サックス・ワールド Vol.34(CD付)〈シンコー・ミュージック・ムック〉

サックス・ワールド Vol.34(CD付)〈シンコー・ミュージック・ムック〉

¥ 1,650 (本体 1,500+税)

発売日 2024/09/12
発行元 ホットリバー
サイズ A4変型判
ページ数 144ページ
ISBN 978-4-401-72034-7
オプション CD付

巻頭特集
ドラマでは実現しなかった猪爪親子が誌上で共演!?
連続テレビ小説『虎に翼』とサックス
今井悠貴/上川周作/井出慎二/屋嘉一志

NHK連続テレビ小説『虎に翼』の物語後半に差し掛かった96話(8月12日放送)から、主人公・佐田寅子の甥っ子・猪爪直治が“ジャズに夢中で、日夜練習に明け暮れる”という設定で突如サックスが登場! 話題となっている。
今回は直治役を演じた今井悠貴、その演奏指導を担当した屋嘉一志(sax)、撮影に使用された楽器の資料提供を行った井出慎二(sax)に加え、ドラマで直治の父・猪爪直道役を演じた上川周作にも登場いただき、“『虎に翼』とサックス”というテーマで4人に語っていただいた。
“ドラマでのサックスの役割”、“直治役を演じるためのサックス練習の苦労談“、“撮影で使用した楽器へのこだわり“、“直治が幼いころに父は戦死しているため、ドラマでは実現しなかった今井と上川の幻の親子共演がなぜ誌上で実現したのか?”など、サックスが繋いだ4人の関係を紹介しよう!

インタビュー
対談 カーク・ウェイラム × 本間将人
スムーズ・ジャズの第一人者であるだけではなく、ゴスペルや黒人音楽をルーツにしたソウルフルな演奏が人気のカーク・ウェイラム。かたやDREAMS COME TRUEをはじめ、数多くの人気J-POPアーティストをサポートする本間将人。今回は、本間からカークへのラブ・コールで2人の対談が実現! 本間からカークに質問する形で、カークの新作『Epic Cool』に触れながら、ボーカリストのように演奏する奏法のコツや「I Will Always Love You」の制作秘話などを語ってもらった。

マーク・ターナー
現代ジャズを牽引する実力派テナー・サックス・プレイヤーのマーク・ターナー。1990年代の後半に頭角を現し、高い演奏技術と独自の作曲技法で若手サックス・プレイヤーに絶大な影響を与えた。盟友のカート・ローゼンウィンケル(g)の“ザ・ネクスト・ステップ”バンドで来日したマークに、これまでの音楽活動の歩みを振り返ってもらうと同時に、実際に行っているウォーム・アップ・トレーニングや、効果的なアドリブを構成するためのトレーニング方法について語ってもらった。

ジョー・ロヴァーノ
現代テナー・サックスの王者として賞賛されるジョー・ロヴァーノがマリリン・クリスペル(p)、カルメン・カスタルディ(ds)との“トリオ・タペストリー”でこの6月に来日。ブルーノート東京で3日間の公演を行った。今回はその楽屋でジョーのインタビューを敢行、同じくテナー・サックス奏者である石川周之介にジョーのサウンドやリズム、ボイシングなどへのアプローチについて話を訊いてもらった。

遠藤真理子
関西を拠点に活動するサックス奏者・遠藤真理子が、4作目となるリーダー・アルバム『Romantic Vision』を5月にリリース。幅広い曲調のオリジナル曲が収録され、新たな名刺代わりと言っていい充実作に仕上がっている。今回は、そんな彼女のこれまでの歩みを振り返っていただくとともに、記事の後半では、アルバムの要所で重要な隠し味として活躍しているローランドのエアロフォンについて、具体的な活用法を話してもらった。

千野哲太
高校時代に第16回Jr.サクソフォンコンクール第1位を受賞し、現在、プロとして活動を行う千野哲太。演奏に加え、東京藝大在学中には音大生による学生団体を立ち上げ、音楽家SNSブームの先駆けとなるなど、リアル/ネットの両面でユニークな活動を展開するクリエイター。そんな彼の歩みから将来の夢まで、アーティスト〝千野哲太〟の真髄を探ってみよう。

ジャズの巨匠 拡大版
追悼 デイヴィッド・サンボーン
今年5月12日に亡くなったデイヴィッド・サンボーン。アルト・サックスのサウンド、演奏スタイルに革命を起こしたと言える彼の偉業を称え、その生涯、推薦アルバム、使用楽器、奏法分析など様々な角度からサンボーンの功績を14pのボリュームで紹介する。
・奏法分析/スコア「シカゴ・ソング」
・解説:河原塚ユウジ
・現行マウスピースでデイヴィッド・サンボーン・サウンドを再現!
・試奏:河原塚ユウジ

サックス・プレイヤーズ・ギア・ファイル
谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
楽器遍歴や愛用楽器へのこだわり、調整方法など、サックス奏者と楽器との関係を深掘りして紹介する本コーナー。今回はヤナギサワにオーダーし完成したばかりのシルバー&ブロンズ製の特別仕様モデル“YANAKA Special”が話題の東京スカパラダイスオーケストラのバリトン・サックス奏者、谷中敦が登場。これまでの楽器遍歴と楽器への愛情を語ってもらった。

