awesome vol.20：菅田将暉 インタビュー

awesome Vol.20：菅田将暉 インタビュー

　日本一の名門・海帝高校で繰り広げられる命がけの生徒会長選挙戦を描いた映画『帝一の國』。新学期、「総理大臣になって自分の国を作る」という大きな野心を持って主席入学を果たした1年生・赤場帝一が、トップ＝生徒会長を目指して動き出した。
主演は、古屋兎丸による原作マンガの大ファンであったという菅田将暉。「帝一を演じるのは自分しかいない」と熱烈アピールで主役の座を射止めた彼と帝一は、どこか似ているような気もする。
インタビューでは作品への熱い想いに始まり、こだわりの役作り、撮影エピソードや共演者との爆笑話などをたっぷりと聞かせてくれた。
役者としての成長、そして座長としての器を感じ取れる濃密なトークをお楽しみいただきたい。

ーー　この作品を読んでいた頃から、菅田くんは「これは自分のためにある本なんじゃないか」と思っていたとコメントされていましたね。作品のどういうところに惹かれたのでしょうか？

「帝一の生き様も含まれるんですけど、彼は常に汗をかいて何事も本気で取り組んでいるんです。すごく純粋に生徒会長を目指す中で、邪魔になる一人ひとりと戦っているだけなんですけど。本人としては当たり前のように本気でやっていることが、引いて見るとすごくエンターテインメントになっているという。そこが僕のやりたいことでもあるのかな、と思ったのと、あとは帝一の髪型の圧倒的七三（分け）という部分ですね」

ーー　七三ですか（笑）

「僕が一番、七三を愛していると思っているので」

ーー　どういった部分がお好きなんですか？

「あのピタッとした感じが好き。あの髪形には逃げ道がないんですよ。顔を全部見せるし、頭の形も見えるし、潔くて律してる感じが好きです。丸刈りも潔いんですけど、丸刈りまでいくとそれだけで自然と律してるのでね（笑）。……というところとか、単純にビジュアルもそうだしファッションセンスも、どこか他人とは思えないなと思っていて。帝一の普段着がただ着たいだけと言っても過言じゃないです（笑）。もしも他の人が実写化で帝一を演じることになって、フレアの花柄のスーツとか着られてしまったら悔しいと思います。絶対に僕が一番、帝一のことが好きだって思っているので」

ーー　なるほど。帝一に、菅田くん自身が重なるなと思う部分があったりしますか？

「少なからずシンパシーを感じます。僕の家も、めちゃくちゃ裕福なワケではないけど、お金に困るようなことはない、いわゆるあったかい家庭ではあったので。帝一もそうで、彼は家柄もいいし。だから帝一は、本来そんなに頑張らなくてもいいはずなんです。政治家一家ですから、それなりにやっていけばそれなりに楽しく暮らせるはずなのに、より上を目指す感じが〝僕もこうありたいな〟って思わせる。というのはどこかにあると思います」

・・・続きは、発売中のawesome! Vol.20をご覧ください！
 

　映画『帝一の國』［4月29（土）全国東宝系にて公開］主演の菅田将暉さんが表紙に登場!
自ら役を熱望したという作品へ懸ける想いを聞いたロングインタビュー、作品の世界観をイメージした最新撮り下ろしグラビア満載で掲載!
さらに、映画キャストの志尊 淳さんや萩原利久さん、主題歌を担当するクリープハイプの最新グラビア&ロングインタビュー、完成披露試写会レポートも含めた、映画『帝一の國』巻頭56ページ総力特集をお届け致します!