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「IDOL AND READ 006」発売記念 望月みゆ(バンドじゃないもん!)トークショー&サイン会が3月29日音楽評論家 宗像明将さんの司会でHMV&BOOKS TOKYO 6Fイベントスペースで行われた。

IDOL AND READの話をするんじゃないんですか(笑)。

宗像:今日はIDOL AND READの006発売記念トークショーなんですが、望月さんはいなり寿司がお好きというのを聞いて。
望月:IDOL AND READの話をするんじゃないんですか(笑)。
宗像:いや、大事な話なんで(笑)。
望月:大事かな(笑)。私いなり寿司大好きで、メンバーとお仕事の時コンビニでご飯買いましょってなったらいなり寿司買いますね。
宗像:飽きないんですか?
望月:いっぱい種類があって楽しいですよ、いなり寿司ライフは。お家にも揚げを常備してて、うどんとか作ったら絶対載せて、余ったらその中にご飯を詰めていなり寿司にします(笑)。
宗像:じゃあ、ぼちぼちIDOL AND READっぽい話をしようかと思うんですけど、この間3月24日に、バンドじゃないもん!の再メジャー・デビューのお披露目が新宿ステーション・スクエアであったじゃないですか。しかもアルタ・ヴィジョンでメンバーがバン、バン、バンと紹介されて、スクエアに視線を移すと演奏が始まる。
望月:いやぁ、憧れでしたね。新宿ってよくそういうイベントに使うじゃないですか。通ったときにすごいアーティストさんのイベントのセッティングがされていくのを見かけたりもして。
宗像:X JAPANとか。
望月:そうそう。そういうのをやってみたいなと、夢見心地な感じでメンバーとも話すことって結構あったんですよ。idolandread006-2_01
宗像:秘密の地図が映されて、なんか新宿を指してるみたいだったんですけど、ステーション・スクエアは使用料が高そうだからないかなぁ?と思ってたんですよ。だからスッゲーなぁって。
望月:いやぁメジャーってすごいですね(笑)。
宗像:そこで新曲「キメマスター!」と新しい衣装の最新ヴィジュアルも公開になって、あのときはどこら辺がポイントでした?
望月:新曲のタイトル「キメマスター!」はすごい悩んでつけたんです。キメって結構ヤバいワードじゃないですか。そこをメンバーとも話して決めたタイトルなんです。歌詞が早口過ぎて何て言ってるのかわからないと思うんですよね。だからそれを早くみんなにちょっと見せたいなと思います。結構宇宙レベルで突っ走るぞ的な、ワザとメジャーっぽいことを今回やってるんです。この「メジャーになりました」という瞬間を楽しもうという話を、メンバーとかスタッフさんとしていて、じゃあ敢えてやりましょうということで。曲を作っていただいた方もQ-MHzさん、振り付けもラッキー池田さんというメジャー感のある方で。
宗像:メジャー感ありますよね。
望月:なので、みんなもそのノリに乗って欲しいなって。
宗像:みんなもメジャーなオタクに(笑)。
望月:一緒にメジャー遊びしましょう。
宗像:ラッキー池田さんの振り付けってどうでした?
望月:最初怖いかなって、メンバーで震えながら行ったんですけど、すごいなんか可愛らしいお方でした。