音の匠 スタジオ・サックス・プレイヤーの仕事
トレヴァー・ローレンス
ポール・バターフィールド・ブルース・バンドでデイヴィッド・サンボーンと共にウッドストック・フェスティバルに出演、スティーヴィー・ワンダーの『トーキング・ブック』、マービン・ゲイの『トラブル・マン』、ローリング・ストーンズのヨーロッパ・ツアーなど数々のレジェンドたちと共演し、その音楽をサックス・プレイヤー、アレンジャーとして支えた伝説のサックス・プレイヤー、トレヴァー・ローレンスの貴重なインタビューを紹介。

新素材リード最前線2024
新素材リードの進化が止まらない。初期のころのいわゆる“樹脂っぽさ”はかなり抑えられ、今やケーンに匹敵するレベルにまで完成度が上がってきた。新素材リードは乾燥やカビの心配もなく、寿命も長いというメリットもあり、アマチュアやプロを問わず天然のケーンから切り替える人も増えている。今回は本誌Vol.20に掲載した特集『新素材リード最前線』(2021年)以降に発売された5ブランド7モデルの製品を、新素材リードを吹くのが初めてという山口宗真が先入観なくレビューした。併せて、主要メーカーのインタビューと、東京大学で進められている新素材リードの先進研究を紹介する。
・新素材リード5ブランド7モデル試奏:山口宗真
・メーカー・インタビュー
・新素材リードの未来3Dプリンターによるオンデマンド製造

中村有里直伝 ロングトーン徹底講座
サックスの基礎練習の中でもスケール練習と共に特に重要と言われるロングトーン。しかし、ただ何も考えずに練習するだけではロングトーンの目的である〝表現力〟は身につきません。では何を考えて、どう意識してロングトーンに取り組めば表現力を得ることができるのでしょうか? 今回は様々なジャンルで活躍中のサックス奏者中村有里を講師にお迎えして、自身の経験で得たロングトーンの効果的な練習方法をご教授いただきました。

楽器特集
ビンテージ・サックス・ミュージアム
ルブラン
セミ・ラショネル & システム100
解説:宮崎真一

Mariko Endo Meets Aerophone Pro AE-30&インタビュー:遠藤真理子

次世代ウインドコントローラー
NuRAD
ユーザー実践レポート&インタビュー:千野哲太

話題のウインドシンセサイザー
KOBKOO Clarii mini/R1をcomariが試奏!

誌上セミナー
新連載 アドリブとアンサンブルが同時に学べる“ハモジャズ・セミナー”
講師:中山拓海
課題:「ブルー・ボッサ」のコード進行で学ぶペンタトニック・スケール

小池 修 直伝 リズムが上手く表現できない原因を改善
リズムが上手く表現できない原因を改善②

楢﨑 誠(Official髭男dism) × アンディ・ウルフ
吹奏楽出身者のためのJAZZ & POPSサックス奏法入門(CD連動)
ソプラノ・サックスで基礎力アップ-1

坂田明奈の
いまさら聞けない? サックス超初級セミナー[実践練習編]
オルタネイト・フィンガリングをマスター!

PRODUCTS CLOSE UP
・花岡管楽器 レギュラー・モデル PGP/サックス・ネック・スクリュー
・シャトー ハンドメイド・リファイン・シリーズ CAS-R70GL/J/アルト・サックス
・ドレイク ジャズ・アルト VRJA(5)/アルト用マウスピース
・セオ・ワニ シヴァⅣ ミッドナイト・ブルーA.R.T.(7)/アルト用マウスピース
・ウッドストーン スーパー・カスタム トラディショナル ジャズ・モデル(6)/アルト用マウスピース
・ユキハナ A7*/テナー用マウスピース
・BG レヴェレーション・シルバー・ジャズ/アルト用リガチャー
・ゴッツ コパー・シグネチャー・リガチャー/リガチャー
試奏:副田整歩

SCORE
スムースジャズ定番曲選
「アメイジング・グレース」レゲエ・アレンジ
演奏/編曲:屋嘉一志(ts)

ピアノ伴奏で吹くソプラノ・サックス
一度は演奏してみたいポップス・バラード超名曲選
「GET BACK IN LOVE」山下達郎
演奏&解説:伊勢賢治(ss)
※ソプラノ譜(in B♭)/アルト譜(in E♭)掲載

サックス・デュオで奏でるスタンダード・ジャズ
「ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン」(as & ts)
演奏&アレンジ:青柳 誠(as / ts)

サックス・デュオで奏でるクラシックの響き
「バッハ 15インベンション 第15番 BWV 786」
(テナー・デュオ/アルト・デュオ対応)
演奏&アレンジ:門田“JAW”晃介(ts / as)

SERIES
ビッグバンド 名サックス奏者紳士録
ゴードン・グッドウィン(ビッグ・ファット・バンドなど)

ファンキィ・サックス天国 
BLUE NOTEのファンキィ・サックスたち
(ドン・ウィルカーソン、フレッド・ジャクソン、ジョージ・ブレイス)

Whisper’s Sax Photo archives
ジョージ・コールマン
Photo by Shigeru Uchiyama

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