20160809idolandread

 

禁断のアイドルマガジン『IDOL AND READ 007』の発売を記念したトークイベント第5弾が8月3日HMV&BOOKS TOKYOにて行われた。迎えるゲストは甘夏ゆず(バンドじゃないもん!)。同誌、吉田編集長の司会でイベントは始まった。

「夏のOh!バイプス」の水着撮影用に、おっぱいがおっきくなるようめっちゃ努力したんですよ(笑)。by ポン

甘夏ゆず:よろしくお願いしまぁーす!今日は来てくれてありがとう。

(場内大拍手)

吉田:まずタイムリーなネタでいうと、先週の日曜日(7月31日)に豊洲PITでツアーファイナルがありましたけど。
ゆず:楽し過ぎてその後2日間くらい家でカラッポになってたんですよ。今は復帰してあの時のポン(ゆず)です。
吉田:いろいろな試みや催しを入れたエンターテイメントで、飽きさせないライヴだったと思うんですよ。寸劇とかもあって。
ゆず:うれしいです。あれは今まで全国を廻ってきたツアーで、それぞれのソロ曲をやる前の振りみたいな感じで、メンバーが考えて各地でああいう寸劇をやってきたんですよ。今回はそれの集大成ということで。けっこう長かったですよね、見てるみんなは疲れないかな?と思いながらやってました。
(ここで後列まで見えるようにとファン[ポンズ]が自主的に座り始めた)
ゆず:OK OK、チョーいいね!これでみんなの顔も見やすい。
吉田:これぞまさにポンズですよね。
ゆず:そう、その話を今まさにしたいと思ってたんです。ポンは、めっちゃポンズのことを信頼してて、この絆はなかなかに強いと思ってるんですよ。どうですか?(場内に)どう思います?

(場内大拍手)

IMG_0003sゆず:よい!よい!よい!
吉田:実はこの本のインタビューが始まって数分でオレ自身がパニックになっちゃったんですよ。「メジャー・デビューしてきっとご両親も喜んでくれてるんじゃないですか?」って尋ねたら、「両親いないんです」って。オレがパニックになっちゃった。
ゆず:あはははは。
吉田:前半、そういう結構ヘヴィーな話をしてても今のこのハイテンションを崩さなかったのが(笑)、最後の方でポンズの話になってきたらちょっとウルウルとなってきて。あ、この人、本当にポンズのことが好きなんだなって。
ゆず:両親のことや家族のこととかは今まで話す機会もなかったし、別にそこまで話すことでもないかなと思って話さなかったんです。別に隠してたわけでもないし。
吉田:びっくりしましたけど。
ゆず:そこは悲観的ではなく、ポンはポンなりに明るく生きているので。
吉田:でも、大泣きすべき話をしてるのに泣いてない。強いなぁって。
ゆず:そう、ポン強いですよ。
吉田:じゃぁふだん感極まって泣くことって?
甘夏ゆず:バンもん!(バンドじゃないもん!)のことで泣くのが一番多いです。自分がやりたかったことが上手くできなくて家で悔しくて泣くのが多いです。
吉田:悲しくて泣くより、悔しくて泣く。
ゆず:ポン、負けず嫌いだから。でも、映画とかは入り込み過ぎて、感情がそのまま乗っていってバッドエンドの映画を見ると、自分もチョーバッドに入ってしまうんです。だからすごい好きな映画で「うたかたの日々」(原作はボリス・ヴィアン「日々の泡」)っていう洋画があって、最後けっこう壮絶な終わり方をするんですけど、それを見た後に一周廻ってハッピーな気持ちになるんです。そういうところで感情をナゾに持っていくところはあります。
吉田:対人間関係では怒ることとかあるんですか?想像ができないんですけど。
ゆず:そうなんですかね?「バンもんのメンバー同士はケンカしないんですか?」ってよく聞かれるんですけど、ケンカっていうよりみんな真剣に意見を言い合うことが多いから、傍から見たらケンカみたいに見えるのかもしれない。あれはケンカではないって私は思ってます。ライヴの構成とかも自分たちで考えるんですよ。一つ一つのライヴに対して曲順とかも含めてのお互いの意見のぶつかり合いだから。
吉田:ぶつかっちゃったら誰かが折れるんですか?
ゆず:メジャー・デビューするまではポンは割と折れる側だったんですよ。「ここでポンがOKって言えば丸く収まるな」って納得してたとこもあるんですけど、それをやり続けると今まで自分たちで作ってきたバンドじゃないもん!が無くなっちゃうんじゃないかって思って。メジャー・デビューで、ポニー・キャニオンの人たちがどこまで干渉してくるのかがわからないから、自分たちを保たなきゃって思って。そこから意見をバシバシ言うようになったかも。
吉田:メジャー・デビューも大きな転機になったんですね。
ゆず:なりました。この一年でポンは内面的な部分が相当変わったんじゃないかなと。根本的な部分は変わりたくないなと思ってます。ポンズを大事にしたいとか、そういう所はずっと残していきたいなって。そういう覚悟っていうか肝が座りました。(ここで場内のポンズの中で泣いてる人をみつけたポン)泣いてるのみるとウルウルしちゃう。バカ〜!もらい泣きしちゃうんですよ、