断然今の方がレベルが上がってる

宗像:「キメマスター!」ってあのステーション・スクエアが初披露だったじゃないですか、緊張しませんでした?
望月:緊張しましたね。多分メンバーみんなメチャメチャ緊張してて、鏡が目の前にないっていう状態+もんスターのみんなが目の前にいるっていう状況で、情報量過多で頭がパンクして、バタバタなパフォーマンスになってしまったんじゃないかと思うんですけど。
宗像:間違えたところはなかったですか?
望月:う??ん、これからもっともっと良くなっていくと思います。
宗像:どうですか、結構な人数が平日の18時の段階で集まってくれて。
望月:あとで、スタッフさんが撮ってくれた後ろからの写真を見たときにウワッって思いました。
宗像:やってるときは自分からは見ている余裕がないというか。
望月:結構余裕はなかったんですけど、視界を広くもってアルタ前ぐらいまで見てたからわからなかった。立ち止まってくれる人もいれば、普通に歩いている人もいるし、その為に集まってくれた人もいて、非日常でした。バンもん!は完全に違和感で。
宗像:みゆちぃがバンもん!に入ってからワーナーミュージック・ジャパンとの契約が終わってバンもん!がインディーになって、ゆずポン(甘夏ゆず)とちゃんもも◎(天照大桃子)が入りますという時代を経験しての再メジャーということなので、感慨もひとしおなんじゃないかなと。idolandread006-2_02
望月:そうですね、いまいち実感がないというか。やっぱりメジャーだった期間よりインディーズの方が長いじゃないですか、実質何年もインディーズでやってきたので。だから結構新たな気持ちかもしれないですね。
宗像:メジャーになってこうやるんだ…って新鮮な気持ちですか?
望月:気持ち的に、バンもん自体があのときより断然今の方がレベルが上がってると思っているので、もっとやれることが増えるんじゃないかなと思ってます。今回ポニーキャニオンさんが力を貸してくださるというので、こっちもそれに見合ったことがもっとできると思います。

ベースは日々練習、練習です

宗像:このIDOL AND READ 006にもあるんですが、みゆちぃって唯一ひとりで加入したメンバーなんですよね、他は二人だったり、三人だったり。で、みゆちぃは心の中にいろいろ抱えたものをお母さんにSkypeで言う日々が続いていたという話が。
望月:今はSkypeがLINE電話になっただけで、さっきも電話してたし、変わってないです(笑)。何かあってもなくてもかけます。
宗像:お母様、twitterでも「ママちぃ」でいらっしゃいますよね。
望月:twitterでもんスターの動きとかメッチャ見てますね。
宗像:うかつなことは言えませんね。
望月:そうですね、普通に名前覚えてますし。私より身内周りのことは詳しいかも。「もんスターじゃない人たちがこんなこと言ってるけど大丈夫?」とかって、どんだけ見てるんや!って感じです(笑)。心配なんですかね。
宗像:お母さんはIDOL AND READ 006読まれたんですかね?
望月:そうですね、買ってました。お父さんも読んでたんですけど、私がお母さんの話ばっかりしてたので、「お父さん可哀想かな」って言ってました。
宗像:みゆちぃがブログに書いてらっしゃいましたけど、 IDOL AND READのアンケートに「みゆちぃをもう一度出して」と書いて送って欲しいと。今日もそれを訴えたいと。
望月:ぜひぜひ!アンケートはメチャメチャ大事なんですよ。ばんモンとして、望月みゆとして雑誌に呼んでいただいた際にはぜひ書いてくれ!と。次誰にしようかな…と悩んだときに名前が多かったら出るかもしれないじゃないですか。よくなかったらアレなんですけど、よかったらぜひ!その上もしかしたらチェキが当たるかもしれない、最高じゃないですか。懸賞アイドルとして、そこは出さないと当たらないので出してください。
宗像:インタビューでは同じベースも弾くゆずポンのこととか話してますが。idolandread006-2_03
望月:元々人見知りなんです、それが「今日から家族です」みたいな感じで新しいメンバーが来るわけですよ、「無理!無理!無理!」みたいな(笑)感じ。しかもゆずがベースが上手いのは知れた話で、加入してすぐゆずがベースを弾いてる動画を見た人がいて、絶対ゆずと代わった方がいいっていう話が普通に私の耳に入ってくるくらい言われてました。でも上手くないというのは自覚してるのと、パフォーマンスとしてあんまり弾いてなかったというところで、まったくベースに対しての自信とかがなくて…でもなぜかプライドはあるんですけど(笑)。
宗像:2013年の渋谷2.5Dかな、ベースを持って女の子が現れたときに結構びっくりして、その後はみんなでパーカッションを叩いて試行錯誤してる時代もあって。それがみゆちぃの中でも整理がついて、新宿MARZ辺りから「バンドじゃないもん!」が「バンドだもん!」みたいな感じでバンド演奏するようになったじゃないですか。あの辺から振り切れてきたのかな?と話を聞いてて思いましたね。
望月:やっぱり弾けないって言われるのが悔しかったんですよね。正直言って今より高校の頃の方が弾けてたんです。そこからベースと離れてしまったこともあるんですけど、自分はベーシストだって気持ちがあったのにベースを弾かなくなってしまった。そのうえで「どうせこいつは弾けないんだ」って言われたり、ベーシストさんから見たら「アクセサリーみたいに持ってんじゃねーよ」って言われる、自分もそうだな…と思ったので、頑張るしかないと家でメチャメチャ練習しました。
宗像:そこで心折れずにやるという意地があるのがいい。
望月:みさこ(鈴姫みさこ)のお陰かな。そのとき演奏組がみさこ(ドラム)と私だけだったので、みさこに電話で「すごい悔しいんだ」って話をしたら、親身になって話してくれて、結果的に頑張ってみる!ってなって、ずっと家で練習しました。
宗像:今でも練習は?
望月:します、します。ベースを持って帰って練習するっていうのをやってたんですけど、ツアー中持って帰れないことが増えてきて、「足りねぇ」と思って結局実家から赤べえっていう愛用のベースを持ってきました。一曲全部弾かしてもらう機会も増えてきてるし、自分から「やりたいです!」って言えるようになりたくて、日々練習、練習です。
宗像:今、みゆちぃの中ではアイドルとバンドはどういうバランスになってるんですか?
望月:どうかなぁ…、これはみんなの総意ですけど、みさこが「終わり」って言ったらバンもん!は終わりなんですよ。
宗像:そうなんだ。
望月:これは結構言ってるんですけど、みさこが「解散」って言ったら、ヤァ!って解散。でもみさこは、「もしバンもん!がなくなってもそれぞれがやって行けるように、バンもん!をやってる間にいろいろ伸ばしたり見つけたりして独り立ちできるようになって欲しい」って言っていて。そういうのを言われて、私はバンもん!がなくなってもバンドもできるようになりたいなって思うところはあります。それくらいにはレベルを持っていきたい。
宗像:アイドルとして気にしてる部分ってあります?
望月:見た目とかですか?
宗像:自撮りしたりとか。
望月:自撮りはします(笑)、でも自撮りすることに抵抗がなくなってしまったことに結構ヤべぇなって思ってます。ディズニーランドとか行ったときも周りがガヤガヤしてる中で、平気でニコニコして撮ってるのってヤべぇなって(笑)。

