禁断のアイドル・マガジン「IDOL AND READ 007」の発刊記念トークイベント第３弾、４弾が７月28日渋谷タワーレコードにて行われた。先ずは第３弾として“魔界人”椎名ぴかりん（椎名ひかり）が登壇。音楽評論家、宗像明将さんの司会でイベントはスタートした。

上海では警備員の腕も噛んだんですけど、チョー喜んでた。byぴかりん

まずはIDOL AND READ 007でも問題になった「ぴかりんファザコン疑惑」から。
椎名ぴかりん：ファザコンだと思ったこと一度もないんですよ。マザコンだと思ったことはあるんですけど。ファザコンって言われたの人生初めてで。
宗像：だってファザコンじゃないですか。
ぴかりん：：逆のイメージ、パパが嫌いなのかなってイメージを与えるかなって思ってたんですけど…。たしかにセカンドハウスで一人暮らしを始めてて、たまにパパとか、ママとか来るからお風呂にはボディウオッシャーとか掛けてあるんです。で、たまにパパので洗ったりするんですよ、ちょっと楽しくなる感じ、興奮します。ママのだとそんなに興奮しないんですけど。
宗像：ちょ、ちょっと、スタート４分でこのノリですか（笑）。前からお父さんから“愛のムチ”を受けるって話をされていて、インタビューでいろいろ伺ったんですが、それってガチなDVじゃないですか。
ぴかりん：ちょっとね…、でも暴力も愛だって考えるようになってしまった（笑）。で、殴った翌日は絶対ひかりが欲しがっていたゲームとか買ってきてくれるの。
宗像：いや、それはパターンのひとつなんですよ。
ぴかりん：クソ殴られた次の日は、絶対欲しかったものを買ってくれるの！
宗像：それ、DVの典型的なパターンってウィキペディアにも書いてある（笑）。
（場内から「ヤバい、ヤバい」の声多数）
ぴかりん：顔しか殴らないから、そこも愛だと思うんです。見えないとこ殴っても意味がないって、それはただ痛いだけで可哀想だからって言うんですよ。ひかり的には逆な方がいいんですけど…。
宗像：そういうお父さんと自分は似てるって思うとこあります？人格形成の中で暴力も愛だと思うようになって、ファンの人にも“噛み対応（ぴかりんがファンの腕などを歯形がつくくらい噛むこと）”として…。
ぴかりん：あー！それはある。でも、噛もうとして拒否されるとちょっと悲しいですね。そこまでひかりのこと好きだじゃないんだよなぁ…って。
宗像：みなさん、試されてますよ。噛むというぴかりんさんの愛情を受け止められるかどうか。
ぴかりん：嫌がってる人でも、“ひかりなら我慢しよう“って人はありがたいなと思いますよ。
宗像：本当は噛む以上のこともしたいんですか？
ぴかりん：あー！それは二人っきりになったらしたい、いろいろ試してみたいって思いますね。でもその代わり、ひかりも“君からされるものは全て受け入れる”覚悟はあります。
宗像：ファンの方が、私もぴかりんさんを噛みたいって言ってきたらどうするんですか？
ぴかりん：あー、ファンの方だとちょっとアレかな…、その上に来たら全部いいと思う。
宗像：その上って？
ぴかりん：女の子とかでも、つきあったりとか、親戚とか。
宗像：親戚とかって結構狙い目ですね。

この後、配信が開始されている「ポケモンGO」の話題に。ぴかりんは配信数日前に鳥取砂丘に行って砂を食べたとツイッターに書いた。

宗像：ツイッターを見ると、何故ぴかりんが鳥取砂丘に行ったのか不明なのと、「雪の方が砂よりも美味しい」って書いてあるのが…。雪と砂を食べ比べる人ってそんなにいませんからね。
ぴかりん：雪はけっこう食べるんです。雪が降る日は少ないし。だからかき氷的に食べたくなっちゃう。雪は普通に美味しいんですよ、食べた動画もアップしてます。砂を食べたときもアップしようかなって思ったんですけど…、砂は熱いのと味がジャリなんですよね。
宗像：砂利だからねぇ～。
ぴかりん：動画載せるとマネする人が出るから。
宗像：でもファンの人がそれを見て、私も食べるって動画をアップしたら…。
ぴかりん：うれしい、うれしい、チョーうれしい。でもひかりがアップしてからにして欲しい、ファンが勝手に暴走して食われても…、あくまでもひかりがやってたからっていう愛ゆえの行為であって欲しいんですよ。

さらにぴかりんが求めるファンとの関係の話題になり、宗像さんは「ぴかりんさんは、ファンの人が自分の気持ちを受け止めてくれないとすごく傷つくという所はすごく特徴的ですよね。それを男女を問わずに求める人って逆に珍しいと思うんですよ」と語った。続いてぴかりんが先日行った中国、上海での話題に。

