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発売日 | 2007/12/28 |
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著者 | 山口智男(監修) |
サイズ | A5判 |
ページ数 | 272ページ |
ISBN | 978-4-401-63161-2 |
サブ・ポップの例を持ち出すまでもなく、グランジ/オルタナティヴ以降、米シーンにおいては、常にインディー・レーベルが大きな役割を果たしてきた。メロコア、ミクスチャー、エモなどインディー発のムーヴメントは枚挙に暇がない。
彼らが各地域で活動するバンドをしっかりとバックアップし、レーベル間のネットワークを通して積極的に流通させているからこそ、米シーンからは常に刺激的なアーティストが飛び出してくるのである。つまり、米インディー・レーベルを分析することは、イコール現代アメリカ・シーンの流れを知ることに等しい。
本書は、そんな現代アメリカにおけるインディー・レーベルのガイド本。各レーベルのカタログや所属アーティストといったデータを紹介するのはもちろん、アメリカを代表する主要インディー・レーベルへの取材も敢行し、制作者の立場からレーベルの在り方を語ってもらうなど、データだけでは見えない部分までもフォロー。
地域性や他レーベルとの関わりなどの解説と併せて、本全体として広大なアメリカ大陸を結ぶインディー・ネットワークまでを浮き彫りにする。「エモ」など現代パンク系ディスク・ガイドの副読本としても活用して欲しい一冊。
¥ 1,980 (本体 1,800+税)