地元熊本凱旋公演

宗像:結構twitterやブログにも書いてましたけど地元熊本凱旋公演はどうでした。
望月:まず福岡に、お父さん、お母さん、おばあちゃんも来てくれて。しかもDRUM LOGOSって場所が私にとってすごい特別な場所で、一番通ったライヴハウスなんです。そこのステージに立てるのがうれしくて震えましたね。前は公園の所に整列する立場だったので、楽屋にいるときとかもずっとそわそわしてて、ステージに立って、終わってお客さんがいるのを見てこみ上げるものがありました。待っててくれた九州のもんスターとか、九州だからって遠くから来てくれるもんスターとか、すごいよく見えるんですよ。なんかもうざっくり言って感謝の気持ち。そこに立たせてもらうこと自体が難しいことで、みんなのお陰だなっていうのを思いました。いろいろ初披露の曲とかやりました。いやぁいい思い出になりました。あれを超えるためにこれから頑張るんです。
宗像:とりあえず、4月3日の神聖かまってちゃんとの対バンですか。
望月:真剣なんですよ、本当に今みさこが引っ張りだこで(バンドじゃないもん!のみさこは神聖かまってちゃんのドラマーでもある)。
宗像:ま、二つやってたらそうなりますけどね。
望月:こっちはツアーをやってて、かまってちゃんの方も忙しくて、マジで休みがない日々をみさこが過ごしてて。みさこ無しでのイベントもあったりするし、そんな中でかまってちゃんとのツーマンライヴがあって、あちら側に「みさこを取る」って言われてバンもん!も気が気じゃないです。
宗像:あれはガチになるんですか?
望月:取られたら、みさこがいなかったらバンもん!じゃなくなっちゃうし。困っちゃいますよ。
宗像:ここにいらしてるみなさんは、行かれるんですよね。
望月:ちょっと、バンもん!負けたらどうすんの? の子さん(神聖かまってちゃん)がバンもん!失くすってマジな感じで言ってた、どうしよう。

