発売日 | 2017/03/08 |
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著者 | 柳樂光隆(監修) |
サイズ | B5判 |
ページ数 | 176ページ |
ISBN | 978-4-401-64361-5 |
毎号重版を続ける話題のムック、第4弾が遂に登場!
今や現代の音楽シーンを左右する一大潮流となった“ジャズ”の最突端で今、何が起きているのかを、詳細なテキストと計150枚のディスク評で徹底検証。
ジャズを活性化したネオソウルとの蜜月を改めて紐解く一方、ジャズを触媒として生まれた新たな潮流にも目を向け、脈打ち続けるジャズの「今」を深く掘り下げます。
【CONTENTS】
巻頭鼎談
原 雅明×高橋アフィ×柳樂光隆
アプローチの変化から探る〈ジャズ〉の現在地点
Part 1 Direction
DISC SELECTION New Standards 2015-2017
『Jazz The New Chapter』が精選、新しい“スタンダード”を一挙レビュー
Robert Glasper
『Black Radio』以降の流れからの逸脱
Karriem Riggins
ビートに焦点を当てたソロ新作を発表
Roy Hargrove
ジャズの拡張をいち早く実践した先駆者
Lalah Harhaway
Part 2 Why Philadelphia? -Neo Soul×Jazz
HISTORY 2000年前後のネオソウル時代から現在までの流れ
対談:大和田俊之×柳樂光隆
ブラック・アフリカの『今』を語る
Bilal
ネオソウルとグラスパーをつないだキー・パーソン
Christian McBride
音楽都市フィリーは何故スペシャルなのか?
Maxwell
Music Soulchild
フィラデルフィアの折衷性を体現してきたシンガー
Jill Scott
ネオソウル黎明期のシーン状況を回想
COLUMN
カーク・フランクリンとゴスペル/ジャズ/ネオソウルをめぐる考察
Serrick Hodge
James Poyser
フィラデルフィア音楽シーンの最重要人物が登場
宮崎 大
シーンの内側から見たフィラデルフィア
DISC SELECTION Neo Soul
Part 3 Answers from New Brazilian Music to Jazz
COLUMN
現代ジャズの最前線と共振し進化する、ブラジルの注目すべきミュージシャン達
COLUMN
ミナス新世代の台頭とエルメートの血脈
Kurt Rosenwinkel
スタートから10年がかりの大作「Caipi」完成までの物語
Pedro Martins
Antonio Loureiro
DISC SELECTION New Brazilian Music
Part 4 Insight of Blue Note
COLUMN
ブルーノートが目指すアメリカ音楽の再提示と継承
DON WAS
現社長が正面から語るブルーノートの『今』
ELI WOLF
敏腕A&Rマンが語った傑作誕生までの知られざるストーリー
Norah Jones
Lionel Loueke
“ギターから学ばない”を信条とするギタリスト
DISC SELECTION Blue Note
Part 5 Jazz Meets Programming
COLUMN
Q-Tip / A Tribe Called Quest
BADBADNOTOGOOD
Kneebody & Daedelus
Jameszoo
DISC SELECTION Jazz Meets Programming
Part 6 Piano / Organ in Jazz
COLUMN
鍵盤楽器に対するアプローチの変化は、ジャズの形をどのように変えてきたのか?
Robert Glasper
グラスパーが愛をこめて語る“ジャズ・ピアノ”
Fred Hersch
David Virelles
BIGYUKI
独自のスタイルが生まれた過程と「今、現在」の形
COLUMN
ベース・ギターとシンセ・ベースの新たな可能性
Part 7 Becca Stevens & GroundUP
Becca Stevens
ニュー・アルバム「Regina」の背景を語る新作インタビュー
COLUMN
会心作「Regina」に見るグランドレーベル哲学
¥ 1,760 (本体 1,600+税)