ぴかりん：最近上海に行ってきたんですよ。で、驚いたのは警備員さんが優しい（笑）。ライヴで土下座ロードって、魔界人（ぴかりんファンのこと）が土下座してくれて、その上をぴかりん様が歩くという行為をしてるんですけど、そのときに土下座ロードの一番最初のスタートラインに上海の警備員さんがなってくれたんですよ。
宗像：警備員さんに、“土下座”って言ったんですか？
ぴかりん：こうやって（しゃがむように手で仕草）座れよって。
宗像：座れって言われたと思って座ったら、背中に演者が乗ってきた（笑）。
ぴかりん：そういう感じかな。でも喜んでましたよ。すごいマゾなのか、上海の人は優しいのかなと思いました。
宗像：なんかJ-POPカルチャーってこういうもんだって勘違いされたかもしれないですね。
ぴかりん：えええ～～（笑）。日本でもやってみたいなって思いましたけど、言葉が通じるからこそ恐いものがあるんだなって。言葉が通じないと恐くなかったりして。
宗像：ドゲザって響きがね。
ぴかりん：で、上海には土下座っていう行為がないらしくて。正座と一緒らしいんです。
宗像：じゃ、上海では土下座を布教して広めなくてはいけない。
ぴかりん：だからみんな頑張って正座はしてくれてたんですけど、頭を低くしてくれないから歩く側のぴかりん様としてはスゲー斜めなんですよ。だから頭を無理矢理下げさせて歩いてたんですけど、ガタガタでしたね、道が険しかった。土下座と正座の違いがわかってないんじゃないですか。そういったことも含めこれから魔界発信でできるものはどんどん発信していきたいと思います。ちなみに警備員の腕も噛んだんですけど、チョー喜んでた。
宗像：ホントに喜んでた？
ぴかりん：喜んでた、ずっと観にきてたから。警備しろよって（笑）
宗像：その警備員さん、単なるぴかりんのヲタになったんじゃない、大丈夫ですかね。
ぴかりん：ありがたかったね。警備員は10人くらいいたんだけど、土下座ロードが始まる前に、警備員がいる所に走って行って５人くらいに「君来て」って手で合図して呼んで、「土下座して欲しいんだよね」ってこれやってくれないって土下座の仕草をしたの。そうしたらご飯食べてた一人がドMっぽい警備員に「お前行けよ」って言ってたから、「こいつは行けそう」と思って、その手を引っぱって土下座ロードに持ってったの。
宗像：…これがさ、すべて言語の通じない世界でやってると思うとスゴいですね。
ぴかりん：そーなんですよ、言語通じなくても通じてくれてた。
宗像：ぴかりんって、“こいつはドMだ”とかって見ればわかるんですか？
ぴかりん：いや、なんか、えへへへって顔してたから。
宗像：10人警備員がいて、内１人がぴかりんのヲタになるってことは地球レベルで考えると、60億人くらいると理論上は６億人くらいはぴかりんのヲタになる。
ぴかりん：そんなに！ありがたき！理論上はそうなのか！今はどうなんですか？
宗像：地球上でぴかりんのヲタの人の数？ちょっと待ってこれはどういう理論なんだ？
ぴかりん：６億人になるのは理論上でいつなんですか？
宗像：理論上は、噛んで踏めばいいだけなんで。
ぴかりん：そうすればみんなそうなる。
宗像：なる。10人に１人はなる。
ぴかりん：とにかく無差別に噛んで踏むを繰り返せば、10人に１人はなるってことですか？
宗像：なりますね。
ぴかりん：OKです、わかりました。ライヴ中は無差別にやってるんですけど、特典会では「噛んでください」って人しか噛んでないんです。無差別だと血を出してしまう確率が高いので。
宗像：あはははは。
ぴかりん：特典会では噛まれ慣れてなくて「優しく噛んで下さい」って人もいるので、優しく噛んでるんですけど、そのうちこの優しい心はなくなると思います。
宗像：魔界率が上がっていくんですね。血を出すのも。
ぴかりん：血を出すのは優しさじゃない、ひかりのエゴ。手加減するのは優しさ。常連の魔界人で、ガチ恋系の人とかでも、見た目が幼い人は優しく噛んであげてるんですよ。
宗像：男の子だったら手加減しなくてもいいんじゃないですか。
ぴかりん：だよね。
宗像：骨が出るくらいまで噛むみたいな。
ぴかりん：骨はまだ見たことないけど。
宗像：見たいですか？
ぴかりん：う～～ん、見たい、見たいね。女の子だったらわりとすぐに辿り着けそうだなって。
宗像：無茶苦茶現実的じゃないですか。
ぴかりん：わりと辿り着けそう。
宗像：今後どのくらいの方がそういうとこまで名乗り出てくるか。
ぴかりん：名乗り出なくてもやりますけど（笑）。

この後、ぴかりんからライブの告知があり、ぴかりんの「ありがたき！」の言葉でイベントは終了、サイン会が行われた。