音楽を生業とする人間であれば、譜面は読めて当たり前。譜面はミュージシャンの共通言語であり、実際、スタジオやセッションの現場では譜面ありきの演奏が土台になっています。しかし、多くのアマチュア・ギタリストは読譜が大の苦手。そこで、そんな譜面コンプレックスを持つギタリストを、1ヵ月のトレーニングで初見演奏できるレヴェルまで引き上げるべく企画されたのが本書です。
奇才スティーヴ・ヴァイはかつて、学生時代の夏休みを利用してひたすら多くの譜面を読み、初見演奏するための訓練を積んだそうですが、本書では同様の手法をベースに、より効率的な譜例を使って初見をマスターできるカリキュラムを提示。毎日本書で指定した譜面に取り組んでいくことで、1ヵ月後には難易度の高い譜面も初見で弾けるようになっているという仕組みです。これでもう、キミも譜面を恐れる必要はありません！

【CONTENTS】
第1章 読譜の基本トレーニング
［LESSON 01 リズムを読む］
リズム譜の読み方
音符の長さを読む練習

［LESSON 02 コードでリズムを読む］
譜面を先読みしてコードを弾く
4分音符と休符の譜面を読む
8分音符と休符の譜面を読む
16分音符と休符の譜面を読む
連符の譜面を読む

［LESSON 03 単音フレーズの読譜］
メジャー・スケールを読む
同音が続く譜面を読む
色々なリズムとポジションで弾く
指板上の音を把握する
異弦同音を把握する

［LESSON 04 調号・臨時記号を読む］
変化記号（調号・臨時記号）のある譜面
臨時記号を読む

COLUMN
五線譜上の音程を読むコツ
 
第2章 フレーズを弾いて読譜に慣れる
［LESSON 05 メロディーの読譜練習］
メジャー・キーのメロディー
マイナー・キーのメロディー
もう1つのポジションを使って弾く
キーを変えて弾く
コード・トーンを意識して弾く
臨時記号を含んだメロディー

［LESSON 06 テクニックを指定した譜面］
チョーキング／スライドを用いた演奏
ハンマリング＆プリングを用いた演奏
ギターらしいニュアンスを加えて弾く

［LESSON 07 和音フレーズの譜面］
ハモリ・フレーズの読譜
和音（コード）の読譜

COLUMN
楽譜の進行を読む
 
第3章 実践的な譜面の読譜に挑戦
［LESSON 08 省略された譜面の読み方］
省略されたストローク譜を読む
演奏パターンの省略を読む
リード・シートの読譜に挑戦
アルペジオの略記を読む
トップ・ノートが指定された譜面を読む
その他の省略記譜を読む

COLUMN
楽譜を読む上で有効なもう1つの練習
 
第4章 練習曲で読譜の実力チェック
読譜練習曲その（1）
読譜練習曲その（2）