ひとくちに「アレンジ楽曲」といってもポップス調、演歌調、オーケストラを導入したクラシック・アレンジなど、実に様々な形態のものが存在しています。本書では、そんな中から最も多くの人が親しんでいると思われる鍵盤楽器“ピアノ”を使った、ピアノ・アレンジの基礎から応用までを指南。既存曲をジャズやボサノヴァ、ピアノ・ロックなどにアレンジするための方法論だけではなく、既存のJ-POP楽曲やロックをコピーし、それをピアノで弾けるように作り替える手法も紹介。
本書に掲載された技法を総合的に学ぶことで、「クラシック曲をジャズっぽく弾く」「歌謡曲をピアノ弾き語りにする」「ポップスをバンドで演奏する際のピアノ・パートを考える」といったことが自由に行なえる、幅広い“ピアノ・アレンジ力”を身につけることができるはずです。

【CONTENTS】
［序章◎知っておきたいコードの基礎知識］
コードってなんだろう？
よく使われるコードを覚えよう

COLUMN 筆者のつぶやき（1）「コード進行と機能のおはなし」

［第1章◎楽曲を分析してみよう］
本章の手順
曲の全体像を俯瞰する
シンプル化させてみよう（1）
シンプル化させてみよう（2）
コード譜（メロ譜）の作成

［例題］他の曲でも試してみよう！
●［回答編］コード譜「愛の夢」

［第2章◎様々なピアノ・アレンジに挑戦］
本章の手順

「歓喜の歌」を分析してみよう
●シンプル譜版「歓喜の歌」
●コード譜版「歓喜の歌」

（1）ボサノヴァ・アレンジ
●ボサノヴァ・アレンジ版「歓喜の歌」

（2）ロック・アレンジ
●ロック・アレンジ版「歓喜の歌」

（3）ラテン・アレンジ
●ラテン・アレンジ版「歓喜の歌」

（4）ジャズ・アレンジ
●ジャズ・アレンジ版「歓喜の歌」

（5）R&Bアレンジ
●R&Bアレンジ版「歓喜の歌」

（6）超ド演歌アレンジ
●演歌アレンジ版「歓喜の歌」

COLUMN 筆者のつぶやき（2）「アンサンブルのすすめ」

［第3章◎曲をコピーしてピアノ・アレンジを作る］
本章の手順
課題曲「TO BE LUCKY」

「ピアノ弾き語りアレンジ」の手順解説
●ピアノ弾き語り版「TO BE LUCKY」

「ピアノ・ソロ・アレンジ」の手順解説
●ピアノ・ソロ版「TO BE LUCKY」

あとがき