「楽器は練習すれば絶対できる」は名言

IMG_0035s吉田:あと家族思いですよね、きょうだい愛というか、妹と弟はこの本を読んでくれました?
ゆず:多分読んでくれてると思います。ポンは仕事があって行けなかったんですけど、あの二人はオーストラリアに旅立ってるので、それから直接会えてないんです。次会った時に感想聞いてみようかな。妹はギャルっぽくて弟はギャル男みたいな感じです。
吉田:インタビューでもありましたけど、ゆずポンが財布をなくしたら。
ゆず:妹が、これだったらなくならないからって首に掛けられるパンダの財布をくれて、あれポンの宝物なんですよ。
吉田:妹と弟で他にもそういうエピソードがあるんですか?
ゆず:いっぱいあるけど今パッと出てこない。でもその妹弟に対する気持ちとポンズに対する気持ちってわりと似てて、ポンの中の優先順位の同じくらいの所にあるような感じです。
吉田:ゆずポンはポンズのことを、全体としてじゃなくて、一人一人として見てますよね。それはスゴいなって思って。
ゆず:今までみんなから貰った手紙を捨てるってことがマジでできなくて段ボールにいくつも無理無理入れて、寄せ書きをしてくれたティッシュ(ポンが鼻炎だからくれたんですけど)も全然使えなくてかさばっていくんですけど、これも大切に取っておいてるんですよ、思い出がいっぱい入ってるんで。
吉田:そのうちポンズ・ミュージアムみたいなものができたりして。
ゆず:歴代のティッシュ並べて(笑)。
吉田:で、今、マルチな楽器プレイヤーとして有名じゃないですか。でもびっくりしたのがベースを始めたのが高校1年で、キーボードに至ってはバンもんに入ってから始めたって。
ゆず:バンもん!の曲のキーボードのパートだけの音源を送ってもらって、後はひたすら耳コピです。気合いでシンセを弾けるようにしています。
吉田:ベースから始めるとギターはなんとなくできる。
ゆず:全然違うんですよ。初めはギターより弦が少ないベースの方が簡単だろうって始めたら、これが意外と奥が深くてベースはベースで難しい。ギターはギターで指がぐちゃぐちゃになるまで色んなコードが出て来るから全く別物でした。
吉田:それはある程度わかるんですけど、ドラムはなかなかできないでしょ。
ゆず:ドラムはメチャメチャ下手ですよ。
吉田:でも、インタビューでの「楽器は練習すれば絶対できる」は名言だと思ったんですけど。
ゆず:ポンはそう思うんですよ。楽器は努力すればするだけ上手くなるもので、センスとかそういうもので人によって上達の時間は少し違うかもしれないけど、多分練習すれば練習するだけどんどん楽しくなっていくし弾けるようになるから。楽器はどんどんのめり込んで行けて好きだなぁって今日まで来ています。
吉田:キーボードを始める人にアドバイスとかってあります?
ゆず:ともかく何の楽器でも「気合いだ」としか言えないかな(笑)。で、楽器は触りたくない時は触らないのが一番だと思います。楽しくないのにやってるとだんだん嫌いになっちゃうから。ポンはベースがどんどん上手くなっていくことも楽しんでました。だから楽しいって思える時間で練習は終えるべきだとポンは思います。
吉田:いいこと言いますね。やっぱりネガティヴではないですね。
ゆず:ネガティヴですよ、ネガポジです。根は割と暗い方ですよ、でもみんなに支えられてるというのがあるんですよ。全く知らない人たちの前で一人でいたら同じ状況ではいられないですから。だからバンもん!に入った2年ちょっとでみんなと築いてきた時間や信頼関係はポンにとって宝です。

この後、てっぺん目指そうぜ!武者修行編ツアーで全国を廻った際の、ライヴハウス千葉LOOKや大阪でのメジャー・デビュー発表時のエピソード、赤坂BLITZ2daysの思い出、追加公演決定などが語られた。