バンもんはいろんな所に滑り込みたい

宗像:ではここで質問タイムに移ります。 お客さんA:この後「キメマスター!」も出るので、バンもん!の今後の目標と、その気持ちを聞かせてください。
望月:私個人での話になるんですけど、まず前回のシングルで目標にしてたオリコン10位以内っていうのが結果11位で達成できなかったので、それは絶対に超えたいというのと、現状制作段階でいろいろやっているのでレベルの高いものを作りたいし、期待して欲しいなって思います。楽しみにしててください。 お客さんB:TIFとかの他に出てみたい夏フェスは?
望月:フェスというフェスに出たいなっていうのをみんなで話してて、FUJI ROCKとか出たいですね。チャンスさえあればいろんなのにエントリーしたい。去年もそうだったんですけど、この時期になるとメンバーがフェスのことを調べまくってて、「これ出せるんじゃないっすか」みたいなのを送りつける。
宗像:すごいですね、スタッフさんにメンバーが圧をかけてる。
望月:フェスというフェスにアタックして行きたいと思います。去年ロック・イン・ジャパンのフェス出れなくて悔しかったし。あと、アニサマとかa-nationとか。
宗像:a-nationはエイベックスのアーティストだけかと思ったら、そうじゃない方も出てるんですよ。
望月:そうなんです。知ってるぞワシは!出れるかもしれん(笑)
宗像:その辺はするっと滑り込んで。
望月:今年は、バンもんはいろんな所に滑り込みたいな。滑り込みでもいいんですよ。そこからパッと行けば。
宗像:メジャーの勢いで上手く滑り込んでいく感じで。
望月:それに備えます!
宗像:じゃぁ最後にみゆちぃからメッセージを。
望月:バンもん!は、ここまでの公演は結構ソールドアウトして来てて、それがすごくうれしいんですよ。カッコいいじゃないですか。しかもいっぱいの人に見てもらえるのもうれしいので、ここで途切らせずにソールドアウトを狙って行きたいと思ってます。ぜひ周りのお友だちとかも誘って連れて来て欲しいな。絶対楽しませるのでぜひぜひ引っ張って来てください。そしてかまってちゃんとのライヴ、ガチンコ勝負しますのでもんスターの応援が必要です。特別なライヴになると思うので見逃さないで欲しいです。そして赤坂BLITZ2DAYS、豊洲ピットとつなげて行きたいと思ってます。今日は来てくれてありがとうございました。

このあと、もんスターとの集合写真撮影、サイン会が行われた。

「IDOL AND READ 006」のご案内

IDOL AND READ 006

A5判/240ページ/本体 1,200+税

今話題のアイドルの生い立ちと赤裸々な思いをパーソナルで追ったロングインタビュー本『IDOL AND READ』の第6弾。 表紙巻頭は、今やアイドル界のみならずJ-POPシーンにも広く知れ渡っているトップグループ、でんぱ組.incの最上もが。 アイドル界では「異端児」と言われる彼女だが、今の驚異的な人気の秘密が垣間見えるストイックな生き様、そして生い立ちを、2万字パーソナルインタビューで包み隠さず、ぶっちゃけて話してくれた。また、原宿を舞台にストリートロケしたボリュームたっぷりのグラビア写真も必見。 裏表紙は、まだ結成から1年も経っていないが怒濤のサクセスストーリーを歩んでいる、今アイドル界一の注目グループ、BiSHのアイナ・ジ・エンド。これまで壮絶な半生を送ってきた彼女だが、それでも純粋な心を持ったまま夢を追い続けてこられたのは? 透明な心を持った少女のシンデレラストーリーを、2万字インタビューでたっぷりとフィーチュアした。また、初チャレンジしたセクシーなグラビアも注目だ。 さらに、SUPER☆GiRLSのあみたこと前島亜美、ツインテール協会でもおなじみのdropの大場はるか、バンドじゃないもん!の望月みゆ、アップアップガールズ(仮)の佐保明梨から、大阪発のピコリーモ系ラウドアイドルPassCodeの南菜生まで、総勢12人がパーソナルで登場し、生い立ちインタビューと完全撮り下ろしグラビアで激しく迫ります。

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