
イヌカイ:そこまでしたいという気持ちは…、でも自分だけ見てて欲しいというのはあります。アオちゃんも言ってたんですけどギャンパレが一番になりたいじゃないですか、やっぱり。

この後、渋谷WWWで18日に行われる<WE ARE the IDOL>ライヴと翌19日発売の3rdシングル「WE ARE the IDOL」の話題となり、ライヴへの意気込みを語った後、“イヌカイはイヌカイなんで立場は揺るがない”という力強い言葉でイベントを締めくくった。引き続いてサイン会が行われた。

 

IDOL and READ 最新刊のご案内

  • IDOL AND READ 007
    購入する
  • IDOL AND READ 007

    A5判 / 240ページ / ¥ 1,320

    「集合体」として見られがちなアイドルを、完全に「個」でとらえた、本音と本当が詰まったインタビュー本『IDOL AND READ』の第7弾。

    表紙巻頭は私立恵比寿中学の真山りか。
    エビ中グループ最年長の「中学8年生」真山は、今年ハタチになる。少女から大人になる彼女に、幼少期からこれまでのことを一気に振り返ってもらった。「かわいい」と「大人」をテーマに2wayで撮影した写真からも、その移り変わりが感じられドキッとさせられるはずだ。全32ページで掲載。

    裏表紙は、本誌初の2度目の登場アイドルとなる、ゆるめるモ!のあの。
    前回より長く、前回より深く、これまでのこと、そしてこれからのことを話してくれた。ツインテール協会会長の古谷完が撮影した写真も注目だ。同じく全32ページで掲載。

    さらに、デスボイスを操る魔界人の椎名ぴかりん(モデルの椎名ひかり)、とどまることをしらない勢いのBiSHのモモコグミカンパニー、日本武道館ワンマンを年末に控えるアップアップガールズ(仮)の関根梓から、最近ぐんぐんと人気を伸ばしているまねきケチャの藤川千愛、ぜんぶ君のせいだ。のましろなど、今回も総勢12人のアイドルを完全パーソナルで、ディープなロングインタビューと普段着の撮り下ろし写真で掲載。

    【CONTENTS】
    真山りか 私立恵比寿中学

    あの ゆるめるモ!

    モモコグミカンパニー BiSH

    関根 梓 アップアップガールズ(仮)

    甘夏ゆず バンドじゃないもん!

    玉井杏奈 PASSPO☆

    藤川千愛 まねきケチャ

    ましろ ぜんぶ君のせいだ。

    イヌカイマアヤ POP

    ねう じゅじゅ

    ちーぼう レッツポコポコ、ゆるめるモ!

    椎名ぴかりん

特集・イベントレポート