IMG_0021sゆず:ご存知の通り、8月24日にバンドじゃないもん!のニューシングル「夏のOh!バイプス」がでるんですけど、みんなMV見た?
吉田:芸能人水泳大会風の(笑)。
ゆず:あれのパロです。ポンの偽造おっぱい見ましたか?(笑)。
吉田:え、あれ偽造なんですか?
ゆず:そうです、そうです。自分でもめちゃ努力したんですよ。まずお腹へこませるために頑張って、あとはおっぱいが小さくならないように豆腐と納豆ともつ煮とかホルモンをめっちゃ食べまくりました。もも(天照大桃子)と一緒に下北沢で、“沢攻め”って言って「今日ちょっとさ、おっぱい沢攻めしようよ」ってモツ食べてホッピー飲みながら、おっぱいに「おっきくなって」って語りかけて(笑)。撮影の前々日くらいまで行ってました(笑)。
吉田:で、その発売日当日に!
ゆず:そう、川崎クラブチッタでバンドじゃないもん!フリー・ワンマン・ライヴやります!
(場内大拍手)
吉田:これって条件なしで、完全入場無料ライヴですよね。
ゆず:条件なし、誰でもこいや!の日です。まだバンもん!にはまってない新たなモンスター(バンもん!のファンの総称)をぜひ引き連れて来てください。
吉田:で、その日に出るシングルには。
ゆず:4形態で、通常盤、ブルーツインズ盤(七星ぐみ、天照大桃子ユニット)、Chou Chou Cream盤(恋汐りんご、望月みゆユニット)、コットンラビッツ盤(鈴姫みさこ、甘夏ゆずユニット)が出ます。で、今回コットンラビッツでポンは作曲をしました。全部自分でメロディーを考えてコードを乗せて作ったのは初めてかな、バンもん!の中でも。作詞はみさこです。レコーディングの時から二人でチョーこだわってやりました。曲はPUFFY調にしたかったから、大好きな奥田民生さんを意識してちょっとアラビア風なメロディーも加えたりして(笑)。あ、あと曲の中に二人のソロ曲のシンセ・ソロがちょっと紛れ込んでます。

最後にポンズの質問コーナーも

IMG_0087sポンズ1:結婚願望はありますか?
ゆず:(大笑)あははは、ポン? 今はない。でもひとりで死ぬのはイヤだ。妹弟が結婚しないで一緒に住んでくれるんだったら、別に結婚しなくてもいいやって思うけど、そうじゃないんだったら理想は30歳くらいで結婚。あははは、何やねんこの話、アイドルなんですけどポン(笑)。
ポンズ2:アイドルを辞めた時にポンズのことを恋愛対象としてみますか?
ゆず:なになになに、ガチ恋?あーーそこは事務所的に答え辛いところですね(笑)、まぁ前向きに考えておきます。あはははは。そうだ、最後に、豊洲PITまでフォロワー40,000人目指すぞ企画をやってたんですが、いろいろあって達成できなかったんですけど、それに向けて急ピッチで「一人で演奏してみた」動画を作ってて。PITまでには上げられなかったんだけど、いよいよ完成しましたので今夜(8月3日)上げます!
(場内大拍手)
イエィ!是非みなさん前回より絶対上手くなってるので楽しみにしてください、それと超絶拡散お願いします!!今日は来てくれてありがとうございました!

この後サイン会が行われた。

 

 

IDOL and READ 最新刊のご案内

  • IDOL AND READ 007
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  • IDOL AND READ 007

    A5判 / 240ページ / ¥ 1,320

    「集合体」として見られがちなアイドルを、完全に「個」でとらえた、本音と本当が詰まったインタビュー本『IDOL AND READ』の第7弾。

    表紙巻頭は私立恵比寿中学の真山りか。
    エビ中グループ最年長の「中学8年生」真山は、今年ハタチになる。少女から大人になる彼女に、幼少期からこれまでのことを一気に振り返ってもらった。「かわいい」と「大人」をテーマに2wayで撮影した写真からも、その移り変わりが感じられドキッとさせられるはずだ。全32ページで掲載。

    裏表紙は、本誌初の2度目の登場アイドルとなる、ゆるめるモ!のあの。
    前回より長く、前回より深く、これまでのこと、そしてこれからのことを話してくれた。ツインテール協会会長の古谷完が撮影した写真も注目だ。同じく全32ページで掲載。

    さらに、デスボイスを操る魔界人の椎名ぴかりん(モデルの椎名ひかり)、とどまることをしらない勢いのBiSHのモモコグミカンパニー、日本武道館ワンマンを年末に控えるアップアップガールズ(仮)の関根梓から、最近ぐんぐんと人気を伸ばしているまねきケチャの藤川千愛、ぜんぶ君のせいだ。のましろなど、今回も総勢12人のアイドルを完全パーソナルで、ディープなロングインタビューと普段着の撮り下ろし写真で掲載。

    【CONTENTS】
    真山りか 私立恵比寿中学

    あの ゆるめるモ!

    モモコグミカンパニー BiSH

    関根 梓 アップアップガールズ(仮)

    甘夏ゆず バンドじゃないもん!

    玉井杏奈 PASSPO☆

    藤川千愛 まねきケチャ

    ましろ ぜんぶ君のせいだ。

    イヌカイマアヤ POP

    ねう じゅじゅ

    ちーぼう レッツポコポコ、ゆるめるモ!

    椎名ぴかりん

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