□ やおや

昔懐かしの八百屋さんは、商品が置いてある台が斜めになっていて、買い物客が見やすい状態になっていました。そこから転じて、カメラが撮りやすいように、物を手前に傾けることを「やおや」、もしくは「八百屋にする」と言います。食レポなどで、「これ見てください!」と言いながらカメラに食べ物を向ける、あの動きのことです。

□ ユニゾン

日本語に訳すと「斉唱」。ユニゾンとは「二人以上で全く同じ演奏をする」こと。オクターブが違っていても同じ演奏をしていればユニゾンです。カラオケで盛り上がってみんなで一緒にワーって歌っているのはユニゾンしてるってこと。ハモリの逆みたいな感じですかね。

□ 揺らし系

「モジュレーション系」や「揺れもの」とも言われていて、字のごとく「音を揺らす」効果を得ることができます。よくギターがホワワワワ~ンといった感じに、輪郭がハッキリしていない柔らかい音が出ているときってありませんか? あれは揺らし系のエフェクターを使って、ギターの音を上下左右に揺らしているからなんです。耳をこらしてヘッドフォンなどで聴くと分かりやすいですよ。「コーラス」や「フランジャー」などが有名です。

□ 4つ打ち

バスドラム(ドラムセットの一番下にある、足でベタルを踏んで鳴らす太鼓。よくメーカー名とかバンドロゴとかが書いてある)を、1小節で4分音符を4回打つリズムのこと。文字で表わすと「ドン、ドン、ドン、ドン」。元々はダンスミュージックで定番のリズムだったのですが、最近はロックでも多用されていて、4つ打ちが使われている曲を「ダンスロック」と言ったりもします。4つ打ちのリズムは、心臓の鼓動とシンクロしやすいことから、高揚感を得やすいという説も。

□ 寄り

たとえば、Aさんを撮影するとしましょう。Aさんにカメラを近づけて(もしくはレンズのズーム機能を使って)撮影することを「寄り」と言います。いわゆる「アップ」ってやつですね。人物の場合だったら顔のアップだったり、もしくは胸から上(バストアップ)ぐらいまでの範囲で撮るのが「寄り」です。

□ よれる

テンポがはしったり、もたったりして一定の状態ではなく、ふらふらしていること。基本はリズムキープ! 例)「今日はやけによれるなぁ」。