ドラマー永井利光 自叙伝 夢の途中に

ドラマー永井利光 自叙伝 夢の途中に

¥ 2,037 (本体 1,852+税)

発売日 2017/03/23
著者 永井利光
サイズ 四六判
ページ数 320ページ
ISBN 978-4-401-64416-2

氷室京介、GLAYのサポートを長年続け、自身のソロ・アルバム制作やチャリティ・イベント、そしてドラム・クリニックも精力的に続けるドラマーToshiこと永井利光。

そのプロフェッショナルな歩みを、彼の周りで起きた数々の奇跡的な出逢いや経験、セッション、ツアーなどを回想しつつ語りおろした初の自叙伝。19歳で上京した時からの師匠・原田末秋氏によるまえがき、巻頭カラー16ページで綴る思い出の写真集、GLAYメンバー全員がそれぞれにToshiを語り尽くす濃厚なパーソナルインタビューも掲載。

「ヨロイを脱いで、川の流れに浮かぶ葉のように、自然に漂う」……夢に向け一直線に生きてきたToshiの極意が、ここにある。

【CONTENTS】
第1章 都城、宮崎、東京

誰に対しても裏を見ることなく接する
そうしたらみんなも同じように接してくれる

何かが起きて「この人しかいない」って抜擢される
それがこのあとの人生でずっと続く

不良の子たちにも信頼されて好かれていたし
普通のいい子たちも友達だった

正月も、元旦に家に行って
先生は呑みながら「ダメ、それダメ!」って

岐路に関わるときに、自分でも驚くような我が出る
だけどそれは全部いい方向に影響していく

ホロヴィッツの「葬送行進曲」の映像を観て
ドラムやめようって思った。それくらい衝撃的だった

当時、生み出したオリジナルのリズム
「CRIME OF LOVE」も高校のときに作った

第2章 プロフェッショナル

どうやって叩けばいいのかまったくわかんなかった
そのときに初めて、ああ、これがプロなんだと

道玄坂ヤマハ代表で東京地区に行ったのが
俺のバンドとX JAPAN

小池ヒロミチ、川上シゲ、 奈良敏博、岡野ハジメ
そして吉田 健……日々勉強

次の扉が開くだけじゃなくて
開いたときには前の経験値がちゃんと作用していく

1ヶ月くらいリハを重ねても、当日リハで曲順を変える
途方もなくジャニーさんの発想はすごかった

第3章 氷室京介

自分が思い描いていたロックのビートがガツガツくる。
とにかくカッコいい

日本にこんなに素晴らしいボーカリストがいるんだ
急激な成長期。最高の経験が、7年続く

「俺を裸の王様にしないでくれよ」って頼まれて
氷室さんの音楽に対して、正面から向き合った

オープニングのカウントからラストの曲の最後の1音まで
全20数曲で1曲

同じ経験を重ねて長く付き合い続けるというのは
こんなにも貴重で大切なものなんだ

着いた日に「“VIRGIN BEAT”やろう」って言いだして
やったら「OK !」って言って氷室さん、帰ったんです

BOØWYを頭で理解してやろうと思っても真似できない
4人は素直に、思うままに自分のクセを出してるだけだから

えっ、なんでわかるんですか?
今、俺が気持ちいいと思ってるのが

第4章 GLAY

甥っ子たちはみんなGLAYの大ファンで
姉からは「甥っ子のためにやりなさい」と

20万人の歌声と俺のドラムだけ
そう思ったら鳥肌が止まらなくて

みんなすごく大人で、バンドに私情を持ち込まない
4人全員が、GLAYのことを考える

キックを重くできなくても「はい!」って言え
できるってレッテルを貼ってもらったほうが絶対いい

佐久間さんはいるわ、広瀬さんはいるわ
井ノ口さんはいるわ、まさに最強布陣

筋力を使わずにドラムを叩く方法を見つけ出せたから
ドラム寿命80歳、まだまだイケるぞ

GLAYと氷室さんを同時にできて、しかもジョイントも
……こんな 至高の時間はない

第5章 幸せな奇跡

わあ、日本人に会えた!って
まるでロールプレイングゲーム

ファンクを、宮崎で育った俺のルーツで叩くから
誰もが初めて聴くファンクなわけ

技術的、精神的、そして身体的にも
気功というのは多大な影響がある

俺は本当にロックしてんのかな?
やっぱりジャズがやりたい

200曲近いスタンダードをまず覚える
それを、俺は小学生のときにやっていたから

GLAYは20年以上変わらず居心地のいい
そしてとっても刺激的な場所

第6章 ドラマーとして生きるということ

西郷輝彦さんに教えてもらった
「絶対に、何事も続けることが大切」

「プロが教える高尚なドラムのクリニック」というよりは
ドラムを通して豊かな人生にしていきましょう!という集まり

夢を見ながら1個1個を積み上げていくと
基礎練習も楽しんでできる

今の俺はもう、スティック1本あれば
生きていけるよって思ってる

このスピーカーで、母親の知りたい気持ちと
息子の安心させたい想いが繋がる

音量ではなくて、音質で
ちゃんと聴かせるイヤモニを作りたい

奥さんには、 自由に自分のやりたいことをして
生きていくために楽しいことをしていてほしい

これからもずっと叩いていかなきゃいけないのは
聴き手を本当に感動させることのできる、唄うドラム

第7章 GLAYが語る永井利光
[パーソナル・インタビュー]
#1 JIRO
#2 TAKURO
#3 HISASHI
#4 TERU

年表
相関図

お詫びと訂正

日頃より弊社の商品をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。

「ドラマー永井利光 自叙伝 夢の途中に」におきまして下記の誤りがありました。
訂正して、お詫び申し上げます。

【P.40】
誤:副院長
正:副委員長

【P.89】
誤:真駒内1で回
正:真駒内で1回

【本文中等】
誤:吉田健
正:吉田建

【P.313】
誤:TAKURO SORO
正:TAKURO SOLO

ご購入いただきました皆様、ならびに関係者の方々にご迷惑をおかけいたしましたことをお詫びいたします。

株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント

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