発売日 | 2012/3/31 |
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サイズ | A5判 |
ページ数 | 224ページ |
ISBN | 978-4-401-63669-3 |
時には音楽そのもの以上にロックを伝えることもある、ライヴやポートレイト写真。
ロックをメインのフィールドにしているカメラマンたちは、一体どのようにしてロック・カメラマンとなったのか?
彼らはロックと、そして写真と、どう向き合っているのか?
その核心に迫るインタビュー集。ローリング・ストーンズや忌野清志郎、THE YELLOW MONKEY、毛皮のマリーズらの写真集も出している有賀幹夫、17歳にして渡英し80年代英国シーンの革命を現場で目撃、独特の文体やキャラでも人気の久保憲司、the HIATUS、ストレイテナーなどを撮影するのみならず自らイベントや写真展を企画、ブランドも運営と多角的活動で人気を集める橋本塁、中学生からライヴを撮り始め、オリジナルなセンスで写真表現を追究し続ける三吉ツカサら12人の“ロック・シーンの目撃者”たちが、全てを語る。
【CONTENTS】
#01 有賀幹夫
写真が好きとか写真のテクニックが向上するとか以前に「俺はこれが撮りたい、撮る限りはいい写真撮りたい。なぜなら自分が好きなロックの世界だから」っていうそれだけで良かったんでしょうね
#02 神戸健太郎
写真が人と結び付けてくれる部分が今考えると凄く大きいですね。
写真を撮ってなかったら、誰にも会わなかったなあって
#03 岸田哲平
広島に原爆が落ちた直後の写真をおじいちゃんが撮ってるんです。
それとは歴史のレベルが違うんですけど、こういう音楽シーンだったんだなとか、こういうアーティストがいてこういう空気だったんだなって思えるような音楽の歴史を撮りたいと僕は思います
#04 菊池茂夫
自分の写真大好きだけど、もっとうまい奴いくらでもいるってわかってるから、もう全力で一生懸命やること以外何も思いつかないんです
#05 久保憲司
親戚のおっちゃんが言うには、写真をやるなら一生写真のことを考え続けなアカンって。
その時は何を言うてんねん、このおっさんって思ったけど、今から考えるとそれは結構言えてたなあ
#06 畔柳ユキ
写真は紙に印刷して見て欲しい。
ウェブにカッコいい写真が載ってても見る人の人生を変えるくらいの一枚にはならないでしょう?
#07 古渓一道
写真大好きで、今はやれるものならずっと撮っていきたいなって思いますけど、でも写真よりもまず音楽ですね。
音楽にいかに、どう関われるか──
#08 小松陽佑
音楽って晴れの舞台を作れるところがあって、例えば手が4本生えたりしてても成り立つじゃないですか
#09 佐藤哲郎
写真なんか、今は誰でも撮れるんだよ。
写真行為100%のうち写真そのものは0.001%ぐらいのもので
氷山の一角というか……
それを撮る立場に行くまでが写真なんだ。
生き方そのものが問われてる
#10 橋本 塁
ムービーに行かれる大御所の方も多いですけど、僕はそれだけば絶対したくない。
写真で突き動かされて、静止画を選んだっていうその初期衝動はブラしたくないっていうか、裏切りたくないっていうのは凄くあります
#11 ほりたよしか
好きになるとバーって行っちゃうタイプだから
プリントやりたいやりたいやりたい~っ!ってお風呂場を潰してプリントしてました。
お風呂に入るのは1週間に1回とかで(笑)
#12 三吉ツカサ
見方をどんどん変えて、もっと敏感に反応してライヴの機微を掴んでいかないと、たぶんツアーの写真ってずーっと同じになっちゃいます。
だから、八軒出来るようになりましたね。
¥ 1,650 (本体 1,500+税)