お詫びと訂正

「 追憶のフレディ・マーキュリー 」のお詫びと訂正

書籍『追憶のフレディ・マーキュリー』(2020年刊)につきまして、読者様より翻訳の誤りのご指摘をいただきました。この件に関して、翻訳者の中山美樹さんに再度検証していただきました結果、以下の訂正をさせていただきます。読者の皆様、並びに関係者の方々にご迷惑をおかけいたしましたことをお詫びし、ここに訂正させていただきます。

書籍編集ルーム
 
■第1章

・69頁/後ろから7行目~後ろから5行目
【誤】あの頃、バンドとクルーは別々の飛行機で移動するのが普通で、英国王室の飛行機移動とは大違いだった。
【正】あの頃、バンドとクルーは別々の飛行機で移動するのが普通で、英国王室の飛行機移動と同じだった!

・79頁/10行目〜14行目
【誤】レディはロンドンから遠く離れると、時として欲望がほとばしる瞬間があった。そんなとき、彼は他のホテルに行き、私たちがスタッフォード・テラスに電話回線をつなぎ、受話器の向こう側の〝猫たち〟と思う存分おしゃべりするのが常だった。メアリーはトムとジェリーを確保して、代わる代わるフレディのおしゃべり相手にした。これは次々にネコ系の同居人がフレディの自宅を占拠するようになっても続いた。また、彼はトニーとも頻繁に話していたので、彼が滞在先を訪問する
【正】レディはロンドンから遠く離れると、時として「猫に電話したい」という欲求に襲われることがあった。そんなとき、彼は他のホテルに行き、私たちがスタッフォード・テラスに電話回線をつなぎ、受話器の向こう側の〝猫たち〟と思う存分おしゃべりするのが常だった。メアリーはトムとジェリーを持ち上げて、代わる代わる受話器越しにフレディの話を聞かせた。これはフレディの自宅に住む猫が増えても何年間も続いた。また、彼はトニーとも頻繁に話していたので、彼が滞在先を訪問する

・80頁/10行目〜12行目
【誤】返すことだった。トニーが密かに会っていた相手オスカーは、トニーを通じて知り合った中でもフレディは特に気に入っていたため、オスカーまで排除するのは耐えられなかった。結局、トニーは追い出し、オスカーは居残ったのである。
【正】返すことだった。トニーがフレディの人生に持ち込んだ猫のオスカーは、トニーを通して出会った中でもフレディは特に気に入っていたため、オスカーまで排除するのは耐えられなかった。結局、トニーは追い出し、オスカーは居残ったのである。

・101頁/1行目~2行目
【誤】トニーだけは、その不貞を寛大に許していたフレディだが、他の恋人たちには絶対に許さなかった。
【正】自分の不貞に寛大だったフレディだが、恋人たちには絶対に許さなかった。

・128頁/4行目~6行目
【誤】この事故が起きたのはフレディが誰かを持ち上げたときだ。ところが、持ち上げられた人が偶然フレディの膝を横にひねるように突いてしまい、フレディは苦痛とともに床に倒れたのだ。
【正】この事故が起きたのはフレディが誰かを持ち上げたときだ。ところが、他の誰かが偶然フレディの膝を横にひねるように突いてしまい、フレディは苦痛とともに床に倒れたのだ。

・133頁/10行目
【誤】クイーンはサンシティで12公演を予定していたが、最終的に実現したのは7公演だった。
【正】クイーンはサンシティで11公演を予定していたが、最終的に実現したのは7公演だった。

・135頁/最後から2行目~最後
【誤】ドイツ映画界のダイアナ・ド―スとして演じたオリジナル映画の中の遠吠えのようだった。
【正】ドイツ映画界のダイアナ・ド―スとして演じたオリジナル映画の演技とは大違いだった。
 
■第2章

・161頁/10行目~11行目
【誤】フレディの考え方もこれと同じで、ライヴであれレコードであれ、「前回以上に良くならない」というわけだ。
【正】フレディの信条は、「舞台でもレコードでも、たとえそれが何であれ、前回に負けない最高のものを」だった。

