ミックステープ文化論

ミックステープ文化論

¥ 1,980 (本体 1,800+税)

発売日 2018/07/26
著者 小林雅明
サイズ A5判
ページ数 224ページ
ISBN 978-4-401-64437-7

2017年グラミー賞で最優秀ラップ・アルバムを授賞したのはチャンス・ザ・ラッパーによる“ミックステープ”だった。

業界大手をも動かし、さらにあの保守的なグラミー賞が受賞資格まで変えるとは!
そもそも、ストリーミング限定の作品で、テープでさえないのに“ミックステープ”とは?
ある意味“最もヒップホップ的”な文化であるミックステープ、世界初の専門書登場!

【CONTENTS】
第1章 ミックステープの出現
1. ラップ・レコード登場以前
2. クラブプレイからミックスショウへ
3. ミックステープの完成〜『52 Beats』
4. ブレンドでミックスキングに
5. 区切りの年、1991年

第2章 ミックステープ・ゲーム
1. エクスクルーシヴ
2. ジ・オリジネーター
3. ミックステープ・アウォーズと95年
4 .録り下ろしフリースタイル
5. ミックステープの商業化
6. 殺るか殺られるか~ドキュメンタリーとして
7. コンピからアルバム型へ、DJからアーティスト主導へ
8. セルフ・ブランディングのツールとして
9. ニューヨーク以外の地域での興隆
10. アンオフィシャル・リミックスとジェイ・Z
11. ミックステープ発信体制の整備とフリーダウンロード

第3章 新たな局面へ
1. ミックステープ・ゲームの強制終了
2. ゲームの再起動とフリーダウンロード
3. ヒット・シングルを生み出すミックステープ
4. ミックステープの当たり年
5. 変化するフリーダウンロードへの認識
6. ストリーミングで変わるミックステープの位置付け

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