さざなみ健児 メモラビリア


1960年代、アメリカン・ポップスをリアル・タイムで日本語化し、カヴァー・ポップス黄金時代を築いた、日本語ポップスの先駆的クリエイター故・漣健児(さざなみけんじ)。ビジネスマン「草野昌一」としても日本の著作権ビジネスの礎に大きく貢献してきました。そんな彼の功績を称えるものや、思い出のアイテムをご紹介していく「漣健児メモラビリア」。

3)漣健児が訳詞の際に実際に使用したトイピアノ

これは、漣健児が訳詞を作る際に譜割りに使用していたトイピアノ。かなり使い込まれている感があり、白鍵の部分の色が落ちてしまっていたり、「ど」などの文字が書きこまれている部分もある。実はとてもコンパクトなサイズ。このコンパクトなピアノから、数々の名訳詞が生まれたかと思うと、感慨深いものがある。
彼の訳詞楽曲を聴きながら、漣健児がどのようなアイディアを浮かばせてこのピアノを使い、またこのピアノからどんなアイディアが浮かび創作活動を行ったのかを想像するのも良いかもしれない。