ビル・エヴァンス、キース・ジャレットと並ぶ人気ジャズ・ピアニストでありながら、その生涯は謎と伝説の多い“バップの高僧”＝セロニアス・モンク。 彼が歩んだ波瀾万丈の人生を、UCLA米国史教授である著者が14年の歳月を費やしてその足跡を追い、真実に迫ったバイオグラフィー本の決定版。

チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、バド・パウエルらとともに過ごした日々……セロニアス・モンクの人生は、まさにモダン・ジャズの歴史そのものである。

“ジャズ誕生100年”にして、“モンク生誕100年”となる2017年に日本語版が、ついに刊行！

【CONTENTS】
序章
第1章 ノースカロライナ
第2章 ニューヨーク 1922-1928
第3章 サンファンヒル 1928-1934
第4章 伝道師との旅 1934-1937
第5章 ルビー・マイ・ディア 1937-1940
第6章 ミントンズ・プレイハウス 1941
第7章 ハーレムから52丁目へ 1941-1943
第8章 ラウンド・ミッドナイト 1943-1945
第9章 ビバップ 1945-1947
第10章 ブルーノート 1947/09-1948/08
第11章 キャバレーカード 1948/08-1951/08
第12章 何もない年月 1951/08-1953
第13章 自由フランス 1954/06
第14章 プレスティッジ 1954/07-1955/05
第15章 リバーサイド 1955/06-1955/12
第16章 コロンビーとニカ 1955/12-1956/12
第17章 クレパスキュール・ウィズ・ネリー 1957/01-1957/04
第18章 ファイブ・スポット 1957/05–1957/12
第19章 真夏の夜のジャズ 1958
第20章 タウンホール 1959/01-1959/10
第21章 アヴァンギャルド 1959/11-1961/02
第22章 再びヨーロッパへ 1961/02- 05
第23章 スターへの道 1961/05-1962/10
第24章 コロムビア 1962/11-1963/09
第25章 タイム誌と名声 1963/09-1964/08
第26章 パウエルと友情 1964/08-1967/01
第27章 アンダーグラウンド 1967-1969
第28章 ジャイアンツ・オブ・ジャズ 1970-1971
第29章 ウィーホーケン 1972-1982
終章