・186頁/14行目~15行目
【誤】これに味をしめた私たちは、携帯用のトラベル・スクラブルも持参するようになり、特にコンコルドでの移動時にフレディが飽きたときに活用していた。
【正】これに味をしめた私たちは、携帯用のトラベル・スクラブルも持参するようになったが、コンコルドでの移動時間は短く、フレディが飽きる暇などなかった。

・193頁/8行目~9行目
【誤】モンセラートのパートはフレディのフォルセットで声と音域を近づけたのだった。
【正】モンセラートのパートはフレディのファルセットで声と音域を近づけたのだった。

・198頁/6行目~7行目
【誤】彼女は「エクササイズ・イン・フリー」を声に出してみたかったのだ。
【正】彼女は「エクササイズ・イン・フリー・ラブ」を声に出してみたかったのだ。

・198頁/11行目~12行目
【誤】全力を使い果たした彼女は、帰るときにマイク・モランが書いた譜面を持ち帰ることにした。
【正】マイク・モランの全力を搾り取った彼女は、帰るときにマイク・モランが書いた譜面を持ち帰ることにした。

・199頁/後ろから4行目〜後ろから3行目
【誤】観客の熱狂的な反応は言葉では表せないほどで、
【正】観客の反応は熱狂的とは言い難かったが、

・200頁/後ろから4行目~後ろから3行目
【誤】後で聞いたのだが、フレディは自分の立ち位置を決めるためにキッチンをうろうろと歩き回っていたそうだ。
【正】後で聞いたのだが、フレディは待ちぼうけを食わされたのかと思い、キッチンをうろうろと歩き回っていたそうだ。
 
■第3章

・228頁/9行目~10行目
【誤】ある時点のロジャーはタイツ姿で登場すべき場面でトレーナーを着て登場している。
【正】ある時点のロジャーはタイツ姿で登場すべき場面で運動靴を履いて登場している。
 
■第4章

・295頁/後ろから3行目
【誤】再びローガン・ミューズに戻ると、5番地の一階部分は2台入る大きめの車庫で、こには車で
【正】再びローガン・ミューズに戻ると、5番地の一階部分は2台入る大きめの車庫で、こには車で
 
■第5章

・302頁/15行目 ~ 303頁 1行目
【誤】非常に稀だったが、テレビをつけるように言われることがあった。これは、フレディ的に重要なニュースがあって、世間にそれを伝えるためにオンエア中のテレビ番組が中断されるのを期待してのことだった。
【正】フレディがニュース番組にしてくれと言うことは稀だった。私が思うに、本当に重大な事件が起こった場合には、国民に知らせるために番組が中断されると、彼は考えていたのだろう。

・326頁/12行目 ~ 13行目
【誤】初期の頃のフレディはいつもクロックスを履いていて、晩年の彼は革靴を履くと足が痛くなるので履けなくなっていた。
【正】初期の頃のフレディはいつもクロッグスを履いていて、晩年の彼は革靴を履くと足が痛くなるので履けなくなっていた。

・382頁/10行目~11行目
【誤】そして、自分の子どもについては「焼くの?煮るの?」がフレディのたった一つの考えだった。
【正】また、自分自身が子供を持つことについては、フレディは全く何の関心も持っていないようだった。

・402頁/後ろから2行目~最後の行
【誤】ブライアンがタブロイド紙に登場するようになったのは後期のことで、これはアニタ・ドブソンのポジティヴな影響だった。
【正】ブライアンがタブロイド紙を賑わせたのはキャリア後期のことで、アニタ・ドブソンとの不倫が明るみに出てしまったからだった。

・403頁/1行目~2行目
【誤】彼の意識のほとんどが自分のパフォーマンスへと注がれており、例えばライブ・エイドで貴賓席に座ったのもそれゆえだ。
【正】彼の意識のほとんどが自分のパフォーマンスへと注がれており、例えばライブ・エイドで貴賓席に座らなかったのもそれゆえだ。
 
■第6章

・426頁/4行目~5行目
【誤】デライラがフレディのお気に入りだという証拠の一つが、彼女は自分のしたいことしかしない大きな子だったこと。
【正】ディライラがフレディの一番のお気に入りだったのは、彼女が自由奔放で、態度の大きい子だったからだ。