「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生

「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生

¥ 3,960 (本体 3,600+税)

発売日 2021/07/30
著者 ダン・ウーレット(著)、丸山京子(訳)
サイズ A5判
ページ数 584ページ
ISBN 978-4-401-64958-7

ジャズ界を代表するベーシスト本人が全面協力の評伝、遂に邦訳が登場!!
マイルス・デイヴィスら多数の共演者とのエピソードから、自らの音楽論まで

ウイスキー、コーヒー、保険、薬品、紳士服ほかのCMに登場するなど、日本でも大きな人気を誇る稀代のジャズ・ベーシスト、ロン・カーター。クラシックのチェロ奏者を目指したものの、人種差別のためにその道をあきらめた彼は、いかにしてジャズの世界でベーシストとしてトップの地位まで登り詰めたのか。本人の発言をふんだんに交えつつ、その人生をリアルに描き出した本書には、ロンと共演した多数のジャズ・レジェンドたちのほか、Qティップ、MCソラーらヒップホップ・アーティストとのエピソードも収録。ジャズを超えて現在の音楽シーンに多大な影響を及ぼした、ロンの実像が浮き彫りにされている。ひとりのジャズマンの生き様と共に現代アメリカの姿も投影されており、読み応え十分。貴重な写真も多数掲載、ルディ・ヴァン・ゲルダー選出セッションなど、ディスコグラフィーも充実している。ロンのファンはもちろん、ジャズ・リスナーや音楽好きなら必読の内容だ。

【CONTENTS】
プレリュード
序文 ナット・ヘントフ
イントロダクション
第1章 グランド・カーネギー・ジュビリー

パートⅠ アーリー・イヤーズ
第2章 アーリー・イヤーズ:ファーンデール/デトロイト
《スナップショット》 カーター家のリユニオン 2006年
第3章 アーリー・イヤーズ:キャス・テックでのロン
第4章 イーストマン/ロチェスター:夢はその先へ
第5章 アーリー・イヤーズ:ニューヨーク・シティ

パートⅡ マイルス・イヤーズ
第6章 マイルス・イヤーズ パート1:始まり
第7章 マイルス・イヤーズ パート2:レガシー
第8章 マイルス・イヤーズ パート3:解散以降
《談話》 ルディ・ヴァン・ゲルダーが語るロン・カーター

パートⅢ リーダーとして
第9章 CTIイヤーズ:クリードの治世
第10章 マイルストーン・レコード:ハウス・オブ・キープニュース
第11章 EMI:サムシンエルス/ブルーノート

パートⅣ フリーランス・イヤーズ
第12章 サイドマン:カーター効果 心地よくも刺激的
《スナップショット》 ザ・ジョーイ&ビル・ショウ
第13章 ジングルという違うタイプのセッション
第14章 映画:映画(セルロイド)とジャズ
《スナップショット》 クリスチャン・マクブライドの物語
第15章 ブラジル:うねるベース
第16章 クラシック音楽とジャズが出会う
第17章 教育者としてのロン:週末だけ働く引退した教員
《スナップショット》 セルジオ・ラリオスが語る“父さん”

パートⅤ コンテンポラリー・ロン
第18章 ジャズ批評
第19章 ロン・カーターとジム・ホールのデュオ:最高の相棒
第20章 ゴールデン・ストライカー・トリオ:掬った土から金を取り出す
第21章 小さなカルテットたち:過去から現在まで
《談話》 Q&A:カルテットがロンに質問する
第22章 ノネット:チェロ・クワイア
第23章 ジャズとヒップホップが手を結ぶ
《談話》 ダウンビート誌公開ブラインドフォールド・テスト

パートⅥ ベースという楽器の技巧(アート)と科学
第24章 ベースという楽器の技巧と科学
《談話》 ベース座談会

パートⅦ 付録
付録1 それぞれの言葉で:ロンにまつわるエピソードと聞かれる意見
付録2 よくあるご質問……にあらず
付録3 おもな受賞歴
付録4 主要ディスコグラフィー
Ⅰ リーダー、もしくは共同リーダーとしての主要作品
Ⅱ EMIミュージック・ジャパン時代ディスコグラフィー
Ⅲ ルディ・ヴァン・ゲルダー・セッション
Ⅳ イーストマン音楽学校 ジブリー音楽図書館
Ⅴ イーサン・アイヴァーソンが選ぶロン作品

謝辞
著者について
主要人名索引

解説とインタヴュー
「背筋を真っ直ぐに伸ばしたベーシストの伝記」村井康司

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