テーマは「MONOTONE」

表紙巻頭大特集＝エレファントカシマシ
本誌では前作『悪魔のささやき～そして、心に火を灯す旅～』で初のロングインタビューを行ない、裏表紙を飾っていただいた。僕が昔から魅力を感じていたエレファントカシマシが持つ叙情性と衝動性。その両面が、共に際立った状態で詰め込まれたのが前作だった。しかし今作『MASTERPIECE』は、そこを特に意識する事はない。両面入っているのだが、もはやそこで驚く隙がないくらいに自然に全てが詰め込まれている。一言で、わかりやすく言うとバランスが良いのだが、そんな言葉すら安っぽい。バランスなんていう言葉を、もはや簡単に凌駕している。フロントマン宮本浩次のロングインタビューを是非読んで下さい！

裏表紙大特集＝ザ・クロマニヨンズ
今年の1月に最高傑作と呼び声が高いアルバム『ACE ROCKER』をリリース。それを引っさげ2月からはライブツアー『ザ・クロマニヨンズ TOUR ACE ROCKER 2012』を開催。ツアー前半は大小様々なライブハウスが中心で、後半から2000人クラスのホールでのライブ。ギュウギュウで熱気溢れるフロアで汗だくになるのもよし、ホールでしっかり彼らのロックを見つめるのもよし……と楽しみ方はもちろん自由だが、変わらないのは彼らのロックへの姿勢だったと思う。6月3日に開催された大阪公演の模様を特大フォトレポート。

カジヒデキ
自主レーベル『BLUE BOYS CLUB』立ち上げて、レーベル第1弾として自身のアルバム『BLUE HEART』を発表したカジヒデキ。昨年、ソロデビュー15周年を迎えたが、在籍していたバンドのブリッジ（1989年結成）でのメジャーデビューから数えると今年20周年を迎える。トラットリアとフェリシティーという同系列のレーベルに20年在籍しての、今回の独立。駆け足ではあるが、この20年を振り返ってもらうインタビューになった。

SCANDAL
今年の3月にリリースされた初のベストアルバム『SCANDAL SHOW』がオリコンデイリーチャートで、彼女ら自身最高である初登場2位を記録し、初となる日本武道館ワンマンライブ『SCANDAL JAPAN TITLE MATCH LIVE 2012 「SCANDAL vs BUDOKAN」』を大成功におさめるなど、その勢いは加速していくばかり。本誌（Vol.26）では裏表紙とロングインタビューを掲載させていただきました。そして5月からはライブハウスツアー『SCANDAL「LIVE IDO LIVE」TOUR 2012』を開催。今号ではその大阪公演の模様を特大フォトレポート。

蜷川実花×綾野剛『ヘルタースケルター』
第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝く岡崎京子による伝説的熱狂コミック『ヘルタースケルター』が映画化。監督は世界的フォトグラファーであり初監督作『さくらん』（2007年）がベルリン国際映画祭に正式出品、大ヒットへ導いた蜷川実花。彼女の鮮やかで妖艶な唯一無二世界の中で、『クローズド・ノート』（2007）以来5年ぶりの銀幕復帰となる沢尻エリカが過度の整形で心が病んでしまったヒロイン・りりこ役を熱演。また大森南朋、寺島しのぶ、桃井かおり、綾野剛など豪華キャストが集結し、公開前から何かと話題を呼んでる。本誌では監督の蜷川実花さんと、りりこのマネージャーの恋人（奥村伸一）を演じた、今もっとも活躍が期待されている若手俳優である綾野剛さんにお話を伺いました。

ニーコ
雑誌のモデルやバンド（青春シャンプー）、声優など様々な分野で活動するニーコ。原宿系ファッション雑誌の読者モデルとしてスタートし、個性派ファッションのカリスマとなる。声優としては、アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』
主役・リボーン役で初挑戦し、話題を呼んだ。現在は自身がボーカルをつとめる、ガガガSPのメンバーで結成されたロックポップバンド・青春シャンプーや、オリジナルブランド『SHAMPOOOOO』のディレクター、ミュージカルや映画で主演をつとめるなど、精力的に活躍中している。この秋には彼女が主演をつとめるミュージカル『5王子とさすらいの花嫁 ～ニコニコニーコ・due～』が開催決定。

NEW MUSIC
THE BOHEMIANS／TOTALFAT／四星球／cinema staff／Hello Sleepwalkers／ORION BEATS／RUSH BALL☆R／THE NAMPA BOYS

松崎しげる

連載
Good Coming／沢井美空